LEGO風カフスボタン 本塗り

 先日色を作成しておいたロゴ風の金属製カフスボタンです。

ゴミが付いてブツになっている個所をペーパーで平らにし、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って突起の隙間までしっかし足付け処理を行います。

 綺麗に水洗いして乾燥させたらマスキングを貼り直し、台にセットしたらシリコンオフで脱脂清掃をして本塗り開始です。

 裏側も塗り易いように固定しています。

 まずは下色に白を塗り、

 さらに隠蔽の良いイエローを塗ります。

 そして今回の為に作った鮮やかなイエローを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

 殆ど混じりっけの無い有機顔料のみの構成な為に隠ぺい力は非常に低く、赤の上に直接この色を塗ると10コート塗っても隠蔽しないと思います。今回は段階的に下色を使っているのでトータル5コートで済みました(ベースコートのみです)。

裏側も綺麗に塗れたと思います。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、品質は勿論レベリング性にも優れるので肌が荒れ難く綺麗に仕上がるのが特徴です。

後日他の案件で熱を入れる時に一緒に恒温機に入れて強制乾燥をしようと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ロータスエキシージ ヘッドカバー 作業前確認

大分お待たせしておりますロータスエキシージV6のヘッドカバーです。先日特殊案件のスマートキーカバーと大物案件のPCケース塗装の作業が終わりましたのでようやくこちらに着手出来ます。大変長らくお待たせしました!

作業内容としては、

・指定個所を削り落とし

・指定個所の穴埋め(一か所のみ)

・バリ取り

・サフェーサーで全体の梨地を平滑化

・下塗り(恐らく艶あり黒)

・本塗り(3コートSPFシルバー)

といった感じとなります。

また各部マスキングする箇所もありますので、それぞれイラストでご確認頂けるようにしました。

 ネジ穴やプラグホールは勿論ですが、ホースパイプか何かが刺さる穴の周りは塗らずに残した方が良いと思いますのでそれぞれ判り易いように印を付けました。

 赤色(オレンジ色)になっている箇所がマスキング個所で、穴が空いてその周りはフライスで平らに切削されています。ここは最後まで残そうと思います。

 別角度からも、

 黄色い印の部分は削り落としてしまう部分です。

 そしてもう一個のヘッドカバーです。V型エンジンなのでヘッドカバーは2個で1セットとなります。

パテ埋めの箇所は、イモネジ(頭の無い六角穴の開いたネジ)を挿してその上をエポキシ接着剤(3Mパネルボンド)で平らにしようと考えています。

その他ご不明な点、気になる点など御座いましたらお気軽にご連絡下さい。

それではまた作業進行しましたら改めて紹介させて頂きます。大分遅れてしまいましたが順次作業していきますのでどうぞ今しばらくお待ちくださいませ!

フェラーリブレンボキャリパーも近々並行して作業開始しますのでそちらももう少々お待ちくださいませ!

メガネフレーム塗装承ってます

 先日到着しておりましたアランミクリの金属フレームのサングラス(手前)と日本製のセルフレーム(奥)二点です。この度もご贔屓頂き有難うございます!

 色はどちらも艶ありの黒で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っています。

アランミクリの金属製フレームはレンズがナイロール(ナイロン糸)で固定されているので取り外しはその糸をカットし、取り付けは塗装後にメガネ屋さんにてお願いするようになります。

セルフレームの方はレンズを取り外した後に周りを削ってサイズを少し小さくし、塗膜を痛めなよう取り付けられるように調整します。フレームは若干黄変しているように見られるので、念の為暖かくして柔らかくしてから取り外そうと思います。

ちなみにこちらのオーナー様からは2年程前にもアランミクリメガネフレームの塗装をご依頼頂いておりまして、今もお気に入りでご使用との事でご報告いただきました。その時の画像も紹介させていただきますね。

この時は元々シルバーに塗装されていて、それを剥がして下地からやり直しています。

今回はソリッドカラーの黒でご依頼を頂いていますが、この時は若干のガラスフレークを混入しています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度もご贔屓頂き誠に有難うございます!

