ブレンボキャリパー 下準備

brembo27こちらもお待たせしております。新品だったブレンボのキャリパーは既存の塗膜は全て剥離されてあとはもう塗るだけの状態にまでなっております。御安心下さい。

何度か紹介していますが、ブレーキキャリパーの塗装の場合はここまでの作業は、以前間借りしていた川崎の工場に居るブレーキ専門の方に御願いしています。世の中の塗装屋さんの殆どは「塗るのは良いけど下地はちょっと・・・」と考えているのではと思いますが(まさに私がそうです。笑)、これなら安心と言う訳なのです。

これとは別件で二輪車用のブレンボキャリパーも承っておりまして、そちらも既に戻って来ていますのでこれらは並行して作業進行させる予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

(ちなみに御指定のゴールドはレシピが残っていましたので再現可能です。御安心下さい)。

ブレンボブレーキキャリパー塗装承ってます

brembo24すっかり紹介が遅れまして失礼しました。またこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

こちらはフェラーリ用?のブレンボF50キャリパーで、現状は黒の新品状態ですが、これを「R34・GT-R純正ブレンボのゴールド(もしくは近似色)に、赤でロゴ入れ塗装」でご依頼承っております。製品自体はブレーキ屋さんからよくご依頼頂いているメジャーなタイプですね。

brembo25新品ですので当然塗膜も傷ひとつ無いのですが、ブレーキ屋さん曰く「新品の塗膜はクリアーが剥がれちゃうからそのまま塗っても駄目なんだよ」との事で、ちょっと勿体無いですがこれも一旦全部剥離してからの塗り直しとなります。

そのブレーキ屋さんは以前私が間借りをしていた川崎の自動車板金塗装工場に同じく間借りしていて、今も下地作業は全部御願いしています。以前の画像があったのでちょっと紹介させて頂きますね。

brembo26どういうルートで手に入れているのかは詳しく知りませんが、海外に行って暫くするとこんな感じに沢山のキャリパーが宅急便で届きます。

ちなみに当サイトに海外からのアクセスが増えたなと思ったらこの画像がリンクされていました。英語はよく判りませんが、「市場に無いと思ったらこんな所にあったヨ!」みたいな事を言われていたんでしょうね。全くの濡れ衣なのですが(苦笑)。

brembo8 ご依頼頂いた色のイメージとしてはこんな感じです。

brembo23 写り方の違いでどちらも同じ色だと思います。まさにゴールドといった感じでしょうか。

キャリパーは既にブレーキ屋さんに送ってあるので近日中にはサンドブラストで旧塗膜を剥離し、脱脂洗浄~マスキングまで終わらせて戻ってくると思います。私は塗るだけで済むので、キャリパーは比較的短期間で作業&完成出来る傾向にあります。

普段行っている塗装もこうやって分業出来れば作業も楽で納期も短期間で出来るようになると思うのですが、私の性格上これが難しいと思います。人を雇ったり、同じ仲間内で、みたいな感じだと言いたい事が中々言えなく結局自分の手間が増えてしまいますが、仕事として依頼する分にはビジネスライクに文句も言えるのでこの方が性にあっていると思います。お陰で距離は少し離れましたがいつも御願いしているブレーキ屋さんには今も安心して御願い出来ていますので。まあ恐らくは「高畑君いちいちうるさいからなぁ」と言われていると思いますが(苦笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

ブレンボキャリパーの塗装

brembo2 こちらはいつもご贔屓頂いている業者様からのご依頼で、普段はこういった業者間でのご依頼は紹介することは無いのですが、今回のアンリミッテッドワークスさんは全然問題無いとの事ですので今回は一応画像撮っておきました。既に納品済みですので一連の流れを紹介しますね。

brembo3 多分元の色は「赤」だったと思うのですが・・・どこにもそんな痕跡はありません。

ちなみに画像ではクリアー層が浮いて剥がれてきていています。これは所謂「層間剥離」で、ブレンボのキャリパーでは良く見られる光景です。

ちなみに当店でキャリパーに塗っている塗装は耐熱塗料でも焼き付け塗料でも無く普通の2液ウレタン塗料です。よくそれを言って「大丈夫なんですか?!」と心配されますが、恐らく焼き付け塗装だった物が上の画像のようになる訳ですからそこに意味があるとは思えません。

