SHURE SM58マイク 本塗り

 先日お預りしておりましたSHUREのSM58ボーカルマイクです。

マイク本体はいつものようにべた塗りですが、グリルボールの方はリング部のみの塗装となるのでメッシュ(網)部分をマスキングしています。

ベースコートにフェラーリの赤=ロッソコルサ(カラーコード:300)を塗ります。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 フェラーリのロッソコルサ(ROSSO CORSA)にはカラーコード300の他に322(133573)もありますが、そちらはもっと朱色っぽい派手な赤なので、私的にはこちらの方がしっとりと落ち着いた感じがして良いかと思います。

 色は配合表を基に原色を混ぜて作るので、フェラーリやマイバッハなどの色を作るのも、スーパーカブの色を作るのも手間は同じです(むしろ二輪車は配合データが無いケースが多いので面倒です)。

グリルボールのメッシュ(網)部分はクリアーも塗らず、最初のそのままの状態となります(クリアーを塗る場合は足付け処理が必須で、となるとシルバーの塗装も必要なので2トーンカラー塗装となり割高になります)。マスキング際にクリアーが溜まらないよう、塗装後直ぐにマスキングテープは剥がしておきました。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化後、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW K1200GTサイドカウル修正 パテ

先日欠損した個所をもう一つの部品からカット~溶着していましたBMW K1200GTの右サイドカウルです。

溶着の作業内容については以下の記事で紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

BMW K1200GTサイドカウル修正 溶着

裏側は溶着後にファイバークロスとエポキシ接着剤で補強しています。

表側はダブルアクションサンダー#120で溶着部の凸凹を平滑に均します。

 被塗面を脱脂後、プラスチックプライマーを塗布し、パテの準備を行います。使用するパテは柔軟性のあるポリエステル系の物で、イサム塗料の「バンパーパテ」です。100:2~3で混合して使います(通常のポリパテに比べると絡み易くネチっこいので私は3%にしています)。

 このパテ、マニュアル上はプラスチックプライマーを塗らなくても大丈夫(PPでも!)と言う事ですが、入れて悪い物では無いので私は必ず塗っています。

 当て板を使って#120→#180でラインを出し、#240で均します。

 今回はカウル全体にサフェを塗るので、#240にスポンジパッドを挟んでダブルアクションサンダーで全体を足付け処理しました。パッドの入らない細部はアシレックススカイ(#320相当)とヘラなどで処理します。

反対側のカウルと並べてみました。移植した個所は同じ高さになっているのが判ると思います。

後日サフェーサーを塗るか、または先にラバーコートが施されたアンダーカウル(ロアカウル)の作業を行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スターバックスタンブラー塗装 完成

 大変お待たせしました!スターバックスのタンブラー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は艶消しの白に、人魚とSTARBUCKSのロゴが黒でプリントされていました。

また今回は蓋のロック部に着いているポッチの塗装も承りました。分解についてはサービスで行っておりますが、その際に生じる破損・紛失・不具合などには対応しておりませんので、ご懸念される場合は予め取り外しておいていただければと思います。

 ベースとなる色はスバル純正の「サテンホワイトパール」(カラーコード:37J)で、

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れたクリアーで、タンブラーのように直接塗装面に触れる物であればお勧めのクリアーとなります。

 ロゴの色は一緒にお預りしたSTiのステッカーを基に、簡易的な色の作成で行いました。

 ここまでが蛍光灯での撮影で、

 こちらは自然光下での撮影となります。それぞれの環境で塗装肌の見え方、色相・彩度・明度、パール感などが違って見えるのが判るかと思います。

 今回の塗色は自然光下で見た方がパールの輝きを強く感じられます。

 こちらはストロボを使って撮影した画像です。同じ人工照明でも蛍光灯に比べると塗装面の見え方がかなり違うのが判ると思います。

 ポッチは中央が窪んだようになっていて、単なる平面より映り込みが格好良く見えます。

 STiのロゴは背面に配しています(元々あった「STARBUCKS」のロゴと大体同じ位置です)。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

ゼンハイザーE945マイク塗装 完成

こちらもお待たせしました!。 先日サウンドハウス様から直送で届いていたゼンハイザーE945ボーカルマイクの塗装も本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

マイクは新品の物のみお受付となっていまして、それの理由としては、傷がある物だとサフェーサー等の下地処理が必要となり、その際に生じる研ぎ粉や研ぎ汁が中に入ってしまうからです。中身を全て分解した状態にして頂ければ対応は可能ですが、恐らく構造上それは難しいと思います。また下地処理費を考えると、新品のマイクが買えてしまう場合もありますので・・・。

 色は定番のVW社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)に、SENNHEISERのロゴは粗目のメタリックを使ったグレーシルバーを塗装で入れています。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 自然光下で撮影しました。

 こちらの内容は定番となっているので「予め塗っておいてそれを販売すれば」と思うかも知れませんが、マイクは購入してからの保障期間が設けてある事、あと仕事としてはやはり面白く無いのではと思っています。オーナー様が居てこそ綺麗に仕上げよう!と思うものですからね。

こちらはストロボを使って撮影した画像になります。

どれも使っているカメラとレンズは同じで、感度(ISO)と絞り、シャッタースピードのみ変えて撮影しています。画像は縮小のみ、撮ったそのままとなります。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ゼンハイザーE945(from東京)マイク 塗装 完成

 大変お待たせしました!東京都の方からご依頼を頂いておりましたゼンハイザーE945ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はガンメタのボディに少しブルー掛かったグリルボールの新品マイクを、

 全体をVW社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)に、SENNHEISERのロゴは粗目のメタリックを使ったグレーシルバーを塗装で入れています。

 クリアは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を使用しています。高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れたクリアーで、塗装面に直接手で触れるマイクのような物にはお勧めのクリアーです。

ゼンハイザーE935 塗装済みマイク こちらは自然光下で撮影した画像です。

 ロゴのシルバーには少量の黒を入れているので、白に埋もれずしっかりとロゴが確認出来るようになっています。

 こちらはストロボを使って撮影した画像です。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!