スバル樹脂製インマニ結晶塗装 完成

subaru17 こちらもお待たせしました!スバルBRZ(とTOYOTA86)の樹脂製インテークマニホールド、結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

brz元々は未塗装のプラスチック素地状態で、そのまま塗ると以前紹介したようなロータスのヘッドカバーみたいになってしまいますので、素地調整として全体をサンドブラスト処理してからの塗装としています。

subaru18 今回の赤は「血のような赤」で、先ほど紹介したイタリアンレッドよりも少し赤味(青味)が濃くなっています。

subaru19 ちなみに結晶塗装はメラミン系の熱硬化型樹脂塗料で、硬化させるのに140℃程度の熱を掛ける必要がありますから、プラスチック全てにこれを塗れると言う訳ではありません。樹脂製のインマニやヘッドカバーはある程度耐熱性があるように作られているので対応出来ているだけで、基本的にはプラスチックパーツには適用出来ませんのでご注意下さいませ。

subaru20 裏側に貼ってあるアルミシートは両面テープでは無くブチルゴムで付いているので、敢えて剥がさず(恐らく大変な事に・・・)マスキングで対応しています。

subaru21塗り難い箇所はスプレーパターンを小さくしてエアー圧を落とし、一枡一枡丁寧に塗っています。サンドブラストを掛ける事によって角までしっかり足付け処理が出来ていますので、塗装と余り相性のよくないPA(ポリアミド)でも簡単には剥がれないと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

S15シルビアヘッドカバー結晶塗装 完成

silvia18 こちらもお待たせしました!S15シルビアのヘッドカバーも青の結晶塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

silvia7元々は半艶っぽい黒で、この型のヘッドカバーは裏のバッフルプレートにプラスチックの部品が着いているので溶剤浸け置きはせず、サンドブラストで旧塗膜の剥離を行っています。塗膜自体はしっかりしているので、状態が良ければ塗装は剥がさずにそのまま上から塗っても大丈夫かも知れません(ただし後に剥がれてしまったらその上に塗った結晶塗装も一緒に剥がれてしまいますが・・・)。

silvia19 今回の色は明る目の青となっています。ホースパイプはプライマーを塗った後に艶消し黒に塗っています。

silvia20 凸文字は研磨して光らせた後にウレタンクリアーを筆で塗ってあります。

silvia22結晶目を近くで見るとこんな感じです。ボディーシューツのようなザラザラとは違うのが判ると思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装 完成

road125 大変お待たせしました!NDロードスターのヘッドカバー、青の結晶塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

road75元々は新品で、ただ少々油っぽい感じがしたので最初にアルカリ洗浄液に浸け置きし、その後はいつも通りリン酸処理を行いましたが、どうも表面に何かしらのコーティングが施されているらしく、一度シンナーで洗い流してからもう一度リン酸処理を行っています。

road126 こちらのヘッドカバーは一部に圧入されたオイルシール(ゴムパッキン)があって、そちらは当店では外せませんのでマスキングでの対応となっております。新品であればそのままで大丈夫ですが、中古品の場合は交換が望ましいと思いますので、予めディーラーなどで取り外しておいて頂ければと思います。ちなみに通常のオイルシールとは違うので当店では取り外す事も取り付ける事も出来ません。

road127 今回の青はスタンダードな青で、以前ビートのヘッドカバーなどにも採用している色です。

road128遠目で見るとザラザラとした艶消しに見えますが、実際は結構艶があって表面はスベスベしているので、タオルで拭いたりしても繊維が引っかかったりはしません。メンテナンスとしては、濡らしたタオルで普通に拭き取って頂ければ砂埃などは簡単に落とせます。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ヘッドカバー凸部研磨

road122 先週本塗りを行ったヘッドカバーの凸部を研磨しています。今回この作業を行うのは5個中の2個のみなので助かりました。これが意外と大変な作業なのでして・・・。

road123 凸文字部分は単に削るだけでは無く、大抵は表面が腐食で侵食されているのでそれが消えるまでの層まで削り込みます。今回のロードスターのヘッドカバーも削る面積自体は少ないのですが腐食があったので最初はダブルアクションサンダー#120である程度削ってからの手研ぎとしています。

silvia16 同じくS15シルビアーの凸文字も削ります。

silvia17最初は#120から始めて、#180→#240→#320→#400までを通常の空研ぎペーパーで行い、その後布状の研磨副資材で#320→#800と仕上げます。

road124ガムテープを剥がし、よくエアーブローして清掃したら最後に2液ウレタンクリアーを筆で塗って表面の酸化を防ぎます。プライマーでは無いので恒久的な物ではありませんがやらないよりは全然マシで、またこちらは無料で承っておりますので是非ご利用下さいませ(純正に拘る場合は何もしない方が良いかもです。例えばディーラー系からのご依頼でのフェラーリヘッドカバーなどは通常行いません)。

それでは完成次第また改めて紹介しますね。その他の結晶塗装品もどうぞもう少々お待ちくださいませ!

イヤホンカバー 本塗り

ear3 大変お待たせしておりましたイヤフォンカバーは本日本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。改めて途中工程から紹介させて頂きますね。

ロゴの「「W」についてはオーナー様自ら作成してデータを入稿して頂きまして、それを見本のロゴのサイズに合わせました。まずは幅が5.4ミリを基本とし、そこから±0.2で5種類作製します。この辺のサイズになるとノギスで測ってもよく判らないので、実際にプリントしてそこから近い物を選ぶようにしています。

ear4で、 結局一番近かったのが幅5.4ミリのサイズそのままで、それを元にしてマスキングシートを作製しました。

ear5 塗装するのはゴールドカラーの方で、下地処理は足付け処理だけですが、パーティングラインがあったのでそれを削って平らにしています。

ear6 まずはベースカラーのスバルWRブルー(カラーコード:02C)を塗布します。

ear7 ベースコートが十分に乾いてテープフリーになったら用意しておいたマスキングシートを貼り付けます。作業する前から位置合わせが非常に難しいと考えていましたので、こんな風に一緒に並べて確認出来るようにしています。

ear8 それぞれ左右の位置も確認しておきます。

ear9 位置合わせの為に余白が少ないのでこの辺のマスキングが少々シビアになりました。

ear10 シルバーは明るめの物をといったご希望でしたので、以前も紹介したMIX818を採用しています。金属感のあるシルバーですね。

ear11 そして最後に半艶クリアーを塗って本塗り完了です。サイズは小さいですが非常に神経を使いました。

ear12塗り終わったのが結構遅かったので本日は熱を入れておらず、週明けに強制乾燥を行う予定です。完成は来週末くらいを予定しております。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!