先日お預かりしておりましたフェラーリカリフォルニアの純正リモコンキーです。
今回は鍵の本体部分も艶消し黒塗装で承っていますので、キー溝の部分に溜まっていた油と金属粉を洗浄しておきます。これはいつものハジキシラズでOKです。
まずは既存の塗膜をダブルアクションサンダー#120~#180で削り落とします。
後から塗られていた赤&黒は十分に密着していなかった為(足付け処理がされていなかった為)、細部までしっかり剥がしておきます。
その後は細部まで足付け処理・脱脂洗浄を行う為、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで研磨します。
跳ね馬の部分にはサフェを入れたくない為(膜厚がついて跳ね馬のエンブレムが入らなくなってしまう恐れがある為)、マスク用の型を作成します。以前知り合いの塗装屋さん(Gショック塗装屋さん)に頂いていた低温の熱可塑性樹脂ですね。
カバーパネルごと100℃のお湯に入れ、熱可塑性の樹脂を凹み部分に詰め込みます。
その後シンナーで希釈したサフェを1コート塗っておきます。切れ目の段差を埋めておくようにですね。
リモコンボタンの溝に詰めておいたマスキングも外して最後に1コート塗っておきます。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきます。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!