レガシィミラーウィンカー スモーク塗装 完成

 こちらもお待たせしました!先日本塗りを行っていたレガシィ用ミラーウィンカーレンズです。

最初の状態も紹介しますね。

元々はクリアーレンズだった物を、

 「極薄目と薄目の中間」の濃度にスモーク塗装を施しました。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 フチのスポンジテープは綺麗に剥がせた為、糊面にゴミが付かない様保管し、元の位置に戻しておきました。

画像だと判り難いのですが、レンズ下側にあるウェルカムランプ(足元を照らす照明)部分はスモーク塗装時にマスキングして透明なレンズをそのまま残すようにしています。クリアーを塗る時にはマスキングを剥がして一緒に塗っているので違和感は感じられないように仕上がっているかと思います。

 こちらのオーナー様からはフロントグリルの塗装も承っておりまして、そちらも作業進行次第改めてご案内したいと思います。

フロントグリルの方が完成しましたら併せてご連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レガシィミラーウィンカー 本塗り

 ステンレス製のフロントグリルと共にお預りしておりますレガシィ用ドアミラーウィンカーです。

 レンズの下部分にあるウェルカムランプはスモークにせずクリアー抜きで承っていますので、予め作成しておいたマスキングシートを貼っておきます。

 プラスチックプライマーを塗り、指定の濃さ(「極薄目と薄目の中間」)になったらマスキングシートを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。

 先ほどの画像だと「この濃さならわざわざ貼っても意味が無いのでは?」と思うかも知れませんが、スモークが掛かったシートを元の色と比べると黒くなっているのが判るかと思います。

色もそうですが、スモークもそれ単体で見ると実際のところどうなっているのかは判断がつきませんので、必ず何かしらと比べる基準が必要となります。勿論自分の記憶に頼るところもありますが、視覚は環境や見方によって変わるので、今回のように元の色と比べたり、以前施工した時の画像などを見て判断するようにしています。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

スモークにしなかったウェルカムランプ部は、クリアーは一緒に塗っているので段差は殆ど感じられないと思います。

一緒にお預りしているフロントグリルも既に作業は着手しておりますので、そちらも進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

 先日に引き続き、テールランプ等レンズ系パーツ全24点の下地処理作業となります。

レンズ単体の部品はそのままマスキングをすると本塗り時にスモークの濃さが判らなくなってしまうので、反射板の代わりになるよう鏡のようなフィルムを貼ります。昔3Mから出ていた製品で、本来は車体に赤外線ヒーターを当てる際、ドアミラーやテールランプなどのプラスチックパーツを変形しないようにする為の物です。今時はドアミラーもテールランプも外さずに塗るようなケースは無いので、需要が無くなって廃盤になったのかと思います。

 反射フィルムを貼り、さらにロールマスカー(養生紙)を貼ってマスキング完了です。

 レンズ系は総じて出来の悪い物もあるので、作業時にチェックが必要です。先にマスキングをしておけば研ぎ粉が裏に入らないので安心です。

 同じ様にアクリル製のヘッドライトカバーにも反射フィルムを貼って養生紙を被せます。

 一旦レンズを光が通って反射する為、今どれくらい塗っているのか、ムラやダマは出来ていないかを確認出来るようになります。これがただのマスキングテープや養生紙だと、気付いた時には真っ黒に!と言う事に成り兼ねません。

 その他の部品もマスキングをします。ネジが飛び出ている部分は紙が破けるのでマスキングテープで補強しておきます。

 社外品のレンズにはランナー(湯道)から外した際のバリが派手に残っている事が多いので、ペーパーで削って均しておきます。こちらは86トレノのテールランプですね。

 低い部分に合わせると全体のラインが崩れてしまうので、現状よりは良くなる&違和感の無いよう削って均しておきます。こちらはレガシィのテールランプですね。

その後は#800→#1300相当(アシレックスレモン→オレンジ)で被塗面を研磨して足付け処理を行います。表面だけでは無くフチまでしっかりと、手の入らない角部分はヘラを使ってしっかりと処理しておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

