RAV4内装パーツ8点 サフェ入れ

 先日お預かりしておりました50系RAV4の内装部品一式です。

ご依頼内容は艶あり黒となりますので、まずは平滑な下地を作ります。

ドアポケットはフチがザラザラとした梨地なので、それを#180→#240で研摩します。

内側は#320~#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行います。ネジが付く部分はフランジ状に凹んでいるので、そこもしっかり当たるようヘラの先を使って擦ります。

カバーパネルはオーナー様自ら研磨されていますが、一応こちらも#320~#500相当で足付け処理を行っておきます。特にフチなどですね。

 その後はナイロンブラシとスコッチ、ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)を使って細部までの足付け~洗浄を行います。

特にペーパー(研磨布)が入り難い谷の部分をしっかり擦っておきます。

その後はよく乾燥させ、脱脂清掃、マスキングを行い、台にセットします。

車を塗っていた頃はこういった小物製品は台の上に直置きにしていましたが、いつの間にかサフェの場合でも一個ずつ持って塗れるようになっています。

ポケットの底は作業がし難いので念のためガスプライマーを使った火炎処理を行っておきます。火炎処理については以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

 その後プラスチックプライマーを塗布し、サーフェサーを塗布します。

サフェはコート毎にフラッシュオフタイム(乾燥時間)を設け、トータル5コート程を一時間くらい掛けて塗ります。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それではまた作業が進行しましたら紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

カーボンタンデムバー サフェ二度入れ

  先日下塗りとしてエポキシ~ウレタンサーフェサーを塗っておいたマジェスティS用のカーボン製タンデムバー左右です。

60℃40分程の熱を何度か掛けておき、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

サフェ研ぎは通常粗くても#320くらいからのスタートですが、今回はもう一度サフェを塗るので#120から始めています。最初に塗ったサフェの扱いはスプレーパテと同じような感じですね。

  ガイドコートを塗って面を研いでいると、角のプレスラインが崩れているのがよく判ります。

これを無理に消そうとはせず、面同士を研いでラインが出ると自然に角のラインも出てきます。ギリギリまでエッジを残し、丸味を出すのは最後です。

当て板も固い物から徐々に柔らかい物(スポンジパッド)に変えていきます。手だけ(ペーパーのコシだけ)を使って研ぐのは最後の目消しくらいで、基本的にはかならず当て板を使います。

  よく脱脂清掃し、再び台にセットしたら、

 二回目のサーフェサー塗布完了です。

最初のサフェ入れ時に比べると大分ラインが整いました。

この後は再び熱を入れて硬化させ、次は細かい番手(#400~#1200)でのサフェ研ぎとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!