ホンダフュージョンのウィンカーレンズ 塗装承ってます

fusionこちらも先日無事到着しておりますフュージョン(スクーター)のリヤウィンカーレンズです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

奥に見える割れたレンズは色見本としてお預かりした物で、今回お預かりした手前のクリアーレンズを同じようなクリアーレッドにとご依頼承っております。

私が元々行っていた「自動車補修塗装」ではこういった透過性の塗装(キャンディー塗装)は日常業務では殆ど行わない塗装でしたから、最初にこれをご依頼頂いた時は正直凄い拒否反応がありました。これはそこまで習って来た事が「塗装は完全隠蔽が基本」と言う概念があって、塗っても塗っても透けてしまう塗装なんて塗りたく無いと言うかまさに恐怖といった感じでしたかね。

で、当然最初の方は上手く行かない事もあって色々試行錯誤する訳ですが、お陰様で今は「塗ったとは思えない」といったご感想を頂けるようにはなりました。元々の私のスタイルが「修理した事が判らない様に」といった仕事内容したからこれが丁度良かったのだと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装承ってます

roadstar先日無事到着しておりますロードスターのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらのヘッドカバーはオーナー様の車体に付いていた物では無く、ネットオークションで落札されてそのまま当店宛に直送されて来た物です。これなら余計な送料は掛かりませんのでお勧めなやり方ですかね。

しかしこの型のヘッドカバーはご依頼が意外と多いです。結晶塗装となるとNISSANのL型エンジンとかS20、または現在お預かり中のTOYOTA2TGなど、ちょっと古い車体のリペアーとしてご利用が多いかと思いきや、今まで一番塗っているのがこれかも知れません。ロードスターが如何に多くの人間に愛されているかという証拠ですかね。

現在は既にアルカリ洗浄槽に沈めてオイル汚れを洗浄中です。作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWのショックケース 下準備

bmw28 こちらもお待たせしております。どういった作業内容にするか実はまだイメージが出来ていませんのでとにかく清掃から始める事にしました。

どうも塗装屋になってからは油に対して拒絶反応が出来てしまったようで、とにかく油分が無くならないと気軽に触れないしその辺に置いて置くことも出来なくなってしまった感じです。

ちなみにヘッドカバーなどであればアルカリ洗浄液に浸け置きしてしまいますが、今回のようなスチール製品で「メッキ」が施されている場合は注意が必要です。メッキの種類にもよりますがアルカリ性の溶液だと腐食してしまうと言うか溶けてしまうんですよね。なので今回は控えています。

bmw29 で、シェルケースの表側にはどうも油分とは違うものが付いているようです。恐らくボディーシューツですかね。新車時または車検の時にでも塗られたのでしょうか。正直な感想としては何て余計な事を・・・と思いますが、まあシンナーで洗い流せば簡単に落ちてくれますので油分と一緒に一掃してしまう事にします。

bmw30 シェルケースの底部分?でしょうか。結構錆びていますね。ボディシューツ塗るならこういった所にこそ気を遣ってくれれば良いのですが・・・。

bmw31何かに連結する部分は丁度塗装がされていない箇所のようで錆が出ています。まあそこそこ部品も年代物ですからこの辺は仕方ないですね。

と言う事で、この後は「清掃」→「錆部分をサンドブラスト」→「全体に足付け処理」→「プライマー塗装」といった感じで下地処理を行います。

また進行しましたら紹介しますね。もうしばらくお待ち下さいませ!

レガシィ内装パネル 艶消し黒 部分塗装

legacy21 先日本塗りを終えていたレガシィの内装パーツの内の4点を部分的に艶消し黒で塗装します。

「折角綺麗に塗れているのにそのままで良いじゃん」と思えそうですが、単色ベタ塗りのままだとどうしてもクドく感じられる場合がある事と、今回はセンターパネルのエアコン吹き出し口のフィンは塗装していないので、その箇所と質感を合わせて統一させる為でもある訳ですね。言葉で説明するのは難しいので詳しくは完成した時の画像を良く見て頂ければ判ると思います。

legacy22 当初はこれらの部分は「塗装せずにマスキングで残す」と言うご要望でもあったのですが、サイドのエアコン噴出し口は元々艶消し黒に塗られていたので今回はそちらに合わせて塗装し直す事で対応しています。

