ブレンボブレーキキャリパー 本塗り

brembo88ここの所は業者様からの御依頼品が多くなってきています。中には同業者さんからの御依頼もありますからもしかしたらいよいよ景気が良くなって来たのかも知れません(しかしうちにはまだ恩恵が・・・笑)。

そしてこちらはいつも御贔屓頂いていますチューニング屋さん(って呼んで良いのか判りませんが)からの御依頼品で、やはりいつものブレンボキャリパーです。ピストンも外れてますからきっとオーバーホールも兼ねているのだと思います。この他ヘッドカバーなども御依頼頂いておりましてそちらも先日塗り終わっております。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ブレンボブレーキキャリパー塗装 完成

brembo85 お待たせしました!ブレンボのブレーキキャリパー塗装、本日完成となります。梱包も終わっていますので本日発送可能と

brembo87 色は元の状態と同じで、黒をベースにロゴは白で塗装で入れています。塗り直しの場合は赤とかイエローなど比較的派手な色への変更が多いですが、汚れの事を考えると無難に黒、といった感じでしょうか。以前業者さんからの御依頼で白に塗った事もありますが、さすがにあれは大変そうな気が・・・(笑)。

brembo86そう言えば前回ポルシェのキャリパーをイエローで塗装を御依頼頂いた方よりコメントを頂いておりましたので紹介させて頂きますね。去年お届けした時期は丁度大雪だったようで取り付けは年明けになるとの事でしたからもしかしたらもう装着されているかも知れませんね。

brembo77 「商品は「プロフィット日記」にて拝見させていただいておりましたが、全く純正と変わらぬというかそれ以上の仕上がりで感激いたしました。 天候の都合により車輌への取り付けは来年になると思いますが、マカダミア(ブラウン)の車体にスピートイエローはよく映えそうです。 

事前の説明に始まり、見積り、工程、仕上がり、すべてにおいて親切丁寧に対応していただき感謝いたします。
またご相談する機会があるかもしれませんが、その時は宜しくお願いいたします。この度は、誠にありがとうございました。」

との事です。いえいえ、こちらこそ有り難う御座いました!(マカダミアブラウンとなると本物のポルシェに装着だったのですね。てっきり流用かと思っておりましたので)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

ブレンボキャリパー 本塗り

brembo_2 先日ブレーキ屋さんからブレンボキャリパーが戻って来まして、無事本塗りも完了しております。ブレーキ屋さんでは「洗浄→サンドブラスト(剥離)→脱脂洗浄→マスキング」までを行って来てくれますのでこちらでは塗装のセッティングと最終的な脱脂のみで直ぐに塗装可能となっています。

brembo_3 ちなみに今回のキャリパーでは一部のダストブーツ(丸くて黒いゴム)に裂けが見られたとの事でそちらも交換して貰っておきました。キャリパーの型にもよりますがブレンボならオーバーホールも可能との事なので御希望の方はお問い合わせ下さい(ただ部品が相当高額な為、オーバーホールをするなら新品を買う方が・・・と言うことらしいです)。

brembo81そして本塗り開始です。まずはいつものようにプライマーの塗布からです。

brembo82ベースコートが終わった時点でロゴ入れの塗装を行います。予め用意しておいたbremboロゴのマスキングシートを貼り、白でロゴを塗装していきます。

ちなみにバケツに入っているのはクリスタルクリアーで、気温の低いこの時期は本塗りの前にこうやって湯せんに掛けて暖めておいたりします。主に外資系のクリアーは粘度が高いのでそのまま塗ろうとしても重くて非常に塗りにくく、かといってシンナーを増やすのはナンセンスですので(私的な見解ですが)こういった手段が有効です。衝撃的な感じがしますが塗装屋としては日常的な光景ですので御安心下さい。

brembo83そして再びブースに戻し、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

brembo84それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週早々には完成出来る予定です。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ブレンボキャリパー塗装 完成

brembo53 こちらはいつもご贔屓頂いている業者さんからのご依頼品で、既に完成して納品は済んでおりますが一応撮影しておきましたので紹介させて頂きますね。上の画像は塗り終わってマスキングを剥がしたところです。

