アルファロメオヘッドカバー 本塗り

 先日下準備を行っていたアルファロメオGT 2.0 JTSのヘッドカバーです。マスキングをし直し、よく脱脂清掃を行ったら本塗り開始です。

 まずは研ぎ作業で素地が露出した個所にプライマーを塗り、

 続けてベースコートを塗布します。

尚、今回採用した色はホンダの「ミラノレッド」(カラーコード:R81)で、フェラーリのような鮮やかな赤に比べると、青黒味のある落ち着いた赤となります。以下の記事でも紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

アルファロメオヘッドカバー 色検証

 ベースコート塗布後、十分に乾燥をさせたら凸文字の天面を削ります。

塗装前は#120手研ぎの状態だったので、同じく#120から始めて#180→#240→#320→#400→#600→#800→#1000と順番に均し、最後に布状の研磨副資材(アシレックス)で均しています。

 マスキングを剥がし、エアーブローでタッククロスで塗装面を清掃し、金属素地が露出した面に密着剤を塗布します。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 プラグホール周りは壁で囲まれていて、普通に塗っても塗料は隅まで入ってくれませんから(肌が荒れますから)、スプレーガンのパターンを細くし、隙間を狙い撃つようにして塗り込んでいます。

 プラグホールに詰めたマスキングテープの芯は、クリアー塗装後に裏から押して少し持ち上げておく事でフチにクリアーがくっ付いてしまうのを防いでいます。内側にマスキングテープを貼るよりも、この方がフチの仕上りは良くなります。

 凸文字もまるで元々あったかのような一体感に出来ていると思います(そもそも素材自体が違うのですが・・・)。

この後一日以上は常温で自然乾燥させ、その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせていただきますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!