LOOK 585③

②に続き、完成の紹介となります。

本塗り後に60℃40分程の熱を掛け、必要に応じて磨き処理を行ったら完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々はこのようなデザインだった物を、

オーナー様のご要望に応じてロゴを作製し、事前にイメージイラストを作製しました。

新車時の塗装が良く無かった事もあり、結局塗膜の殆どを削り落として下地からのやり直しとしています。

 このフレームはラグ部の継ぎ目のなる箇所があり、一度だけのサフェ研ぎではラインの形成が難しかった為、一旦クリアーを下塗りして微細なラインを再現しています。特に鋭角な谷ラインをシャープに美しく仕上げる事に意識しました。

 アウター受け(ワイヤーガイド)については基本的には取り外して作業するのですが、取り付け時にカーボンチューブが割れる恐れがある事、また今回のようにチューブの端が接着剤で埋まってしまっていてリベットを揉んで外した際に裏側の破片が回収できない(破片がチューブの中に残る)と言う事もあり、最初から最後まで取り外さずに作業を行いました。

ただしアウター受け部分は手作業で旧塗膜の剥離は難しい為、そこのみをサンドブラストで処理しています。

ロゴ部分は黒では無く「スモーク」で、強い光に当たった場合のみ素地のカーボン目が見えるようになっています。

ヘッドチューブのロゴは元のデザインのままで、ただし二個あった物を一つとしてシンプルなデザインにしています。色のフルカラーロゴのグレーと御揃いにしています。

 この辺はアルミでは無くカーボン素材なのでサンドブラストは使えず、窪みや穴の部分はリューターの先端にペーパーを巻くなどして手作業で行っています。

 元々あったフルカラーのロゴは純正のデカールでは無く塗装で再現しています。

 色は元々貼ってあったデカールとシールを参考に、それぞれの色から近似色を選んで作製しています。

 クリアーは高品位なタイプのSTANDOXクリスタルクリアーを使い、まるで磁器のような美しい光沢感を表現しています。

 ベースカラーのホワイトはロールスロイスのARCTICA(カラーコード:9561001)を使用しまいた。

ロゴ部分は新車時のような段差は無く、シャープな輪郭で美しく仕上がっていると思います。

最初の状態も紹介しますね。

元々の塗装ではロゴ部分に激しい段差があったり、

最後に塗られているクリアー層が密着不良でペリペリと剥がれているような状態でした。

剥がれた所を見ると下から艶のある塗膜が見れる為、最終クリアーを塗る前に足付け処理は行われていない事が判ります。

私的な見解ですが、恐らくデカール等を貼って最終クリアーを塗る前には足付け処理では無く「密着剤」が使われていて、それが経年による劣化で塗装が剥がれて来たものと思われます。

接着剤と違い塗膜自体に密着効果は少ないですから、塗装の前に足付け処理を行うのはとても重要です。

 塗装の塗り方に関しても、隠ぺい性の違いによる塗り方の順番やマスキング・スプレー方法によって無駄な膜厚を極力抑え丁寧に塗る事によってシャープで美しく段差の少ない仕上がりに出来ます。

