平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。
今年の夏季休業日は以下の通りとなります。
8月10日(水)~8月11日(木)
11日は「山の日」で元々祝日なので、実質10日のみが夏季休暇といった感じになります。
お待たせしている方々にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
先日到着しておりましたスバル新型レヴォーグSTI Sport R EXの純正リヤエンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
ご依頼内容は、アクリルプレート裏側を削り落として黒に、アクリルプレート表側からは透過性の青=ブルーキャンディーに、メッキの枠は艶消し黒の塗装で承っております。
以前施工した際の画像がありますのでそちらを紹介させて頂きます。
アクリルプレートはこの時と同じ仕様で、メッキの枠を艶消し黒、またアクリルプレートのクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。
アクリルプレートとメッキの枠はそれぞれ両面テープで固定されているので、
塗装する際にはこちらを剥がす必要がありますが、再利用が出来ないので、
台紙をスキャナーでPCに読み込んでそれを参考にデータを作成し、
問題無ければ両面テープをカットします。塗装後、最後にこちらを貼り付けておくようにします。
また今回はブルーキャンディーの塗装でミニカーキーホルダーの制作も承っております。
こちらは塗装の御依頼を頂いた方のみ対応したサービスとなっております。宜しければ以下リンク先をご参照くださいませ。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!
先日裏側に透過性の赤=レッドキャンディーを塗装しておいたスバルインプレッサWRX STI GVF用の純正エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
軽くペーパーを掛け、ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って凹んだ部分の足付け処理を行います。
まずは粗目のメタリック=MIX598を塗布します。STANDOXの原色で最も粗いメタリック顔料ですね。ちなみに巷ではもっと粗いメタリックが存在しますが、これが余りにも粗すぎると塗膜として問題が起こるので(クリアーとメタリック顔料での密着不良)、自動車補修用塗料ではそこまで粗めの物は設定がありません。当店でそういった社外品の顔料を使う場合は、ラメと言われている物の中でも比較的小さい物か、または密度を低めにした状態で使うようにしています。以下のような感じですね。
少し粗めのホログラム顔料を使ってみました。 pic.twitter.com/nTdhEoJxKv
— PRO_Fit/高畑 デザフェスP-343両日 (@Takahata_P) July 16, 2022
その後は隠ぺい力の高い適当なシルバー=具体的にはVW社のリフレックスシルバー (カラーコード:LA7W)を塗り、
裏側の見えなくなる部分なのでクリアーを塗る必要は無いですが(ただしその場合はベースコートにハードナーを添加する必要があります)、大抵は他の御依頼品と一緒に塗っていたりするので、ついでにこちらも塗っておくようにしています。
この後は再び60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次は表側のスモーク塗装となります。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
現状は塗装では無くブルーアルマイト仕上げで、凸文字部分が切削されてアルミ素地が露出された状態です。
ブーツ(ゴムシール)が無いタイプなので、ピストンとその隙間に不純物が入らないよう、
少し大きめにカットしたマスキングテープ+ガムテープを貼り付けます。
サンドブラストを行います。ちなみにアルマイト素地にそのまま塗装を行っても塗料は密着しませんので、このような素地調整が必要となります。念のためですが密着剤の使用などはあり得ません(あれは点では無く「面」でくっ付いているだけで、経年でそれの効果が無くなったり、何かのきっかけがあるとそこからペリペリと塗膜が剥がれてしまいます)。
その次に、塗膜を厚くしたくない箇所にベースコートの黒を塗り、マスキングを行います。
その上にキャディーイエローとキャンディーオレンジを混ぜた色を塗布します。下色と同じベースコートとなります。
見本となる画像と見比べて良さそうな色味になったらキャンディーカラー=ベースコート完了となります。
塗った直後は艶のある状態が続きますが、
先日到着しておりましたマセラティリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
ご依頼内容はマセラティ純正色の「ボルドーポンテヴェッキオ」(カラーコード:226125)への塗装で、
またエンブレムの被膜が完全に剥がれ落ちてしまっていますので、こちらもボディと同色の塗装で承っております。
これだけを見るとよく判らないと思いますので、以前施工した時の画像を紹介します。
元々のエンブレムはこのように背景が紺色になっているのですが今回はそれが無いので、テスト的に(個人的な趣味の範囲で)ここも塗装してみよう、と言う作戦となります。
リモコンキーは3箇所の爪で固定されていて、一つは自作の工具でなんとか外せるのですが、残りの2つは完全に見えない箇所にあるので、多少強引に外すしかありません。幸いにして破損したのは一か所で済んだので、
脱脂清掃してプラスチックプライマーを塗り、エポキシ接着剤でそれぞれの破片を繋げ、
本体に固定してさらに補強の為に周りにも接着剤を盛っておきます。ちなみにプライマー無しだとくっ付かない素材で、また瞬間接着剤等では強度が得られないのでNGです(瞬間接着剤は60℃で接着効果が落ちるのでそもそも塗装~強制乾燥が前提の物には使えません)。