フォレスターフォグカバー&スバルエンブレム塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルフォレスターSJの純正フォグカバーパーツと、スバル純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルのエンブレムは今までに施工した事が無いタイプに見受けられます。

ご依頼内容は以下の通りとなります。

■メッキ枠:「半艶黒」
■六連星:「リキッドシルバー」
■アクリルプレート背面:スバル純正WRXブルー(カラーコード:K7X)
■アクリルプレート表面:クリアーのみ
六連星の色を変える場合は、この時のように背面の青い被膜とメッキを剥がし、一旦クリアーアクリル状態にしてから塗装を行います。

今回ご指定されているリキッドシルバーとWRXブルーについても紹介させて頂きます。

リキッドシルバーはSTANDOXのエクスクルーシブラインなる原色で、期間限定販売なので今はもう手に入りませんが、在庫している分があるので極小物であれば対応可能です。

室内蛍光灯下だと単なる青味のあるシルバーに見えますが、

強い光源(太陽光)に当たるとホログラム感が表現される塗料となります。こちらの他にはメガネフレームに塗っていたりもします。

アクリルプレートの背面につきましては、こちらのスバル純正色「WRXブルー」(カラーコード:K7X)で承っています。

メッキの枠とアクリルプレートはそれぞれ裏側に貼られた両面テープで固定されていて、塗装する際にはこちらを分解する必要がありますから、

まずは両面テープを剥がします。

両面テープは再利用が出来ないので、同じような物を新たに作成し、塗装後に貼り付けるようにします。

尚、今回のスバルエンブレムですが、 メッキの枠はそれぞれ形が違いますが、アクリルプレートは前後で共通です。

また車種によってもこれらが共通で使われていたりするのですが、今回のように同一車体で前後同じ物が使われているのは初めて見ました。

そしてフォググリルです。

こちらもスバルエンブレムと同様、メッキの枠部分はそれ用の下地処理を行った上で「半艶黒」への塗装で、またその内側部分も同じく半艶黒への塗装で承っています。

と言う事で、まずは土台の黒いプラスチックパーツとメッキ枠を分解します。

爪で固定されている場合、ヘラ等でそれを持ち上げた状態で引き抜くようにしますが、今回のように多箇所で止まっている場合はヘラの数が足りなくなるので(そして作業している間にそれが取れてしまうので)、この場合は厚紙や缶ビール等の空き缶を小さくカットし、それを差し込んで固定します。全箇所の爪にこれを行なったらバランス良く引っ張るか押し込んでいくと少しずつスライドして外れます。暖かい季節なら大丈夫ですが、冬場で気温が低いとプラスチックが固くて割れやすくなるので、事前にドライヤー等で温めておくようにします。

爪はどれも割れず取れました。

フォグカバー土台部分で塗るのはメッキ枠の内側のみなので、外側のメッシュ部分は傷が付かないようマスキングをしてから保管しておきます。

半艶黒の施工事例も紹介します。

こちらはスバルフォレスター(SK) アクセサリーライナー用フォグランプカバーです。土台部分は塗装せず、メッキの枠のみを艶消し黒に塗装しました。

こちらはトヨタ2000GTのエアークリーナーボックスの蓋で、元々バキバキだったFRP素材を半艶黒で塗装を施しました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ランエボブレンボキャリパー 本塗り

先日業者様からご依頼頂いていた三菱ランサーエボリューション用のブレンボキャリパーを完成してお納めした所、塗装したそれを見られた別のオーナー様が気に入ったらしく、新たにこちらのブレンボキャリパー一式の塗装をご依頼頂きました。

こちらは業者さんからの下請け的な作業になるので、当店としてはオーナー様とのやり取りは無く、フロント的な業務を省けますから費用も若干低めとなっています。OHも先方で行っているのでピストンも外れた状態となります。

状態としてはいつものように赤い塗膜の上に塗られたクリアーが剥がれてしまっている層間剥離が起きています。

フロントキャリパーはそれが見られず、褪色も少ないように見受けられたのですが、

近くで見るとbremboのロゴ部分をマスキング(!)して再塗装が行われているようです。凄い男前というか中々の力技です。

洗浄とサンドブラスト・マスキングまでの作業はいつものブレーキ屋さんにお願いしています。

このままでも塗れる状態なのですが、

目立つ正面をメインにサンダーで研磨作業を行ない、打痕や梨地を削り落としておきます。

その後シリコンオフをスプレーして汚れや油分を上から下に洗い流すようにして脱脂処理を行います。

エアーブローをしては再びシリコンオフをスプレーしてを繰り返し、隙間の汚れもしっかり除去しておきます。

クリーンなウエスでふき取ったらしっかりと乾燥させ、

まずはプライマーを塗布します。

プライマーを塗らないとこれから塗る上塗りの塗料が密着しない為、金属素地の箇所を残さないようしっかり奥まで塗り込みます。

パッド固定用のシャフトを通す穴の内側やガスケット当たり面、ボディ取り付け部に塗装をすると弊害が起きてしまいますから、

そこはプライマーとベースコートの黒を薄膜のみに留めておきます。

この後よく乾燥させ、

マスキングを行ないます。ピッタリのサイズだとマスキング際がガタガタになって汚くなる為、少し大きめのサイズで食み出るようにしています。庇のような感じですね。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたら、