ちなみに今回は珍しいキャンディーカラーでご依頼承りました。なんとマツダ純正色であるんですよ(大変ですね・・・)。「ソウルレッド」なるカラーで、アテンザの設定にあるらしいです(ただし今回は少しアレンジを加えています)。

brembo55上の画像は届いた時の状態で、ブレンボの純正塗装はいつもこんな感じにクリアーが層間剥離を起こしてしまいます。原因は色々なパターンがあるので一概に言えませんが、とにかく下の赤とクリアーとで密着していないのでこうなっています。

時々「キャリパー専用の塗料じゃないから」みたいな事が言われていたりしますが、少なくともこれは違います。と言うか塗料メーカー的にはブレーキキャリパー専用塗料なんて存在しない筈でして、その下のメーカー?が勝手にそれ用と銘打って売っているだけだったりしますので。材料云々の前に下地処理をちゃんとした方が・・・と思います。

ちなみにブレーキキャリパーの下地処理については以前間借りしていた川崎の自動車板金工場に、当時の私と同じく間借りしてやっているブレーキ関係専門の方に今でもお願いしていますので、現品を確認した後そちらに送って下地関係一式を行って貰っています。作業内容としては、「洗浄→マスキング→サンドブラスト処理(剥離)→洗浄→マスキング」までをして終わったら再度返送して貰います。これら全ての作業を私一人では大変過ぎますし、餅は餅屋ですからその方が確実でもありますからね。

brembo54そしてこちらが発送前に撮影した画像です。普通の赤メタリックでこの深みは出なく、キャンディーカラー特有の物です。納品した業者様からのご感想としては、「実車に装着してみるとかなりシブい色です。ロゴ配置もバッチリで、お客様も大喜びでした!」との事です。

しかしこれは単品だから良いですが、これを車体でボカシで行うとなると塗装屋さんは相当苦労をするのでは・・・と思う次第です。今までの流れ的に日産なら判らないのでも無いのですがまさかマツダでやりましたか・・・。自社の工場以外では直させないぞ!的な町工場への嫌がらせで無ければ良いんですけどね。私はこれにウンザリして自動車塗装屋を辞めましたので・・・。

尚、画像のようにブレンボのロゴは今回の丸文字も対応出来ますので宜しければどうぞ(しっかり営業もしておかないと、ですからね。笑)。

バイク用ブレンボキャリパーが装着されたようです

hayabusa3 先日お納めしましたバイク用のブレンボキャリパーが無事車体に装着されたようで画像送って頂きました。ストライカーなるマフラーメーカーのデモカーでもあるらしく、これからの露出度も高いそうです。超格好良いじゃ無いですか・・・。

brembo49色はSUZUKIのDAYTONA YELLOW」(デイトナイエロー。カラーコード: YMF)で、凹文字部分は黒で塗ってありますが、ここは塗料を流し込んで塗る墨入れでは無く、通常通りマスキングをしてスプレーで塗装し、最後に全体にクリアーでコートしてあります。何が違うかと言うと耐久性が違います。

brembo28これはアルマイトの上にそのまま色(上塗り塗料)を塗っているので剥がれて当然ですが、これはやり方が悪いとかそう言う事では無く、これが製品のスタンダードという事なので特に問題はありません。むしろこういう風になって貰わないとうちのような場末の塗装屋の出番が無くなってしまいますので・・・(苦)。

塗装はその製品の性能自体を上げる訳では無くても「あると嬉しい」といったところがあって、今回のキャリパーもそうですが、古くなった物でも新たな価値をプラスして誰もが羨むような形に生まれ変わらせる事が出来る凄い力を持っていると思っています。
ただそれだけに一旦何かトラブルが起きればとてつもないガッカリ感を生じてしまう為、私的にはそこに重点を置いて作業をするようには心掛けています。折角お金を掛けて塗った物が上の画像のようになったら悲し過ぎますので・・・。

そう言えば塗装の業界に入って初めの頃、上司のアメリカ人から言われた言葉で、「お前がやっているのは新車の塗装では無く補修の塗装なんだから新車以上のクオリティじゃないと意味が無いんだよ!」見たいな事を言われましたが、後になればなるほど確かにその通りだと思います。ただ実際はこんな感動的な言葉では無く、もっとひどく汚い言葉で罵られた訳でして(酷)、当時は相当反発はしましたが今思えばその反骨精神のお陰で色々考えられるようになったのだと思います。ただ仕事の場で言葉の端々に「ファッキン!」とか入れるのは辞めて欲しかったですけどね(苦笑)。テキサスだとそれが普通なのでしょうか・・・?。