W124メルセデスベンツテールランプ枠 本塗り

先日レンズ部の透過性塗装を行っておいたW124のテールランプです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

レンズ部をマスキングし、一緒にクリアーを塗っていた枠部分を#800で研摩して足付け処理します。

よく脱脂清掃し、本塗り開始です。

まずはベースコートの黒を塗り、

艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

その後時間が経つと徐々にクリアーの艶が消えていき、

艶消し仕上げとなりました。

ちなみに今までの枠の塗装ではベースコートのみの仕様としていましたが、今回は耐久性を考えて艶消しクリアーを塗っています。

塗装面にマスキングテープを貼ったまま熱を入れるとその痕がついてしまう為、その前にマスキングを剥がしておきました。

最初の状態に比べると雰囲気も美しさも全然違っていると思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきます。

それでは一緒にご依頼頂いているワイパー関係の作業が進行しましたらそちらも紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX S4 樹脂製インマニ 本塗り

先日ウェットブラストにて足付け処理を行っておいたスバルWRX S4の樹脂製インテークマニホールドです。その後よく乾燥させておきました。

各部を下塗り時と同じ様にマスキングします。

固定方法も下塗り時と同じ様に四隅に全ねじを固定し、インマニを宙に浮かせたような状態にしました。

この様な感じで裏表を一緒に塗ります。

まずはベースコートのキャンディーレッドを塗布します。

下塗りの時はトップコートクリアーにキャンディーレッドを入れましたが、今回はそれをベースコートに入れています。通常通りの方法となります。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

とにかく塗り難い形状ですが、前回の下塗りが練習になっていたという事もあり、比較的落ち着いて作業が出来ました。

下塗りの状態に比べ、透過性の赤=キャンディーレッドに深みが出ているのが判るかと思います。

塗り難い箇所はスプレーパターンを細くして、一か所ずつを全方向から塗りながら、且つ肌が繫がるようハイスピードでスプレーしています。

全体に塗るスプレーも四方八方から、また角度を着けた状態で手首を固定し行っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX S4 樹脂製インマニ 下準備

先日下塗りを行っておいたスバルWRX S4の樹脂製インテークマニホールドです。その後60℃40分程の熱を2回程掛けて塗膜を硬化させておきました。

このまま二回目の塗装=本塗りを行っても塗料は密着せず、かといって密着剤のような物を安易に使うと後で大変な事になってしまいますので(ペリペリと剥がれてきます)、この上に新たな塗装を行う場合には再び全体を足付け処理する必要があります。

ただしこの形状でペーパー(研磨紙または布状研磨副資材)を使って足付け処理を行うのはかなりの手間と時間が掛かり、またその方法だと細部まで確実に処理出来ない可能性がある為、今回も下塗り前と同様、ウェットブラストを使って足付け処理を行う事とします。

使っているメディア(研磨剤)は重曹で、これにより大気開放でのブラスト作業でも周りに被害は少なく(環境的には全く問題無く)、また塗装面に対してソフトな当たり方での施工が可能となります。

今回は動画を撮影していないのですが、開放型のウェットブラストでの作業は、以下のような感じとなります。

ただし開放状態だと吹き返しがかなり激しいので、作業時は合羽を着こみ、また送気マスクをして挑んでいます。重曹は身体への健康面においても全く問題無いのですが、体中がヌルヌルして嫌なんですよね・・・。

その後はよく水洗いします。

重曹には脱脂の効果もあるので、塗装前の下処理としてはとても良いメリットでもあります。

エアーブローしてよく水気を飛ばしておき、この後十分に乾燥させておきます。被塗面に細かい凸凹が形成され、艶が消えた状態になっているのが判ると思います。

また先に記載したように綺麗に脱脂処理された状態ですので、この後のマスキング作業と保管に注意して、そのまま上塗りが行えるようにしたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX S4 樹脂製インマニ 下塗り

先日ウェットブラストを行っておいたスバルWRX S4の樹脂製インテークマニホールドです。

今回は結晶塗装では無くキャンディーレッドでの塗装の為、本塗り中に何度も裏表をひっくり返さなくてはならなく、また中央のチャンバー室が台に接触しないよう、宙に浮かせた状態で持ちやすいように固定しています。

M8の全ネジを長さを揃えてカットし、ナットで挟むようにして固定しています。

まずは全体的にプラスチックプライマーを塗布します。奥まった所まで届くよう四方八方から満遍なく行います。

そして下色=カラーベースを塗布します。マツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック 」(カラーコード:41V)の配合データそのままとなります。

エアーの吹き返しで入り組んだ箇所に塗料が入り難くならないよう、また極小範囲をピンポイントで塗れるようにと、今回は塗着効率の良いデビルビスの低圧ガンを使っています(ただトリガーのバネが強い為、慢性的に痛みが出てしまっている腕の筋肉がとても辛いです・・・)。

その後は直接キャンディーレッド原色を入れたトップコートクリアーを塗布します。

通常はキャンディーカラーもベースコートで行う3コート仕様としていますが、今回は下塗りという事で2コートキャンディー仕様としています(ただし色々デメリットがあるので通常最終仕上げとしてはこの方法を行いません)。

また本塗り程にキャンディーレッドも濃くはしていません。場所によっては褪色したような感じで赤が薄い箇所もあります。

素地自体に粗がある為、このままでは良い仕上がりにはならなく、なので一旦これを下塗りとし、後日完全硬化後に改めて足付け処理からやり直し、次は本塗り=ベースコートキャンディーレッド+トップコートクリアーとして塗装を行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

W124メルセデスベンツテールランプ 本塗り

先日お預かりしておりましたW124のテールランプですが、その後代替の新品ワイパーパーツと、テールランプのハウジング部分を送って頂いていました。

テールランプはレンズ単体だと色味(明度・彩度・色相)が判り難いのですが、反射板(ハウジング)が装着されればより実車の状態に近づいて見れるので安心です。わざわざお手数を頂き有難うございました!

裏側を清掃し、マスキングします。

左側が作業前で、右側が足付け処理済みの状態となります。#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で全体を大まかに、またフチをしっかり研磨し、その後#1300相当(アシレックスオレンジ)で足付け処理を行います。

台にセットし、よく脱脂清掃します。

まずは赤いレンズ部分からで、

プラスチックプライマーを塗布後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗ります。元々ある赤いレンズを濃くする為ですね。

マスキングを剥がし、再び全体にプラスチックプライマーを塗布します。今回は周りのフチも最後に艶消し黒に塗り直す為、この時点では一緒に塗ってしまいます。

前回ご依頼頂いた時の画像を参考に薄いスモークを重ねていき、濃度を調整します。

ここまでがベースコートで、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

一緒にご依頼頂いているワイパーアーム関係は別途下地処理(「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」)がある為、別工程での作業となります。

本当はこちらのテールランプも前回のターンで一緒に塗りたかったのですが、塗り分けの作業があった事と、この形はとても塗り難いので(垂らし易いので)単体での作業としました。

日本だと真冬と真夏とでの温度差は50℃くらいになるので、その都度塗り方を変える必要があり、ただそれは技術的な事というよりも使う材料=ハードナー(硬化剤)とシンナー(希釈剤)の種類を変えて対応しています。

当店の場合だと、ベースコート用のシンナーが3種類、クリアー用シンナーは4種類、ハードナーは3種類 を使い分けています(ラインナップ的にはもっとありますが速乾タイプは嫌いなのでその辺は使っていません)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次は枠部分の艶消し黒を、他の作業と合流させて一緒に塗ろうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!