パジェロのフロントグリル塗装承りました

こちらも先日無事到着しておりました。パジェロのフロントグリルです。もしかして社外品?でしょうか。

ご依頼としては、現状シルバーに塗られている箇所を三菱純正色の「クォーツブラウンメタリック」(カラーコード:C06)に塗り替えで承っております。

ちなみにグリルの後ろのネットと金属製のステーが付いていて、こちらはネジでは無くリベットで付いているので後日リベットを揉んで取り外します。ネットとステーはマスキングでも出来ない事は無いですが私的にはナンセンスかと。「手間を掛けたのに塗り難い」なら「塗り易くなるなら手間を掛けても」が普通ですよね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

マツダアテンザ各パーツご依頼承りました

先日到着しておりましたマツダアテンザの内外装パーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ちなみにこれを撮影した時はフォググリルは1セットのみのご依頼だと思っていてもう1セットは撮りませんでした。後で気づいたのですが「2パターンって、2セットでのご依頼って事だったんですか?!」と言う事で実はもう1セットあります。てっきり見本かと思っていたんですよ・・・失礼しました。

で、このフォググリルは現状「真空蒸着メッキ」が施されていまして、こちらは他のショップさんでご依頼頂いてきたようです(2セット4個全部これです)。ちなみに真空蒸着メッキは表面にクリアーが塗装されていますので普通の下地処理(足付け処理のみ)で塗れます。

今回のこのフォググリルのご依頼としては、マスキングされた箇所のみをメッキで残し、他は全てご指定頂いた色の「ジェットブラック」(カラーコード:41W)で塗りつぶします。折角のメッキですが殆ど無くなってしまうんですよね。ちょっと勿体無いですが(笑)。

どれもご依頼は「艶々仕上げでクリスタルクリアーを」となっておりまして、ただスイッチパネルととフロントグリルは表面がザラザラとした「梨地」ですからまずはこれを平滑に仕上げる事からの作業となります。「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程ですね。

lexusで、今回はアテンザの物とは別にレクサスのナンバーブラケット×2もご依頼頂いております。色は同じくジェットブラックで、こちらは梨地ではなく半艶の黒で塗られているだけなので足付け処理のみで艶々に塗れます。と言っても見えるのは枠の部分だけなのですが(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロードスターフロントグリル&フォググリル 完成です

大変お待たせしました!昨年からお預かりしていましたロードスターの外装部品一式です。

上の画像は左の部品が「ナンバーブラケット」で、これはナンバーの土台部分の部品です。ナンバーが付くと枠しか見えなくなるので塗装をご依頼頂いたのはその箇所だけなのですが、真ん中を残す方が難しいので全部一緒に塗ってしまっています。なので平面部分の仕上がりは余り良くありませんのでご了承ください(ペーパー目やらゴミが付いたままです)。

で、右側の部品がフォググリルですね。今回のフロントグリルもそうですが、ご依頼頂いた部品全てフロントバンパー内に収まる部品です。一応車体の参考サイト紹介しておきますね。なるほど、フォググリルは斜めに付くのだったのですか・・・。

→ マツダ ロードスター ドライブ対談 【オートックワン】

r元々は表面がザラザラとした梨地で、確かにあれはチープな感じが否めません。どうせなら艶々の塗装済みバージョンと二種類のラインナップがあっても良い気がしますが・・・(となるとうちの仕事が無くなるので逆にマズイですかね)。

そしてフロントグリルです。当初は半艶ブラックも検討されていましたが、装着されると見える前面に出る面積は小さいので艶ありでもそんなにクドくは無いですよね。むしろ高級感があって良いかとも思いますし。

road3まるで塗装屋に対する嫌がらせのような造りになっていますが(非常に塗り難いです…)、小物の塗装はどうしてもこういった異型な物を塗る場面が多いので多少なりコツみたいなのは解るようになったと思います。最初の頃はあり得ない失敗とかもよくしましたので・・・。ネチネチとした作業が

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ロードスターフロントグリル 本塗り

こちらもお待たせしております。ロードスターのフロントグリル・ナンバーブラケット・フォググリルをご依頼頂いている案件ですね。

当初の状態としてはどれもプラスチック素地のままで、オーナー様曰く「未塗装樹脂部分を無くし、フロント周りに高級感を出したかった」との事でどれも「艶ありのブラック」でご依頼頂きました。また「可能な限り黒く見える黒」といったご要望も頂いております。

プラスチック素地の場合は黒に見えても実はかなり白が入ったような「グレー」だったりします。塗装屋さんなら一度は経験があるのでご存知だと思いますが、プラスチック素地の箇所を塗ろうとして普通の黒を塗ると実は全然色が違っていたりします。黒に見えても実は相当なグレーなんですよね。

と言う事で、十分に脱脂をしたら(この形ですから脱脂だけでも大変で・・・)よくエアーブローしてホコリを飛ばし、プラスチックプライマーを塗布したらいよいよ本塗り開始です。

ベースコートの黒を塗ったらクリアーを塗って無事本塗り完了です。ちょっと塗り難い構造ですが、先日同じような形のデミオのグリルで塗り方は慣れていたので今回は落ち着いて塗れました。貫通している箇所は最初に裏からキッチリ塗っておく事と、壁になっている箇所はエアー圧を落としてガン距離を極力近くしてスプレー時の跳ね返りを減少させるのがコツです。そして4方向からキッチリと、ですね。

ちなみにグリルから外れた小さい部品が3点あるのですが、そちらは下地処理~脱脂までは外した状態で行い、本塗りの時は装着した状態で塗ります。これなら追加費用は掛かりませんしね。

こちらはフォググリルで、先日のデミオでは中央の丸い部分が分割になっていたのですが、今回はここが一体式なので非常に研ぎ難く塗るのも中々大変です。むしろよくこの形で金型から外せると関心してしまいますが・・・。

そして無事本塗り完了です。梨地だった元の質感からは全然違いますよね。

あともう一個「ナンバーブラケット」があり、そちらも一緒に本塗り完了していますがちょっと画像が見当たりません(撮っていなかったかと・・・)。そちらは完成時にご紹介しますね。

それではもう少々お待ち下さいませ!

