トヨタスマートキーカバー 下準備

key83 引き続き下準備が続いておりますトヨタランクル用のスマートキーカバーです。先日予備用(本物)と、それに差し込むスペアキー?が届きましたので早速調整を行います。

key84と言うのも、実はこの内部に入る基板スイッチが今まで無くて(見た事も無くて)、一体どういった構造になっているか不明でしたので今回内部の部品が入った本物を送って頂きました。

実際に見てみるとやはりと言うかスイッチが付いている(当たり前ですが)構造で、これが無いとスイッチの出ヅラが判らなかったのです。

key85 と言う事で早速スイッチ基盤を組み込んでみると、かなりテンションが掛かった状態で遊びは全く無く、やはりと言うかボタンはかなり飛び出ます(苦)。

key86 と言う訳でこの状態で#320で削りました。ちなみに内部には防水用のシリコンカバーが入るので研ぎ粉が出ても大丈夫です。

key87そしてこんな感じで面出し完了です。折角塗ったサフェーサーは殆ど消えて無くなりました(苦笑)。

ただこれでようやくボタンとカバーのツライチが確認出来ましたので安心して作業を進行出来ます。

key88尚、本体に差し込むスペアキー(?)の根元の部分もボディーと同色のホワイトパールで承っていますので、ここも梨地を研磨して調整した後にサフェーサーを塗って平滑な下地を作っておきます。

一歩進んで三歩下がるような感じですが(笑)、作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ハーレーFRP製ラジエターカバー サフェ入れ

harley33 先日到着しておりましたハーレーのラジエターカバーです。一緒にご依頼頂いているフロントフェンダーは既存の塗膜はそのままで素地調整のみとなりますが、こちらは白ゲルコート仕上げなので先に下地処理を始めておきます。

harley38色が白だと判り難いのですが、FRP製品の場合は多少なり窪みやペーパー目、巣穴などがありますので、最初の段階でそれらを削って処理しておきます。

harley34平面は#120→#180のダブルアクションサンダーで平滑になるよう研磨し、その後角や曲面ラインはクッションパッドを付けたダブルアクションサンダー#240で研ぎつつペーパー目を均していきます。最後は#240で手研ぎ、角の面取りなどを行います。

harley35 よく脱脂清掃し、フチも塗れるよう少し浮いたような状態で台にセットします。

harley36 サフェーサーはウェットコートで6~7回、ただし一度に塗ると溶剤が塗膜中に籠ってブリスターなどを発生しますので、コート毎に10分程のフラッシュオフタイム(乾燥時間)を設けてじっくり塗り重ねていきます。

ちなみにサフェーサーに予め促進剤が含まれたような製品だとこの間にガンの中(大抵は蓋の周り)で硬化が始まってしまうのでサフェは二回に分けて作ったりして対応します。昔の話ですが関ぺのJUSTなどはこれで対応していました(余り良い思い出が無いのでもう使う予定はありませんが)。

harley37FRP製品でよくありがちなのが断面の巣穴で、2液のサフェーサーなら大抵は埋まりますが、大きい物は最後まで残っていたりします。こういうのは先ほどの画像にあるように筆を指して埋めておきます。

尚今回の製品は比較的しっかりしている事と、ご希望内容も仕上がり重視ですので、この後はきっちり60℃の熱を掛けて完全硬化させ、もし製品の不具合でブリスターなどが生じたらそこをドライバーなどで抉ってパテ埋めして虱潰していく予定です。

元々サフェーサーは二度打ちも想定していますので、このままサフェーサーを研いだら本塗りと言う事は無く、恐らく同じことをもう一工程行う予定です。まだお時間掛かりますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!