ロゴに関しては折角各色の塗料を作ったと言う事で、

本塗りのついでにアクリルプレートにも塗装を行って、

今後の為に色見本を作製したり、

レーザー加工機でカットしたアクリル板を使って立体ロゴを作製したりもしました(これは仕事とは関係ありません)。詳しくはこちらの社外記でどうぞ。

さらにデータを使い回し、カッティングシートでタッチペン用ボトルのパッケージシールを作製したりも出来ます。

その後オーナー様から組み付け後の画像とコメントも頂きましたので紹介させていただきます。

「フレームは先週の先々週の金曜日に無事届いておりました。とても奇麗です。次の日には、組付け完了して乗り始めてました。

 写真を送ろうと思ってたのですが、iPhonの限界と天気が良すぎて思ったような質感の写真になりません。改めて今日(曇り)にコンデジで撮ったので送ります。 肉眼なら晴の日にも奇麗に見えるんですがね。
良い仕事をしていただきありがとうございました。気持ちよく自転車に乗れるようになりました。また色を塗りたいものが出来たらお願いしたいと思います。」
との事です。わざわざ有難うございました!
確かに今回の塗色は少々特殊で、通常ソリッドカラーには使われないエフェクトホワイト(STX MIX810。DUPONTだとAM3のマイクロチタン)が大量に使われていて、透かすと青く、光が反射すると黄色味が出ると言う透明な白味が表現されています。こういった配合は殆ど見かけない為、車でも自転車でも同じような色をした車体は殆ど存在しないと思います。
この度のご依頼、誠に有難うございました!

CORSAIR PCケース塗装 完成

 先日本塗りを終えていたCORSAIRの巨大なPCケースです。本日一日掛かりでようやく組み付けが完了しました。

 そう言えば頼んでいたプラスチックワッシャーも届いていました。奥の小さい方は自作していた方で、頼んでいたのが手前の大きい方です(今更なのですが…)。

 色々探した挙句、その中で一番良かった(小さかった)物がこのサイズで、ただしこれでは格好悪る過ぎるだろうと言う事で先ほどの小さいワッシャーを自作する事にしました。詳細はこちらの記事で紹介していますので宜しければどうぞ。

今回の組み付けでもナベネジには全てこのワッシャーを付けておきました。

 左側の部品がフロント側で、右側がリヤ側となります。フロント側に着いているプラスチックパネルは今回塗装はしていなく、後にこの上に何かしらのパネルが着くのだと思います。

そして最初に外しておいた透明プラスチック板を装着しました。てっきりアクリルだと思っていましたが成型具合からして恐らくポリカーボネート樹脂と思われます。裏表共に保護用のシートが着いています。

そして組み付け完了です。お待たせしました!

ただしまだ各部品を組み付けただけで、細部のチェック・清掃・梱包は来週行う予定です。完成のご連絡もそれからと致しますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ。

最初の状態はこちらのページで紹介しています。

とにかく大きいので今回は縦に撮影している物が多いです。

尚、いつもの撮影場所では上の照明に当たってしまう為、先にそれを上げておいています。

サイドパネルの下には普通のパソコンケースでは見られないような上開きのロアグリルが装備されています。こちらの記事で組み付け前の画像を紹介していますので宜しければどうぞ。

全ての部品は裏表共に艶ありの黒で、こちらのアルミ枠だけグリーンの2トーン配色となっています。グリーンはこうやって作成しました。

内部も艶あり仕上げで、これは恐らく電飾が良く映えるようにする為と思われます。簡単そうですが塗装作業はとても大変でした。

そして裏面です。参考までにケースの高さは70センチメートルあります。

裏側のパネルは余りみる事が無い所ですが、今回ここが一番手間が掛かっています。

通常パソコンケースは部屋の隅に置くのが一般的ですが、

ターンテーブルに乗せて部屋の真ん中に置いても大丈夫かも知れません。

隙間の奥まで艶々です。

中はまるでホテルのロビーのような豪華さに(笑)。

ロアグリルはマグネットでの固定になっているのですが、

マグネットが直接塗装に当たるのでそこが傷ついてしまい、なのでそこにつや消し黒のマスキングシートを1センチ程にカットして貼っておきました。

それにしても重量もかなりある為、向きを変えるだけでも一苦労です。

一応寝かした状態で撮影もしていたので紹介致します。

この上に五月人形を飾っても大丈夫なくらいの艶具合です。

そして天面です。立てた状態だと撮影が出来なかったので寝かした状態で撮影しました。

塗装面が細見なので判り難いのですが、ここも艶々に仕上げています。

来週中には最終チェック~梱包まで行い、全てが完了しましたら改めて完成の連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!