ここで紹介はしていませんが、私と同じような事業形態としてTACさんに間借りして営業しているブレーキ専門の方が居まして、その方からは月に何セットもブレーキキャリパーの塗装はご依頼頂いています。多い時には一ヶ月に20個くらい塗る時もありますが、未だ剥がれたとか何かしらのトラブルも聞いた事はありません。普通の塗料で塗って問題が起きるのは多分違う所に問題があると思っています。例えば旧塗膜に問題があってそれを剥がさずに残したままだったとか、アルマイト処理された表面にそのまま塗装してしまったとか・・・でしょうか。まあ新品で塗膜削り落とすっていうのもちょっと勿体無い気もしますけどね。逆にいつもご依頼頂いているブレーキ屋さんは新品でも全部下のような状態にしてしまいます。

brembo4 こんな感じで劣化した塗膜はサンドブラストで全て剥離されました。

ブレーキ屋さん曰く、「サーキットでタイムアタックするような走り方をするならどんな塗装でも無理だよ。だからAPとかブレンボレーシングのキャリパーは塗装じゃ無くてアルマイトでしょ?」、との事です。さらに業界のマズイ裏話が続くのですが、あまり公にする事でも無いのでとりあえずはこの辺で・・・。

brembo5 実はこちらは以前同じ色でヘッドカバーを塗られたオーナー様の物で、この色が大層気に入られたようなので今回キャリパーもお揃いにされたようです。bremboのロゴはシールでは無く白の塗装で入れてます。

brembo6下地としてはサフェーサーは入れずプライマーのみですのでアルミ素地の梨地(ザラザラした肌)の影響は残っていて、例えばクリアーの二度塗りでさらに艶々に出来ますが、キャリパーならこれで十分かと思います。

ここで紹介している以外にも業者さんからのご依頼品は結構多く、現在もS20のヘッドカバー(ハコスカのです)を艶々の黒にするとか、ポルシェの同じくブレンボのキャリパーを赤く塗り直すとか、整形美容機器の外装パーツだとか結構色々な方面からご依頼を頂いていまして、ここの更新が遅れていたら大抵はそっちの仕事に追われているような状況ですかね・・・。

ブレンボキャリパーの色 作成

bremboキャリパーの色作成

 

今年初のキャリパー塗装はオーダーカラーなので選んで頂いた色見本に沿って色を作成します。ゴールドではありますがそんなにゴールドゴールドしていなちょっとくすんだ感じのゴールドに、と言ったご要望となっています(何を言っているんだか解かりませんかね。苦笑)。

こういった感じで、色を説明する時の会話はちょっと普通とは変わっていたりします。特に塗装屋同士の会話だと例えばこのゴールドを見ながらの場合、「ちょっと赤いよね。もう少し青くなればいいんじゃない?ミドリで殺せないかな」なんて感じに、傍から聞くとちょっと物騒な会話にも聞こえますよね(笑)。色を言葉で表現するのはちょっとややこしいのです。

bremboキャリパー

キャリパーの塗装は今までの施工例からすると4個で6万円~8万円くらいになっていますが、実際にはその殆どは「下地処理」の費用に当てられます。塗る事自体はそんなに手間ではなく「塗るまで」の作業が凄く大変なんですよね。分解→洗浄→旧塗膜の剥離→洗浄→マスキングといった作業ですが、特にこの「剥離作業」は非常に大変です。

なので多くの塗装屋さんはこういったキャリパー塗装を余り好まないのですが(私も敬遠していました)、当店の場合はここまでの作業は全部ブレーキ屋さんにお願いしてしまっているので比較的作業は楽なのです。故に利益はそんなに無いのですが(苦笑)、餅は餅屋と言うことで専門的な作業はそれを得意にしている人間(または会社)に任せてしまった方が手っ取り早いですし間違いも無かったりしますので。ちなみにブレンボのキャリパーは新品を塗る場合でも既存の塗膜は剥がしてしまっていたりします。使っているうちにボロボロになってしまうらしいのです。多分今回のキャリパーも二個は新品だと思いましたが・・・(依頼主はブレーキ屋さんなので最初の状態は良く知りません)。

ちなみにこの4個のキャリパーは一台の車に装着される物で、通常リヤ用は4ポッドキャリパーになるらしいのですが、今回の組み合わせは全て6ポッドキャリパーが装着されるようです。詳しい方ならお気づきだと思いますが、このキャリパーは買おうと思って買えるような部品では無いようですね。私はこれに関して詳しくは無いので解かりませんが、わざわざ海を渡ってここまで来るのにも結構な時間を要したようです。私には単なるアルミの塊にしか見えませんが、この4個だけで新車が一台買えるくらいの額みたいですから(恐)、物の価値とは解からない物なんですよね・・・。