BMW GSフェーエルタンク 固定台製作

bmwgs17先日 2トーンカラーの塗り分け位置とロゴの配置が決まったのでいよいよ本塗りの為の準備を行います。ただ今回はいつもとは色々違いますのでちょっと大変です。

単に色を塗るだけならサフェーサーを塗った時のようにブース天井から吊るして塗れば良いのですが、今回は塗り分けやらロゴ入れやらの作業があるので出来るだけ安定した状態にして塗りたいのです。左右ロゴの配置とか考えるともう何日も前から胃が変になってしまっていまして・・・(まあ単なる寝不足でしょうけどね)。

bmwgs21タンクは下側も塗りたいので台に直置きは出来ず、またネジで打ち付ける分けにも行きませんので今回は固定用の台を自作しています。材料にモク(木)を使っているのがちょっと見た目が残念な感じですが、使用が今回限りですので加工性を優先しています。強度は問題ありませんのでご安心下さい。前方に溝があるのでそこにカットした鉄パイプを差込、穴を開けて直接土台に打ち込んでいます。ちなみに土台ごと下のスチール台に打ってありますのでタンクを持ち上げると下の台全てがくっついて来ます。とにかく倒そうとしても倒れないようにしています。

bmwgs18 で、ロゴの水平やライン出しがし易いようにタンク上面を地面と水平に出来るよう高さ調整を出来るようにしました。端材のアルミアングルを台に固定し、それに穴を開けて適当な長さにカットした全ネジを差し込んでボルトナットで固定しています。

bmwgs19 反対から見るとこんな感じです。最初は全ネジだけで支えていましたが不安定なのでこちら側もモクを立ち上げる事にしました。凄くガッチリです。

bmwgs20という事で先ほどの全ネジのナットを調整する事でタンク上面を地球と水平にする事が簡単に出来るようになりました。ただ地面がウネっているのでここできっちり水平を出す事に余り意味は無いんですけどね。まあ斜めになっているよりかは水平になっていた方が断然作業はし易いですし、台に乗せた状態でタンク裏側に色が塗れて、且つ塗り終わった後には台に乗せたままスチール台とは切り離しそのまま保管が出来るのが良い点ですかね。

来週中には本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW GS フェーエルタンク 各部採寸

bmwgs3 「Marlboro」の下にある「M」みたいなロゴのサイズを変えてみました。当初10mmに広げてみたのですが、頂いた写真と比べると大き過ぎたので5ミリにしたら丁度良い感じです。20mmとか言ってましたが全然違いましたね(苦笑)。

bmwgs5左側はこんな感じです。それぞれ位置が決まったので各部の採寸~、塗装マニュアルを作成します。

bmwgs4今回の塗り分けでネックとなるのがロゴと塗り分けラインが交差する位置で、ただ見本として頂いている写真はタンク形状が違うようですから基本的に「現物合わせ」と言う作業になります。と言うかそもそも2次元の画像を参考に3次元化する事自体かなり無茶なんですけどね。まあその辺りはオーナー様もお察し頂いているので特にオリジナルには拘らないと言う事で任されてはいるのですが、やはり出来るだけしっくり来る形に仕上げたいのです。

ただ今回のタンクはプレスラインがどれも曖昧ではっきりしませんから「起点」とする目印が無く、これがいざ本番となると多分頭が真っ白になってしまいますので予めイメージトレーニング&それを簡単なマニュアルとして作成しておきます。概要としては、

①全体を白で塗装
②タンク左側の「Marlboro」の位置を決め
③それに合わせて塗り分けラインの位置決め
④側「M」のフチ抜きをマスキング
⑤左側を参考に右側の塗り分けラインの位置決め
⑥右側の「Marlboro」ロゴの位置決め
⑦右側の「o」のフチ抜きをマスキング
⑧オレンジ部分を塗装
⑨マスキングをして「Marlboro」のロゴを黒で塗装
⑩上記ロゴから位置を特定してその下の「M」みたいなロゴをマスキング
⑪再度オレンジを塗装

といった感じです。一番最初の起点が塗り分けのラインではなく「Marlboro」なのは、見本の写真を参考にし易いからです。前記したようにプレスラインは曖昧でとてもじゃありませんが写真では確認出来ないのです。

ちなみに本当ならば最初に「Marlboro」の黒を塗れば色々楽なのですが、黒の上に白を塗るのは隠蔽性の問題からして宜しく無いので、今回は隠蔽性の順番通り「白→オレンジ→黒」の順番で塗る事を予定しています。「黒→白→オレンジ」の順番だと場所によってはベースコートが10コートにもなってしまうのでこれは最悪ですからね。ベースコートの塗膜が厚いと色々弊害があるのです(特にDUPONTユーザーなら良く判るかと・・・笑)。

尚、ライトカウルは下地処理~塗装台のセットも完了していまして、次の作業としてはこのタンクの塗装台を作成する予定です。もう少々お待ち下さいませ!

 

BMW GSフェーエルタンク ロゴ位置確認②

bmwgs14 先日紹介しました画像をオーナー様にご確認頂き、新たに参考資料を頂きまして少し変更しました。参考にしたのは画面右側に移っているプリントの画像となります。タンク自体は違う形のようですがロゴの配置はこんな感じでご希望承っています。

ラインとMarlboroのロゴはそのままで、その下にある「M」みたいなロゴの位置を変更しています。画像と比べるともう少し右か、或いはサイズを少し大きくした方が良いかも知れません。如何でしょう?

bmwgs15そして反対側の画像も頂きましたのでこちらも配置を確認してみました。こちらは大体良い感じに見えます。ちょっと参考画像が見難いのでアップにしてみますね。

bmwgs16 こんな感じです。やはり「M」のマークをもう少し大きくして左側に伸ばしたい感じに見受けられます。その他隙間などは良い感じになったと思います。

ご確認の程ご検討宜しくお願い致します!