下塗り(隠蔽力の高い適当な赤)→ランエボブレンボレッド近似色(どす黒い赤)→ロゴ入れ(VWキャンディホワイト)を行います。

元の通りフロントが横幅80mm、リヤが54mmとなります。

ここまでがベースコートで、

規定時間内にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。

ロゴ入れを行った箇所は段差が出来ているので、完全硬化後に研磨して磨き処理を行います。

マスキングは2コート目のクリアーを塗ったら直ぐに剥がしておきます。なので一個ずつ仕上げていくような感じですね。

ボディショップ=自動車板金塗装屋さんからするとキャリパー塗装は面倒な作業なので進んで行わないのが一般的ですが(私もそうでした)、今回のようにサンドブラストやオーバーホールを行ってくれる方が居るお陰で対応可能となっています。あと安全で敏速に輸送が可能になったインフラの恩恵も大きいですね。

現在はこちらのキャリパーも含め16個が進行中で、半分以上が業者さんからのご依頼となっています。メインは個人向けの小物塗装店なのですが、最近は大手企業(メーカー直)からのご依頼も多くなっています。円安や中国など海外でのビジネスリスクが高くなった為か国内回帰しているのかもですね。

それでは完成次第そちらの画像も紹介しようと思います(念のためですがこちらの業者様は作業内容の掲載承諾を頂いているので紹介しています)。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マセラティリモコンー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたマセラティの純正リモコンキーカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

当て板と#800の水研ぎでライン出しを行い、#1500でペーパー目を均し、布状研磨副資材でフチなどペーパーが入り難い箇所を研磨足付け処理を行います。

よく清掃し、マスキングを貼り直したら台にセットして本塗り準備完了です。

塗装前のエアーブローはかなり勢いよく行うので、被塗物が飛んでいかないようしっかり固定してあります。

 

素地が露出している箇所にプラスチックプライマーを塗布します。

まずはベースコートを塗布します。

色はマセラティ純正色の「GRIGIO ALFIERI」(カラーコード:226687)で、中粗目のメタリックが2種使われています。グレーシルバーといった感じですね。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ベースコートに使うスプレーガンは口径1,0mm、

クリアーに使うガンも同じ口径1.0mmとなります。それぞれ同じ型式のスプレーガンですが(IWATA LPH-50)、トップコート用、ベースコート用と別れていて、さらにベースコート用はソリッドブラック用、メタリック用、キャンディーカラー用と使い別けています。

↓このような感じですね。

車体を塗っていた時は口径1.3mm~1.5mmが主流でしたが、現在は画像にあるように0.4mm~1.0mmのLPH-50と0.3mm~0.5mmのエアーブラシが殆どです。

ヘッドカバー等の結晶塗装を行う場合には1.3mm~1.5mmを使っていますが、現在はそれの原料(塗料)が廃盤になって受付を停止し、いよいよ小さい物がメインになっていますから、いずれは今の工場を返して極小さい被塗物のみを自宅か郊外で塗っていければと思っています。ただ郊外は生活インフラと治安の悪化が懸念されているので、同程度の初期コストを考えるなら自宅作業場+キャンピングカーもありかもと考えています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スイフトスポーツテールランプ(U様)塗装承ってます

先日到着しておりましたzc33sスイフトスポーツの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装で、

ただし今回は赤いレンズ部と、クリアーレンズ部(ウィンカー&バックランプ部)それぞれ違う濃度のスモーク塗装(ダブルスモーク)で承っています。

作業内容とスモーク濃度についてはこの時と同じで、

赤いレンズ部に対して、こちらのクリアーレンズ部を薄くした内容となります。ここのクリアーレンズをスモーク無しにするとそこだけが目立ってしまう恐れがある為、若干のスモークを掛けつつ暗くし過ぎないようにする感じですね。

また今回同車のハイマウントストップランプの塗装もご依頼頂いておりまして、そちらは販売店からの直送で、現在到着待ちとなっております。そちらも届き次第紹介させて頂きますね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダ樹脂製エンジンカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたホンダ樹脂製エンジンカバー(恐らくはCR-Z用) の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような未塗装でザラザラとした梨地素地の状態だった物に、

「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」と下塗りを行い、

ホンダ純正色の「サンセットオレンジ」(カラーコード:YR585)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

中央の四角い枠の部分には元々プレートが貼ってあった箇所となります。お預かりした時にはそちらは無い状態だったので、恐らくはオーナー様自ら外しておいた物と思われます。

HONDAの凸文字周りは隙間が非常に狭く、いつも行っているGT-Rタイミングベルトカバーの時のように当て板を使って研ぎを行うのは難しいですから、ここはサフェでは無くトップコート(下塗り)のレベリングを利用した2度塗りで対応しています。

その他の部分はしっかり当て板を使って研ぎ作業をしていますので、

成型時の歪(主にヒケ)なども目立たない仕上がりになっているかと思います。

ちなみに単に色を着けるだけであれば艶ありでは無く「艶消し」にする事で梨地の凸凹や成型歪を目立たなくする事も出来ます。逆を言うと純正の状態が梨地やシボ模様になっているのはこの粗を目立たなくする為ですね。結晶塗装も同じ理由から鋳造品に多く活用されてきました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後オーナー様から装着後の画像とコメントを頂戴しましたので紹介させて頂きます。

こちらのレビュー&画像投稿ページで他の画像やコメント書いて頂いていますので宜しければご参照くださいませ。