 大変お待たせしております。現在作業進行中のレンズ系パーツ一式です。4案件、全部で24点となります。

 GRBインプレッサのテールランプは中古品をご購入されたようで、裏には泥汚れが結構ありましたが、

 マスキングをする前に洗浄しておきますので気分良く取り付けられるかと思います。

 ハイマウントランプは裏側に貼ってあったクッション(布)テープが劣化していたので、新しい物に貼り直せるよう準備をしておきます(塗装後に貼り付けます)。

 AE86トレノ用のヘッドライト用アクリル板には防水用のスポンジがこびり付いていたのでシリコンオフで取り除いておきます。

 一部にヒビ割れがあったので直しておく事にしました。

ネジで固定する個所はパッキンが付くのでそのままでも大丈夫ではありますが、

 割れた個所にアクリル板用の接着剤( ジクロロメタン)を染み込ませ、

 さらに透明のエポキシ接着剤を裏側に塗っておきます。多少盛り上がっていますがクッションテープが当たる箇所なのでそのままで問題無いかと思います。

 こちらはフロントグリルと一緒にお預りしておりますレガシィ用ドアミラーウィンカーです。

 フチに貼ってあった防水・防汚用のエプトシーラーを剥がしておきました。綺麗に剥がせて糊面には触れていないので塗装後に同じように貼り戻します。

 またレンズ下側にあるウェルカムランプ部分のクリアー抜き(マスキング)を承っておりましたので、サイズを測ってデータを作製し、

 マスキングシートを作っておきました。

 こちらは同じくレガシィのテールランプ等9点と一緒にご依頼を頂いているドアミラーウィンカーです。

先ほどと同じようにエプトシーラーを剥がしたのですが、こちらはかなり強力についていたので再利用は出来ません。が、既に代替品を用意しましたのでご安心下さいませ(社外記で紹介出来ると思います)。塗装後に同じように戻しておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レガシィフロントグリル&ミラーウィンカー塗装承ってます

先日到着しておりましたステンレス製ビレットグリルとドアミラーウィンカーです。こちらのオーナー様は少し前に同車テールランプのスモーク塗装をご依頼頂いた方で、さらにその後は装着後のレビューも頂いております。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

 ステンレスグリルは金属素地の上に直接スモーク塗装が施されていて、所々塗装が剥がれて来ています。

当初はこれと同じようにして補修(再塗装)出来ないかとご相談を頂いたのですが、金属素地の上にプライマー無しで直接上塗りを行っても塗料は密着しませんので、当店ではこちらをお受付しておりません。

 確かに金属の上に透明な色=キャンディカラー(スモークを含む)を塗ると格好良く見えるのですが、経年で密着剤の効果が落ちると何かしらのきっかけで塗装が剥がれ、さらに進行が進むとペリペリと剥がれて来ます。

しっかり下地処理を行って塗装された塗膜はガムテープを貼って剥がしても剥がれませんが(車の塗装であれば当然の事です)、こうなるとセロハンテープでも剥がれてしまいます。

 と言う訳で、既存の塗膜は一旦全て剥離し、プライマーからやり直します。

また飛び石による凹みもありますので、そちらも一緒に直しておきます。

 色は予め色見本帳を送らせて頂き、その中からお好みの色を選んで頂きました。画像にある色見本帳の右下、アルファロメオの「GRIGIO TOURIN」(カラーコード:585A )となります。尚、色見本帳には「FIAT」とありますが、アルファロメオの色で間違いありません。

色見本帳は御依頼が決定された方にお貸出し可能で、事前に「ガンメタ」「黒メタリック」などをご指定頂ければ20色くらいを用意して送らせて頂きます。

 ドアミラーウィンカーはスモーク塗装で、濃度は「極薄め~薄めの中間」、クリアーはどちらも「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

またドアミラーウィンカーの下部には足元を照らす為?のウェルカムライトがあり、ここはクリアー抜き(スモークにしない)ようにマスキングを行い、最後に塗るクリアーは一緒に塗るようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせていただきますね。改めましてこの度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!