CORSAIR900D アルミフロントパネル 下準備

 先日裏吹きを終えていたCORSAIR 900D用のアルミ製ワンオフフロントパネルです。

画像は裏側で、次はいよいよ表面となります。

塗装した裏面をマスキングします。通常は端から始めたくなりますが、塗装を仕事でやられる方は普通は外を最後にします。

 一番重要な見切りのフチを最後にする事で、塗った直ぐにここだけ剥がせますし、またそうでなくても最後にマスキングを剥がす時に一度で簡単に全てのマスキングを剥がせるので早く済みます。

 と言う訳で裏面のマスキングが完了です。これを塗った後の早い段階で行うとマスキングテープの糊で塗膜が侵されて跡が残ってしまう為、極力時間を置いてから貼りたかった訳です。

車のオールペンで屋根の高い車体は、ルーフとボディ(側面)を別々に塗る事が多いのですが(私はそうします)、先に屋根を塗ってからそこをマスキングをし、側面を塗ってうっかりそのままブースの熱を入れてしまうと、屋根の塗装面にはマスキングの跡がバッチリと、もっと最悪なのは炭カルなどのビニールマスカーなどを貼っている場合で、ラッピング塗装よろしくルーフ全面に斑模様の段差が・・・と言う事になります(勿論経験済みです)。あと窓ガラスのウェザートリップ(ゴム)なんかもマスキングテープ貼ったまま熱を入れるとその跡が取れなくなる事があるので、意外とこの糊が侮れないのです。

 と言う訳で表面です。裏吹きをする時に少し浮かした状態で塗装したかったので、養生した上に段ボールと合板(木)を貼っていました。

 養生を剥がした状態です。白いのはサフェーサーです。

 こちらもエッジギリギリでマスキングしていて、見た目はピッタリですが触ってみるとバリのような段差が出来ているのが判ります。これを塗った直ぐに剥がしていればクリアーが馴染んでバリの形成を極力減らせるので、先ほど貼ったフチのマスキングは本塗りした直後に剥がす予定です。

 外した段ボールと合板を今度は裏側に貼っておきます。

表側のサフェーサーは既に水研ぎしてライン出しを済んでいますが、フチのバリと、マスキングテープが張ってあった個所も含めて全体を#1200で均しておきます。

表面のデザインはこちらとなっていて、各ロゴのデータは出来ていますので、次はこれらのマスキングシートの準備となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!