こちらもお待たせしました!ご依頼内容としては「全面を赤に」との事でして、いつものレッドキャンディー仕様ともスモーク塗装ともちょっと内容は違ってきます。中々難易度は高くハイプレッシャーな作業なので出来れば避けたい仕事ではありますかね(笑)。
基本的にはクリアー部分を赤くすれば良いのですが、それを「違和感無く」とするのが結構難しいと言うか本当に出来るのか怖い所でもあります。作業する側としてもそんなに大きなリスクは負いたく無いというのが本音な所ですが、当店のように小物だけを対称としている場合はそんな事も言ってられませんので(苦笑)色々とやらなければならないのです。まあそのお陰で色々な事が出来るようになっていく訳ですからこれはむしろ有り難い事なのだと思います。
全体を脱脂したら赤い部分を養生紙でマスキングします。ただし部分的に「塗りながら捲れる」ように工夫したマスキングにしておきます。
こんな感じで塗っている最中に濃度のチェックを行います。足付けした表面は白っぽく見えるのでシリコンオフを垂らして艶をだして塗った部分と見比べ易い様にしています。
塗った感じが良ければレンズに貼ったマスキングを全て剥がし、再度プラスチックプライマーを塗布したら全体にレッドキャンディーを2コート程度行います。これは濃度では無く「色相」を合わせる為ですね。当初はこれを行っていなかったのですがイメージトレーニングを何度かしているとこの方がより違和感無く仕上がったので(想像上で)これを採用しました。
無事違和感無く全面レッドになったと思います。恐らく誰が見てもこの部分が元々クリアーだったとは判らない程度まで出来たと思います。
それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!