 

ロードスター外装パーツ 下地処理

フォググリル 空研ぎ

こちらもお待たせしております。先日サフェーサーを塗っておいたロードスターのフォググリルですね。部品は新品ですが表面がザラザラとした梨地だったので表面を研磨、プラスチックプライマーを塗布、そして2液ウレタンサフェーサーを塗って硬化させています。

画像左側が研磨する前の状態で、表面に小さな黒い点々があるのは研ぎ忘れを防止する為の「ガイドコート」です。単に黒を全体に降り掛けただけですが効果は絶大です(と言うかこれをやらないと確実に研ぎ忘れが生じます)。 で、それを研いだ状態の物が右側ですね。 ただしこの状態はまだ粗研ぎの段階で、この後番手を細かくしていき細部を仕上げていきます。

 

フォググリル 水研ぎ

今回のサフェ研ぎの工程としては、

最初に空研ぎ #320→#400→#600

その後は水研ぎ #600→#800

となります。空研ぎでは主に肌落とし(梨地の平滑化)ですが、今回のように形が複雑な部品の場合はコシが強いペーパーだと角が当たってしまったりでスジ状に掘ってしまう箇所が出てきたりします。目で見て解かるようなものでは無いのですがそういった箇所は必ずあり、一つでも見落とすと厄介な事になるので多少やり過ぎな作業になっても一つ一つを万全に仕上げていかないとなりません(って実際にはそんなに難しく考えている訳では無く塗装屋さんなら日常的にやっている事なのですが)。

で、空研ぎでの粗研ぎが終わったらその後は水研ぎでしっかりサフェを削りつつ、細かい番手でソフトな仕上がりに仕上げていきます。 これは慣れの問題もあるかも知れませんが、形が複雑な場合はやはり最後は水研ぎで仕上げる方が間違いは無いと思っています。 平面的なものなら最初から最後までを空研ぎで完結するシステムは出来上がっているのですが、こういったケースではやはり昔ながらの水研ぎが確実ですかね。

ちなみに最初から最後までを水研ぎで終わらせる事は勿論可能で、と言うより元々はそのシステムしかありませんでした。 ただ近年は空研ぎでも目詰まりがし難い細かい番手のペーパーが登場してきたので、塗装の下地作業はここ数年でもかなり変わりました。 もともと空研ぎが使えるのはせいぜい#240くらいまでで、それ以上細かくなるとキレが悪い癖に非常に高価で余り実用性の無いものが殆どだったのです。なのに今では磨き用に使うような#1500やら#2000の細かい番手でさえ空研ぎで出来るペーパーが登場する始末でして・・・。

ちなみに何故「空研ぎ」が進化しているかと言うと、それは勿論「作業性」の向上による作業時間の短縮です。自動車補修塗装は時間工賃が¥7,000~¥10,000とかなり高額な内容なので(それだけコストが掛かるという事なのです)、如何に作業時間を短縮出来るかが売り上げ(じゃなくて存続?)の勝負になってくるのです。  ちなみに私が勤めていた会社はこのレーバーレート(時間工賃)が¥12,000と、恐らく日本で一番高かったのでは・・・と思うような会社でした(故に保険会社といつも揉めていたようですがお陰で良い仕事はさえて貰えたと思います)。

 

フロントグリル足付け処理

こちらはちょっと前の画像なのですが、折角撮っておいたので紹介させていただきますね。同じくロードスターのフロントグリルで、いつもの如くネチネチと足付け処理をしていきます。

塗装する物にはこうやってかならず「足付け処理」を行いますが、これは塗装する箇所に無数の傷を付けることにより表面積を増やし、また投錨効果(アンカー効果)により塗装の密着性を高める効果があります。塗料自体には接着剤のような効果はありませんから(実は全くないのです)、ツルツルした面に塗装しても密着不良を起こし塗装はペリペリと剥がれてきますので。

またはこれをやらなくても「密着剤」なる便利な塗料もあったりするのですが(私的にはプライマーとは呼べません)、初期性能は確かにいいのですが塗って数年経ってからの性能についてはちょっと疑問です。そもそもその性能が保障されているならばわざわざこうやって時間を掛けて足付け作業をする必要は無いって事ですからね・・・。全ての塗装マニュアルから消えても良い筈ですし。

ちなみにこの素材はPP(ポリプロピレン)なので、実はその足付け処理も「プラスチックプライマー」の塗布が無ければ全くの無力です。また「脱脂処理」も同じことが言えて、例えばこの被塗物表面に油膜があったとしたら前者の二つの作業をやっていたとしてもやはり密着不良は起こります。 なので面倒ではありますが、これら「足付け処理」「脱脂洗浄」、そして素材によって「専用のプライマー」を行う事は下地処理では必須な作業になるのです。 飾りだけの物であればここまで考えなくても良いのですが、用の塗装となるとこれらがちゃんと出来ていないと幾ら綺麗に仕上がっていても意味が無いですからね。

来週中には本塗り出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!