NAロードスターヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

road111 こちらもお待たせしました!NAロードスターのヘッドカバーも本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。各作業工程から紹介致しますね。

road112まずは全体的に軽めのサンドブラスト処理を行います。ホースパイプは塗る予定なのでマスキングの必要はありません。

road116 リン酸処理を行い、よく洗浄したらマスキングをして本塗り開始です。

road117ちなみにこの時点でプラグホールもマスキングしていますが、この後そこにもプライマーを塗布し、黒で塗装した後にまだマスキングをし直しています。

road120結晶塗装の黒を塗り、熱を掛けて焼き付けたら本塗り完了です。いつも使っている2液の塗料とは違い熱で硬化するタイプなので塗料としては1液タイプですが、熱を入れなければいつまでも固まらないので「60℃くらいで長めに熱を掛ければ・・・」と言う訳にはいきません。

road121こちらも後日凸部を研磨して光らせ、最後にクリアーを筆で塗って完成となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スバル樹脂製インマニ 結晶塗装 本塗り

subaru1こちらもお待たせしました!スバルの樹脂性インマニも無事本塗り完了しておりますが、途中工程を紹介していませんでしたので改めて作業内容をご案内しますね。

まずはサンドブラスト前に、傷を付けたく無い箇所にマスキングを行います。

subaru2平面の足付けはペーパーで掛ければ良いのですが、ここまで複雑な形になるとそれは難しいですし、かといってアルミと違ってリン酸は効きませんから、結晶塗装の場合の足付け処理はサンドブラストで行います。ちなみに普通の塗装でこれを行うと大変な事になるのでそれは行いません(表面が超毛羽立ちます)。

subaru3ペーパーでやると二時間以上掛かる作業ですが、ブラストであれば30分も掛からず可能です。

subaru4ただ面倒なのはマスキングで、最初に貼った物をそのまま使える訳では無いですから、一旦全部剥がし、綺麗に洗浄したら再度同じように貼り付けます。当然手間が増える分費用も高くなっています。せめてあのアルミブチルシールさえ無ければなのですが・・・。

imp7 こんな感じでマスキング完了です。

imp8造りもアルミ製品と違って、細かいところだとこんな風にマスキングしなければならないような箇所もあったりします。水抜き穴でしょうか。

imp9そして本塗り開始です。こちらは金属用のプライマーでは無くプラスチック用のプライマーの使用となります。

subaru9結晶塗装の赤を塗り、同じく140℃程度の熱を掛けて硬化させます。

色は先ほど紹介したアルミ製のインマニに比べると若干濃い赤になっています。

subaru10プラスチック製の部品の場合、熱を掛けると変形してしまう物もあるので全てが結晶塗装で対応出来る訳ではありません。以前AE86のタイミングベルトカバーに試しましたが見事に変形しまして、一応はその後新たに用意した部品で何とかなりましたが、その後対応は不可となっております。前例が無い物に関しては基本的にお受付しておりませんのでどうか御了承下さいませ。

 

subaru11着くと見えない裏側も綺麗に塗れていると思います。

それでこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

S15シルビアヘッドカバー結晶塗装 本塗り

silvia9 こちらもお待たせしました!S15シルビアのヘッドカバーも既に本塗りを完了しておりますが、途中工程を紹介していませんでしたので改めてサンドブラスト処理から紹介致します。

silvia10 通常旧塗膜の剥離は溶剤槽に浸けてしまうのですが、今回のヘッドカバーは裏側のバッフルプレートにプラスチック製のパーツが付いているのでそれは出来ず、サンドブラストにて旧塗膜の剥離を行っています。

silvia11 実は少し前にサンドブラストボックスの中を改造していました。元々はスチール製の棚を置いてその上に網を乗せていたのですが、下から砂を吸い上げる時にその棚が邪魔だったのでチェーンで網を吊るし、下の空間を広めに確保出来るようにしました。お陰でいつもより断然作業が楽に出来ましたよ。どうしてももっと早く・・・。

silvia12 その後よく洗浄してリン酸処理を行い、各部をマスキングして本塗り開始です。手前の凸文字の下に斜めの線の模様がありますが、これは先にリン酸が流れたところで、その分眺めにアルミに付着していたので色が濃くなっている訳ですね。全体的にムラっぽく見えるのはそういう事です(ドブ浸けにしている訳では無く刷毛で塗っていますので)。

silvia13そしてプライマーを塗布し、ホースパイプの部分を黒で塗装しマスキングします。

silvia14続けて結晶塗装の青を塗り、140℃くらいの熱を掛けて硬化させます。

silvia15先ほど紹介したNDロードスターに塗った青よりもかなり明るいのが判ると思います。

こちらはこの後凸部を面研して光らせ、最後にそこにクリアーを筆で塗って完成となります。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

NDロードスターヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

road113 大変お待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーは結晶塗装の青で本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ヘッドカバーは最初にアルカリ洗浄液で浸け置き洗浄し、その後リン酸処理をしています。部品は新品と思われますが、どうも表面がヌメっとしていたんですよね。

road114ホースパイプは塗る予定は無かったのですが、リン酸処理の段階で多少メッキが痛んだようなので艶消し黒で塗っておきました。と言うかどうも今回のヘッドカバーはアルミ素地の表面になにかしらのコーティングが施されていたようで、最初にある程度シンナーで洗い流し、燐酸処理も二回行っています。

以前ご依頼頂いた方が、新車時に着いているヘッドカバーが酸化して変色するのでその後何かしらの対策が取られたみたいな事を仰っていましたから、その後製造工程で何かしら変更があったのかも知れません。以後のパーツも検証してみたいと思います。

road115全体にプライマーを塗布したらパイプの部分を黒で塗り、マスキングをしておきます。

road118今回は比較的ノーマルの青の結晶塗装で(以前ビートに塗装した色を参考にしています)、今回一緒に塗ったシルビアS15のヘッドカバーはもっと明るめ青になっています。後ほど紹介しますのでご検討されている方は見比べて頂ければと思います。

road119こちらは凸文字が無いので面研作業はありませんから、後はマスキングをした箇所の細部を調整して完成となります。撮影~梱包は他のヘッドカバーと同時に行う予定ですので、来週半ばくらいが完成予定となります。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スバルアルミ製インマニ 結晶塗装 本塗り

subaru5 こちらもお待たせしました!スバルのアルミ製インマニも本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ちなみにインジェクションが挿さる穴には、以前NBロードスター用に作成したプラグホールマスキング用の蓋がピッタリ納まったのでそれを利用しています。

imp10こちらは元々赤に塗られていた部品ですが、そちらは溶剤浸け置きで全部剥がし、リン酸処理を行っています。

imp11このタイプのインマニを塗る場合は、最初はこんな感じで裏返して先に裏側を塗装し、その後ひっくり返して表面を塗ります。

imp12裏表に万遍なくプライマーを塗布しました。

subaru6そして本塗り~焼付けが完了です。今回の赤は以前塗った時と同様のイタリアンレッドとなっております。

subaru7一度高温になったマスキングは冷めると剥がし難くなるので、被塗物が暖かい内に出来るだけ剥がしておくと後で楽になります。

subaru8見えない裏側も良い感じに仕上がっていると思います。

後ほどマスキングした箇所の細部を調整し、完成次第また改めて紹介致します。どうぞもう少々お待ち下さいませ!