F430フェラーリリモコンキー 本塗り

キーカバーの方は先日ロッソコルサ(300)の艶あり仕上げで本塗りを終えていますので、今回は鍵本体部分=艶消し黒の塗装となります。

鍵本体には電池交換をする際にカバーを外す際にドライバーを差し込むような窪みがあって、今回ここがかなり抉れていましたから、削って形を整えサーフェサーを塗っておきました。

尚、カバーを外す場合はここを使うのではなく、固定されていないキーリング取り付け穴部分からヘラを差し込み、そのまま一周させて浮かす方法が望ましくなります。

以前の画像がありますのでそちらを紹介しますね。

フェラーリリモコンキーの構造上、キーリング取り付け穴付近は上の画像のように比較的簡単にヘラが差し込めます。このまま梃子で外そうとするとカバーが曲がったり割れてしまう恐れがあるのでヘラを起こしたりはせず、この角度のまま鍵を一周するような感じで回すとカバーが少しずつ浮いてきて外れるようになります。ヘラはテーパー状になっているので、少しずつ厚みのある方にスライドしていけば固くてもこれで外せます。塗装後に外さないといけない場合でもこの方法なら塗膜にダメージを与えずに取り外す事が出来ます。ヘラはあると便利なので各サイズ揃えておくと安心だと思います(安いですしね)。→井上工具 ジラコヘラ 白 66mm

水研ぎ作業はカバーパネルと一緒に行っておきました。

マスキングを貼り直し、

よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。

まずはプラスチック素地が露出した箇所にプラスチックプライマーを塗布します。塗り過ぎると逆に密着性が悪くなるのでドライで2コート、塗り残しが無いよう満遍なく塗っておきます。

続けてベースコートの黒を塗布します。

ベースコートだけでも艶消しっぽくなるのですがどちらかと半艶な感じで、ただしチープ感が否めません。

最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーも塗った直後は艶がありますが、

時間の経過と共に艶が消えていきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!