アテンザバンパーグリル 梨地の下塗りのその後

atenza36先日下塗りを終えているマツダアテンザのバンパーグリルです。大きいフロントグリルの下にある部品ですね。

元々は未塗装品で、表面は若干ですがザラザラした細かい梨地でした。それをそのまま塗ると上のように中途半ぱに艶が引けたような仕上がりになります。実際は艶消しや半艶と言う仕上げでは無く、艶がある筈なのに表面のザラザラに影響されて変な艶具合に見えるのです。

一応比較の為に「塗装直後」の画像も紹介させて頂きますね。

atenza34塗り終わった直後はこんな感じで艶々でしたが、素地が悪ければそのまま仕上がりに影響されてしまうのです。

ちなみに本来であればこういった梨地は「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑にする必要があるのですが、こういった形状の部品ではエアーツールが使えないので全て手作業での研磨となります。グリルとこのロアグリル二点だけで一日終わってしまいますから相当の費用になってしまうんですよ・・・。

が、今回の梨地は比較的浅く細かい目だったので、サフェーサーの代わりに上塗りを二回行う「二度塗り」の方法で対応しています。これなら研ぎの作業は行いませんからね(上塗り塗料は切削性が悪いので気楽には研げません)。

ただ塗膜を塗り重ねる事によって細かいディテールが損なわれてしまうのでどうしてもシャープ感は損なわれてしまいます。何でもこれで済ませられるという事では無く(特に内装部品のようか細かい造りの製品)、しかも梨地が粗い目であれば逆に肌がデロデロになるだけでさらに悪化させてしまいますから、この辺はよく考えて使う必要があります。楽だけをしようとすると大抵は悪い結果しか得られませんからね。

それでは作業進行しましたまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

レンズ系塗装 下準備

toyota8619今週はあと一回、レンズ系の本塗りを予定していますので諸々の準備をしています。こちらは先日マスキングまで終わらせておいたトヨタ86の純正テールランプです。

本日は天気が良かったのでベランダにて作業しました。レンズを研ぐのは空研ぎなので結構粉が出るので室内での作業は控えたいのです。

z341 そしてかなり前から御預かりしているZ34のテールランプです。こちらのテールランプは普通に塗るとちょっとしたトラブルが生じますが、このテールランプは既にそれの対応が済んでいます。ただそれだけにどうしても時間は掛かるんですよね。いよいよです。

voxそしてちゃんと紹介はしていませんが(いきなり届いた物もありますので・・・)小物のレンズ関係も今回一緒に塗装予定です。一番左はVOXなるスクーターのテールランプで、こちらは「薄めのスモーク」で承っております。丸いレンズは先日ボディの本塗りを済ませた自転車用ライトのレンズでこちらは「レッドキャンディー+おまけスモーク」、四角いサイドマーカーはHELLAのレンズでこちらは「濃い目のスモーク」、一番右は先日完成したTRX850のテールランプで「極薄目と薄めの中間」で承っております。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

これとさらにヴェルファイアのテールランプ一式が本日届きまして、現在はオーナー様に最終確認をして問題無ければ一緒に本塗りを行う予定です。

トヨタ800のステアリングも来週辺りから作業着手する予定です。お待たせして申し訳御座いませんがどうぞもう少々お待ち下さいませ!