ホンダN-VANテールランプ等パーツ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたホンダN-VANの純正テールランプ&ハイマウントストップランプ、サイドマーカーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのように明るい赤とクリアーレンズだった物を、

テールランプの赤いレンズ部分はこの時のように「薄目と標準濃度の中間」とし、

クリアーレンズはこの時のように「標準濃度より少し薄く」としています。

縦だと微妙な感じがしたので、向きを変えて撮影してみました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ハイマウントランプはテールランプの赤いレンズ部に合わせ、

サイドマーカーは同じくテールランプのクリアーレンズ部に濃さを合わせています。

そしてこちらは先日本塗りを終えていたルーフアンテナと、さらにその前に塗っていたメッキフォググリルです(違う環境で撮影したので大分明るさが違っています)。

こちらも最初の状態を紹介します。

ルーフアンテナは未塗装の状態で、

フォググリルには装飾クロムメッキが施されていました。

そちらにメッキ素地用の下地処理を行い、

ベースに合わせて濃いグレーの艶消し塗装を施しています。

ルーフアンテナは色はホンダ純正色の「ガーデングリーンメタリック」(カラーコード:GY33M)となります。

一緒にお預かりしたベースパネルに仮組みしてみました。

土台は未塗装の着色樹脂で表面はザラザラとした梨地になっていて、メッキグリルは艶消し仕上げの塗装なのでそれぞれ全く違う物となりますが、違和感無い仕上がりになっているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダN-VANテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたホンダN-VAN純正テールランプです。

透過性塗装は通常の塗色と違ってデリケートな塗装となる為、本塗り前日にはブース内の床や壁、作業台や棚板等を清掃しています。

よく脱脂清掃し、

プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

テールランプの赤いレンズ部分はこの時のように「薄目と標準濃度の中間」とする為、まずはその画像に合わせて全体にスモークを塗り、

その後クリアーレンズ部のみをフリーハンドで(マスキングは行わず)スモークを重ね、この時のように「標準濃度より少し薄く」として少し濃くします。

ハイマウントストップランプはテールランプの赤いレンズに合わせてスモークを調整し、

サイドマーカーはクリアーレンズ部の濃さに合わせて調整します。

スモークの濃さの調整は、ベースコートクリアー中のスモーク濃度と、さらにコート数(膜厚)で行います。ただしベースコートは厚塗りになると塗膜の強度が落ちる為、最大で6コート以内にこれを納めるようにします。ただし何回かに一回はクリアーを塗った後に「もう少し濃くしたい」と思う場合があり、この場合はトップコートクリアーに直接スモークを添加し、さらに通常のクリアーを塗る、といった裏技的な方法を行う場合もあります。トップコートクリアーにスモークを入れて塗った場合、表面張力で塗膜が厚くなった箇所だけスモークが濃くなるという弊害が起こりますが、「6コート+1」程度の微調整であれば問題はありません(ただとても時間が掛かります)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

スモークをベタ塗りにした場合に比べ、クリアーレンズ部が濃くなった仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装

先日洗浄~マスキングを終えていたレンズ関係一式です。被塗面を#800~#1300で空研ぎ、足付け処理を行いました。ハリアーのテールランプは社外品らしく、ランナーから切り離した箇所のバリが酷かったのでそこも均してあります。

小さい物は手で持って塗れるよう、芯棒に固定しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

次の透過性塗装で本塗りを予定しているレンズパーツ一式です。ヒョースンのテールランプは真っ二つに割れていましたが、毎日ネチネチと作業をしていて何とか下塗りだけは間に合いました。こちらの記事で修理内容を紹介していますので宜しければご参照くださいませ。


ホンダN-VANテールランプ等パーツ塗装承ってます

80系ハリアーテールランプ塗装承ってます

BMWミラーウィンカーレンズ塗装承ってます

HYOSUNGテールランプ塗装承ってます

トヨタハイラックステールランプ塗装承ってます

あと画像には映っていませんが、業者様からご依頼のハーレーリヤウィンカーも一緒に行います。


ヒョースンのテールランプもそうでしたが、中古品の場合は裏側に泥等が着いているので、

まずはそれらを清掃します。塗装するにあたって汚れたままでも特段構わないのですが(ちゃんとマスキングをしていれば塗装中に汚れが出て来る!なんて事は起こりません)、気分的に嫌なので油汚れや泥汚れは作業前に綺麗にしておきます(特に目では見えない油分は塗装工場にとって脅威です)。

ちなみに欧州車のテールランプ(メルセデスやBMW・VW系)に比べると日本車のテールランプは本当によく作られていて、それ単体でも防水性が高くなっているので清掃はそんなに手間ではありません(とはいっても水抜き穴等から中に水が入るとマズイので注意は必要です)。

電球のソケットが着いていない物は穴が開きっぱなしなので、それを塞いだ上でマスキングを行います。2重で安心ですね。

レンズ単体の物は紙やマスキングテープを貼ってしまうと光が透過せず色味(スモークの場合は濃さ)が判らなくなってしまうので、透明なフィルムと透明なテープを使って養生します。普通の方からするとレンズ単体の方が楽そうに見えますが、実際は防水性(防塵性)が高い自動車用テールランプの方がマスキングは楽なんですよね。

マスキングが完了したら次は被塗面の足付け処理となります。研磨した際に粉(粉塵)が出るので、この時点で空気を遮断するくらいの状態で養生しておく事が必須ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダN-VANテールランプ等パーツ塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダN-VANのテールランプ等外装パーツ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

テールランプはスモーク塗装ベタ塗りで、ただし赤い部分とクリアーレンズ部の濃度を、塗りながら調整するよう承っております。以前施工した時の画像を参考に紹介いたします。

赤いレンズ部はこの時のように「薄目と標準濃度の中間」とし、

クリアーレンズ部はこの時のように「標準濃度より少し薄く」として、少し濃くするようにします。

ハイマウントストップランプはテールランプの赤い部分と同じ様に、サイドーマーカーはテールランプのクリアーレンズ部と同じ様になるよう濃度を合わせるよう承っております。

フォグランプ周りに着くメッキ枠は、そのまま上塗りを行っても塗料は密着しませんので、メッキ素地用の下地処理も行います。色は「つや消し黒」で承っております。

ドルフィンアンテナはホンダ純正色の「ガーデングリーンメタリック」(カラーコード:GY33M)で、テールランプとこちらの艶あり仕上げは、クリアーを高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

裏側のネジを取り外し、

土台のゴムを取り外しておきました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!