KATOクレーンミニカー ホイール 本塗り

先日下準備を行っていたKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。金属パーツの剥離作業とプライマーの塗装が終わったので、いよいよ本塗り工程となります。

ただ内容が複雑なので、とりあえず一番単純なホイールの塗装からスタートする事にしました。

ホイールの色はニットコウ(日本塗料工業会)の色見本から「G05-40X」をご指定頂いていますので、それをSTANDOXの色見本から近似色を探します。

SKODA(シュコダ)のRallyu red(カラーコード:8180)を使う事にしました。チェコの自動車メーカーですね。

タイヤは接着剤で着いていたのでそれのカスを取り除いておきます。

ウォッシュコンパウンド(研磨剤と洗浄剤が混ざった物)とナイロンブラシを使って細部の足付け処理を行います。

その後シリコンオフで脱脂し、台にセットしました。

ちなみにプラモデルを塗って欲しいといったお問い合わせも時々ありますが、あれらの多くは素材がPS(ポリスチレン)の為、当店で使っている塗料(アクリルポリウレタン)では溶けてしまいますから基本的には対応が出来ません。

また「塗料は持ち込みするので」といったお問い合わせも稀にあったりしますが、そういった事にも対応はしていません。「単に塗るだけなのでどうして駄目なの?」と思うかも知れませんが、例えば自分で釣ってきた魚をスシローとかに持ち込んで「これで握って!」と言っても断られるのと同じだと考えて頂ければと思います。

さらに同じような事で、「パテまでは自分でやっておくので」といった事も、「シャリは握って持って行くのでネタだけ乗せて」と同じですので対応は出来ません。何卒ご理解を頂ければ幸いです。

配合データから作成したベースコートを塗布し、

クリアーを塗って本塗り完了です。

一応事前にパッチテストは行っていましたが、実際に塗ってみないと分からないという事もあって、最初に単純なホイールから始めてみたという事もあります。

ちなみに模型用の塗料を使って塗られている物や、自家塗装をされてしまった部品の場合、金属であれば溶剤(または剥離剤)を使ったりサンドブラストが可能となりますが、プラスチックパーツはそれが難しい為、複雑な形状の物は対応が出来ません。ご注意くださいませ。

それではまた作業が進行しましたら紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!