塗装屋さんなら判ると思いますがこの逆アールでのマスキングはちょっと面倒ですよね。フチは2mmのラインテープを使っています。

legacy23 そして艶消し黒も本塗り完了です。ブツ切りマスキングなので塗装直後すぐにマスキングは剥がしています。塗料が乾いてから剥がそうとすると見切りラインがガタガタになってしまうんですよね。塗料がまだウェットな状態でマスキングを剥がしてシャープなラインになるようにします。

legacy24こちらも無事完了です。

ちなみにこういった細かく複雑な形をしている場合は、通常のスプレーガンでは奥に入る前に手前側が塗り過ぎになってしまうので、その場合は口径の小さなガンを使ったりします。

今回の艶消し黒ではこれらの部品だけなので最初から口径の小さなガンで問題ありませんが、これの前の段階で行っている「艶有り黒」の本塗り時には小さなガンだけではどうしても事足りないので、その場合は予め二種類のガンを用意しておいたりします。

iwata左のガンがいつも使っているIWATAの低圧ガンで口径は1.3ミリです。これが出た当初業界では「使えないガン」として有名でしたが(私的見解です)、ただ小物塗装になってからはこれが結構重宝しています。新車肌の再現性をするにはちょっとコントロール性が良く無いのですが(これも私的見解です)、小物塗装で、特にテールランプのような「肌が無い程の塗り肌」にするには低圧ガン特有の「被塗面に到達するまでの溶剤揮発率が非常に少ない」と言う事による比較的長いレべリング性が丁度良いのです。反面、タレ易いと言うデメリットも当然ありますけどね。

右のガンはやはりIWATAの低圧ガンで、これの口径は1.0になります。確かボディは一緒でも口径は0.8など違うサイズに変えられますよね。このガンは低圧ガン特有の変な癖がないので意識しなくても普通に使い易く、上で紹介したような細かい部分の塗装に向いています。ただしこれも当然ですが「肌が荒れやすい」と言うデメリットもあるので、これでテールランプを塗ろうとしてもツルンとした肌には仕上げ難いです。パサついてしまうんですよね。まあそれぞれの場面によって使い分けが必要という事です。

ちなみに塗りっぱなしで「鏡面仕上げ」と言う表現は塗装屋的に余り使いません。「鏡」と言うと完全に歪みの無いフラットな面ですから、塗装だけであの仕上がりは出来ないのは塗装屋ならば判っている筈ですので。
塗装をしない人間がそう表現するのは勿論構わないのですが、塗装を知っている側がそういった表現をするのはちょっと・・・ですかね。

いよいよ完成間近です。早ければ今週中には出来上がりそうですが組み付けもありますからもしかしたら来週になりますかね。もう少々御待ち下さいませ!

メルセデスCLSテールランプ 下準備

clsこちらも他のテールランプと並行して作業しています。作業着手しておりますので御安心下さい。画像右側が作業前で、左側が足付け処理済みの状態ですね。

ちなみにこのテールランプ、一個20万円くらいするんでしたっけ・・・(恐)。この金額になると何か問題が起きれば一大事です。致命的な失敗は買い直しと言う手段も当然ありますが(勿論公にしないだけでこれは事例があります)、これは痛過ぎますよね・・。

塗装は思わぬトラブルが発生する事は意外とよくあって、ただ事前にそういった事はある程度予想して作業しているのですが(所謂任意保険です)、やはり100%安全と言う事はないので最悪の事にならないようにするだけの対処は事前に考えてやっておきます。勿論これは企業秘密なので公には出来ませんが。

ただ今回のテールランプは以前施工例がありますから比較的(と言うかかなり)安心して作業出来ます。初めて触れる部品や得体の知れない社外品(これがかなり曲者です)はやはりとても怖く、出来れば決まった物だけを塗っている方が安全ではあるのですが、だからこそ商売としては成り立つ所があるとも思っています。リスクの無いところでは値段勝負になりますから、そうなると私のような場末の塗装屋では太刀打ち出来ませんからね(笑)。動ける内に色々経験しておきたいと思います。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね(毎回同じ言い回しですいません・・・)。もう少々お待ち下さいませ!