ちなみにこの画像をアップロードしていたらエラーが連発しまして、一体何事かと思って調べてみたらどうやら借りているレンタルサーバーのディスク容量が100%(!)になっていたようです。うっかりしていました・・・。

取り敢えずバックアップ用としてサーバーに残しているメールを一掃し75%まで落としましたが、このままだと結局また直ぐ一杯になってしまいますよね。ちなみにディスク容量は7ギガで、一応他社のレンタルサーバーを調べてみるとなと半額以下の値段で100ギガバイト(?!)でした・・・。まあ容量だけで比較するのもアレですが、最初に契約したのがもう10年以上前なので値段設定がその頃のままで多分凄く損をしているのだと思います。

プラン変更ならば楽ですがそれでもせいぜい10ギガ・15ギガでしかも金額は倍ですし、ただサーバー引越しはちょっと(というかかなり)不安もありますし・・・。かといってこのままではどうにもなりませんので、そろそろ本気で考えてみないといけませんね。しかし今時7ギガって、フリーでももう少しありそうな気が(笑)。

BMW GS 樹脂製フェーエルタンク 下準備

bmwgs10 先日サフェ研ぎ~色の作成まで完了していますのでいよいよ塗り分け&ロゴの位置を決めていきます。

bmwgs11今回は実際の見本がある訳では無く、オーナー様より頂いた写真を参考にロゴの位置やサイズを決めていきます。ただし年式(スポンサー)によってデザインは違いますので、一体どれを参考にすれば・・・とかなり悩みました。ただこの辺はオーナー様の方がよくご存知で大体似たような感じであれば良いと承ってますから、写真から判断出来る範囲でバランス良く合わせていきたいと思います。

bmwgs12 ただひとつだけはっきりとしたい所が御座いまして、上の画像に写る4枚の写真の内、左の二枚は「M」の下の部分でオレンジのラインがカットされています。恐らくはその下にあるオレンジ色の「Mみたいなロゴマーク」がラインと重ならないようになっていると思いますが、反対側の写真が無いので「o」の場合はどうなるのか・・・といったところです。上の画像の右下の写真は車体右側が見えますが、こちらは塗り分けラインにカットが入っていないので参考にはなりません。左右を合わせる為に「o」の部分もカットすれば良いと思うのですが、「M」は大文字で、逆の「o」は小文字ですからカットを入れるととてもバランスが崩れるのじゃ・・・と思う次第です。かといって反対側だけカットが入っていたら変ですし。

bmwgs13 と言う訳で「カットを入れない」と想定してオレンジ色の「Mみたいなロゴマーク」を少し小さくして右に寄せてみました。塗り分けのラインももう少し調整出来ると思いますが、とりあえずバランス的にはこれが良いかも知れません。

ちなみにさっき紹介した4枚の写真ですが、左側と右側で「Marlboro」の角度が全然違います。恐らくはタンクの「上のラインに平行」と「下のラインに平行」で変えたのだと思いますが、車体に装着された状態を想定すると写真左側の「上のラインに平行」が正しいと思います。

ちなみに4枚の内右下の写真は車体がウィリーしているので通常の状態だとやはり前方がかなり下がる筈です。ネットで見るともっと色々なバージョンがあるので全てを参考にすると余計に頭が混乱してしまいますから、もしご希望があれば是非お伺いしたく存じます。後ほどご確認のメール差し上げますね。どうぞ宜しくお願い致します!

 

BMW GSフェーエルタンク 色作成

bmwgs7 フェーエルタンク自体の下地処理(サフェーサー塗布~研ぎ)は完了しましたのでいよいよ色を作成します。尚タンクの塗装はマルボロカラーで承っておりまして、ベースはホワイト原色(STANDOXの場合はMIX570)そのままで、マルボロレッドを作成します。ちなみに一度試してみましたがその時はどうも上手くいかなかったので、その間に色々考えておきまして今回はちょっと違う方向から考えてみました。

マルボロレッドは「レッド」と言うよりは「ほぼオレンジ」といった色でして、ただ原色にあるオレンジだと最初から濁りが強いので今回は使わないことにしました。一滴もです。

で、代わりに彩度の高い赤とイエローを混ぜてオレンジを作りまして、実際に試したところその方が発色の良いオレンジが出来たのです(気のせいかも知れませんが)。

bmwgs11 フレームの方は先に塗られた状態で、こちらの色は少し濁りが強かったので今回タンクに塗るオレンジはそれよりも若干色板(缶スプレーのマルボロレッド)寄りでオレンジ味にして発色を良くしました。スティックに付いた色とフレームとで結構色が違って見えますが見る角度でかなり変って見えるのでここまで違和感はありませんからご安心下さい。同角度で見えるフレームの端(画面左上)と見比べて頂くと判り易いかと思います。

bmwgs10フレームにマスキングテープを貼って直接色を付けて確認しています。手前の色板はマルボロレッドの缶スプレーを塗った物で、画像で見るよりも発色の良いキャンディーカラーのような色になっています。流石にここまでは再現出来ませんが(下地が透けてますので・・・)、方向性は近くなったと思います。

次はタンクに入れる「Marllboro」のロゴと2トーン配色のライン入れの位置決めですね。もう少々お待ち下さいませ!(先に他のを塗る予定でして気長にお待ち頂ければと・・・)。