UAZ-452バックランプレンズ(3個目)本塗り

先日下準備を行っておいたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。

御依頼内容としてはクリアー塗装のみ=レンズの保護の為なので、着色はせずトップコートのみの塗装となります。

プラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗ったら本塗り完了です。

ただこちらのレンズは経年でボロボロになってしまうとの事ですので、念のため(より紫外線を遮断する為)、これまで御依頼頂いた2個と同様、完全硬化後にもう一度クリアーをする2度塗りを行おうと思います。

例えばクリアー塗装一回分で紫外線を80%遮断できるとすると、それを2回行う事でさらにその80%を遮断出来ますから、結果として4%の透過まで減らす事が出来るという訳です(各数値は私的な想像です)。

この後はいつも通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日改めて足付け処理をし直し、二度目の本塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アストンマーティンサイドマーカー 本塗り

先日下準備を行っておいたアストンマーティンV12Vamtageのサイドマーカーです。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら本塗り開始です。

スモークの濃さは以前施工したS660のサイドマーカーや、

同じく当店で以前施工したRX-7(FD3S)のバックランプの画像を参考にと承っておりますので、それらを見ながら濃度を調整していきます。

濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

画像だとフチが薄く見えますが、これは裏側に何も無く光が透過しているからで、車体に装着されるとここは裏側や周りから光が入らなくなりますからこれよりもっと黒く見えるようになり、それを見越して濃くなり過ぎないようにしています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トヨタ86ウィンカーレンズ 本塗り

先日下準備を行っておいたトヨタ86のウィンカーレンズとサイドマーカーです。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら本塗り開始です。

最初は透過性の黄色=イエローキャンディーを多めにしたオレンジキャンディーから始めます。一度赤味が強く出過ぎると元には戻せないからですね。

その後はいつもの通り、イエロー:オレンジ=5:1を塗り重ねていきます。まだ赤味は全然足りないですが、これを塗り重ねていく内に、

赤味が出て来て、オーナー様に送って頂いた画像に近くなったらベースコートが完了委です。

「だったらオレンジをそのまま薄くして塗れば良く無い?」と思うかも知れませんが、それだと褪色した際に一気に色味が無くなってしまうので、色(膜厚や含有量)自体はそのままに、色相で調整するようにしています。例えて言うと、白い紙の上にピンク色で何かを描きたい時、赤を薄めた物で下地の白を透かして色を表現するのではなく、赤に白を混ぜた物で塗った方が褪色はし難いのと同じような感じですね。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ぱっと見は綺麗に見えますが、ゴミが二ヵ所ついているので、完全硬化後には磨き処理も行います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

デリカD5テールランプ等5点 本塗り

先日下準備を行っておいた三菱デリカD5のテールランプ、リヤガーニッシュ5点です。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばします。

テールランプ等のレンズを塗る場合は、その前日(または2日前)にブース内の壁や床、塗装台と棚板を高圧洗浄機で清掃してから行っています。通常の塗色と違って透過性の塗装は異物が入るとそのまま残って見えてしまう為、どうしてもデリケートにならざるを得ないのです。

しつこいくらいのエアーブローが終わったらプラスチックプライマーを塗布し、本塗り開始です。

スモーク塗装を含む透過性塗装は、通常の塗装と同様ベースコート+トップコートの2コート塗装で、塗り方自体はいつも行っている塗色と変わらないのですが、部分的に濃くなったりすると延々それがそのまま残ってしまう為、一回に塗るスモークは想定している濃さよりも薄目にし、それを塗り重ねる事でムラの抑制や濃度の微調整を行うようにしています。

その分塗装回数は多くなるので、コート間での乾燥時間=フラッシュオフタイムは多めになり、ベースコートの塗装は結構長い時間が掛かります。大体3時間といった感じでしょうか。

スモーク塗装の最初の1コートは、静電気によるムラやダマの発生を防止する為かなり黒の含有量を少な目にし、その後徐々に濃度を上げ、最後は再び薄くした物で微調整を行います。全部で5コートとすると、2コート目と3コート目が一番濃いスモークで塗っている感じです。

スモークの濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マツダCX8テールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたマツダCX8の純正テールランプです。

こちらのテールランプは、トランク側(画像手前の物)に比べてクォーターパネル側(最初の画像手前の物)のクリアーレンズが明るいので、そこだけ多めにスモークを塗って濃さを合わせるよう承っています。

全体にプラスチックプライマーを塗布し、まずは全体に1回目のスモーク塗装を行います。

その後、明る過ぎるこの丸いクリアーレンズ部分のみ、フリーハンドでスモークを塗ります。最初に全体にスモークを塗ったのは、飛散した塗料ミストが馴染み易いようにですね。

トランク側のクリアーレンズと同じくらいの濃さになったら、

再び全体にスモークを塗ります。

「純正は白い部分以外はいい感じに赤黒いため少し黒さが乗るくらいでいい」 と承っっていますので、濃くなり過ぎないよう注意をしています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

  白過ぎた丸いクリアーレンズ部は、良い感じに落ち着いたと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!