インテグラヘッドカバー 本塗り

integra1 先日サンドブラストを掛けておいたインテグラ(元はステップワゴン)のヘッドカバーです。無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。お待たせしました!

サンドブラスト後には全体をリン酸で処理し、よく洗浄して乾燥したらマスキングをしたら続けて本塗りとなります。

integra2 まずはプライマーの塗布です。ここではサンディングはせず続けて本塗りとなります。

パイプが刺さる部分は一応結晶塗装は塗らないようにこの時点でマスキングしておきます。先に黒を塗っておく事もありますが今回は最後に塗る事にします。

integra3そして無事本塗り完了です。結晶塗装は熱を掛けて硬化させる時点で表面にチヂレ目(結晶目)が出ますから、この画像は既に焼き付け完了後の状態ですね。珍しく塗装後の状態を撮影しておきました。

ちなみにこのまま熱が冷めるとマスキングが非常に剥がし難くなるので、ヘッドカバーがまだ暖かい内にマスキングは全部剥がしておきます。

後は後日「HONDA」の凸文字部分を研磨して光らせたら完成です。もう少々お待ち下さいませ!

静電気除去

gun乾燥している日はどうしても静電気が発生し、これが塗装時に厄介と言われていますが私的には塗装の時よりも撮影やら梱包作業で困っています。

主に扱う製品はプラスチックが多く、これはどうしても静電気が帯電し易いですから、一旦集まったホコリはいくら強くエアーブローをしても中々(と言うか全然)飛んでいってくれません。テールランプの時などは表面についた粉のような微粒なホコリがガッチリ食いついて横にスライドしていくだけなんですよ・・・。撮影の時と梱包の時にはこれが凄いストレスになっています。

で、今回導入したのがこの静電気を除去する装置で、出てくるエアーを対象物に当てると静電気が激減してくれます。画像に写っているのはガンだけですがこれとは別にコンデンサのような物が入った本体が別にあります。

ちなみに塗装時に使う物ではそれ専用の機器が売っていて(TACにこれはありますが今は使われていません)、ただそれをわざわざ撮影と梱包の為に使う事でも無いので今回は比較的手軽なサイズ(とお値段)の者を入手しました。主にプラスチック成型工場で使われるような装置ですかね。プラズマ?の火花が発生しているので引火し易いらしく塗装時には使えません(危)。

気になる効果としてはもう本当に素晴らしく、物理的な効果は勿論ですが、目で見てない何かが消えてくれるというのは精神的に気持ちが良いのです(壊)。

今は仮設置ですがいずれちゃんとした撮影スペースが出来たら常設したいですね。

レガシィ(from北海道)ステアリング 下地処理

legacy12 問題のステアリングも作業進行しております。問題と言うのはマスキングが上手く貼れるかちょっと心配だったことです。

legacy13塗るのはやはり「カーボン」になった部分で、周りの革(人工皮革)にちゃんとテープが貼れるかが心配でした。良く見ると解かるようにマスキング際は革が入り込んでいるようになっているので貼りにくいんですよね・・・。

ただどうやらこのステアリングの造りは、皮を巻いた後の最後に塗装済みのカーボンプレートを貼ってくっ付けているので(これについてはノーコメントで)、むしろこれのお陰でマスキングはし易いような気がします。本来は皮を最後に巻くのが基本だと思っていましたがどうやら今回の場合は違うようです。

legacy14そしてカーボン部分の足付け処理を行いマスキングも無事完了した状態です。人工皮革だったお陰か比較的マスキングテープもしっかり張り付いてくれたので良い感じに仕上がりました。ただしテープの貼り方はテンションが掛からないように注意し、貼る前には脱脂等のクリーニングも十分に行っておき、時間が経っても簡単には剥がれないようにしておきます。今は良くても本塗り時にテープが浮いたりしたら全く意味がありませんからね。

レガシィ内装パーツ(from滋賀) 本塗り

legacy9 こちらもお待たせしました!丁度ボリュームツマミで半艶クリアーを塗るタイミングだったのでそれに合わせてこちらの「半艶黒」も一緒に本塗りと致します。

semi-clear白く濁っていますが実はこれが「半艶クリアー」です。いつものクリアー同様、主剤と硬化剤を混ぜて使う2液ウレタンクリアーです。比率も同じく2:1ですね。ちなみに上記の画像は以前撮影した物を再利用してます。

使っているガンはいつもと同じくIWATAの低圧ガンで、小物塗装になってからはこれが調子良いです。塗着効率も良く周りに飛ぶミストも少ないので無駄に塗料を使わないんですよね。口径は1.3ミリが常用です。

legacy10半艶黒の場合でもベースコートの黒自体はいつもと同じで、違うのはクリアーだけです。所謂「2コートソリッド」が基本ですね。画像だとちょっと艶が消え始めた状態で微妙な感じですが、ここから徐々に綺麗に艶が引けていって最終的には良い感じの半艶具合になります。

以前使っていた半艶クリアーは安定性がイマイチだったのですが、今採用している塗装システムは非常に安定していて塗装屋としては凄く楽です。以前はちゃんと艶が消えるか本当に心配なケースが多かったので・・・(塗り方で大きく変わり過ぎるのです)。

塗装は信用出来る材料と、お金の掛かった設備(苦)、そして基本的な技術です。応用は経験が無いと出来ませんがこれは最後で大丈夫です。時間を掛ければある程度はカバー出来ますからね。小手先だけのテクニックより実直な仕事の方が結局は良い塗膜が作れると思います。

逆に長く塗装をやっていると変に型が固まって来てしまうので時々は無理やりにでも修整してあげないとなりません。無難な方に行くと致命的なミスは無くなりますが気付かない内に仕上がりのレベルが落ちてしまう気がします。色々な事に気が付かなくなるとか、勘違いをするのとかが一番怖いんですよね・・・。

と言う事で、こちらは完全硬化後に組み付けの作業があるので完成は来週半ばくらいですかね。もう少々お待ち下さいませ!

フォレスター ボリュームツマミ 本塗り

forester14先日サンドブラストで表面処理しておいたフォレスターのボリュームツマミです。何も塗装はしていない状態ですがブラスト処理で表面が細かいザラザラになっているので当初とは随分見た目も違います。

forester1 そしてプライマーを塗った状態です。プライマーはサフェーサーとは違って「充填」の効果はありませんから比較的薄膜です。ただしこれが無いと幾ら綺麗な塗装をしても剥がれてしまうんですよね。また金属の腐食も防止してくれます。

forester2そしてベースコートにグレーメタリック(TOYOTA「grey」)を塗ったら「半艶クリアー」を塗って無事本塗り完了です。正面に掘られた文字もローレット(フチのギザギザ)も綺麗に残っていますよね。

完全硬化するともっと艶が消えてきます。来週前半には完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!