BMWボンネットエンブレム 本塗り(の下塗)

bmw86 先日「黒」までが終わっていた年代物のBMW純正エンブレムです。クリアーが完全硬化したのでいよいよ「青」と「白」の塗装に入ります。

内周サイズを合わせてデータを作成し、カットプロッターでマスキングシートを作成しています。

bmw87 青と白を別々に塗ろうかとも考えていましたが、全体的なバランス(抜きラインの幅)が崩れるのが一番マズイのでちょっと面倒ですが一気に行う事にしました。

十字ラインの幅は円周の幅と同じサイズにする為、1.1ミリ~1.5ミリまでを0.1ミリ刻みで5種類作成して一番良さそうな物を使います。この辺になるとデジタルノギスよりも実際に現物を見て判断した方が確実です。

bmw88 そしてこんな感じで本塗り準備完了です。とても緊張する反面、結構楽しんでやっています。

bmw89 白と青の配置を間違えたら大事なのでメーカーオフィシャルサイトで確認しておきます。これが間違っている筈は無いですからね(笑)。

bmw90 そしてベースコートが完了してマスキングを剝がしました。今までの苦労がまるで走馬灯のように・・・(笑)。

bmw91そしてクリアーを塗って本塗り完了です。と言ってもこれでも段差は残っているので実際はまだ下塗のりの段階で、これが完全硬化したら再度研いで最後の?クリアー塗装になります。次で終われればいいのですが・・・(望)

どうぞもう少々お待ち下さいませ。

BMWボンネットエンブレム 色作成

bmw157いよいよ佳境に入って来た年代物のBMWのボンネットエンブレムです。ようやく先が見えて来ましたのでブルーとホワイトの色を作成します。

bmw158STANDOXのベースコート原色は全て自宅に置いてあるのですが(工場に置くスペースがもうありません・・・)、それを小分けボトルに詰めた物が工場に置いてあるのでこれくらいのちょっとした使用なら自宅に帰らなくても作業が出来ます。中身が無くなったらこれを自転車のボトルブラケットに入れて持って買える補充するのです(TREKの購入費用の半額が経費扱いと言うのはこういう事です。笑)。

bmw159新たに作る色は最初に採取しておいた破片の色よりも少し彩度と明度を高めにしておきます。漫画ギャラリーフェイクに出て来た東京都庭園美術館のレプリカを作る時の事を参考にしています(って判りませんか・・・)。経年で色褪せた分を補填するような感じですかね。

しかしこういった色の作成、どうもBMW関係で多くやっているような気が・・・と思いまして、ちょっとサーバーにある画像を「BMW」のキーワードで検索してみました。やはりと言うかデジャヴでは無かったようです(笑)。ちょっと紹介させて頂きますね。

bmw71 これはBMWのサージタンクを結晶塗装に塗った時の凸型エンブレムに色を入れた時の画像ですね。完成画像はこちらにありました。

bmw44 こちらはBMWのオイルキャップをMカラーに御依頼頂いた時の画像です。考えてはいてもいざ実現しようとするところがちょっと普通じゃ無い気がしないでもないですか・・・(笑)。完成画像はこちらへどうぞ。

bmw63 記憶が段々怪しくなってきましたが、こちらはBMWのヘッドカバーを御依頼頂いた時でしたね。以前のプロフィット日記で、ページの表示が重いですが宜しければこちらから御参照ください。No.2430に完成画像があります。

bmw15そしてこれですか!(笑)。厳密にはBMWの色では無くビルシュタインのショックとアイバッハのスプリングの色を作成しています。装着される車両がBMWなんですよね。この時には白のデカールで「Eibach」のロゴを作成してクリアーの下に貼っています。

塗っている物は確かに自動車用の部品が多く、使っている塗装も自動車補修用の塗料なので自動車の板金塗装屋さんならどこでも出来る仕事内容ですが(多分)、こうやって見るとちょっと普通では無いのが判ると思います。御依頼をされる方も、それを受け付けている当店も、です(笑)。恐らく一般的な塗装屋さんなら余りやりたく無い仕事内容だと思いますが、私的には車体を塗るよりもこういった事の方が合っていたのだと思います。ちょっと人よりも労働時間が長いかも知れませんが、これで食べていけるならもう言う事は無いと思っています。自転車で通える距離ですので終電も関係無いですしね(それが原因でしたか・・・笑)。

それでは次回進行しましたらまた紹介させて頂きます。ああそう言えばデカール作らないと・・・(眠)。

BMWボンネットエンブレム 修復中

bmw154先日作成しておいた 「BMW」を覆い隠すマスキングシートを所定の位置に貼り付け、黒い部分にベースコートを塗る準備をします。ちなみに「BMW」の文字部分はアルミプレート自体が凸型に形成されているので、出来ればその立体感を残したいのでマスキングシートは少しだけ大き目になっています(よく見ないと判らないレベルですが・・・)。綺麗に仕上げる為だけなら逆に一回り小さめにするのが正解なのですが、今回はオリジナルの修復を第一に考えているので、些細な事ですが諸々そっち寄りで物事を決めて作業を行っています。

bmw155 ベースコートの黒を塗り終わったらマスキングを剥がします。下地は既にクリアーが塗られて足付け処理が施されているので、特にプライマー等は必要なくこのままクリアーを塗布します。これが「2工程目」になりますね。

bmw156そして本塗り(といってもまだまだ途中です)完了です。何が変わったかというと、中央の青と白とクリアー層をカッターでカットした時に出来た「ガタガタ」を払拭したのと、黒い素地部分にあった細かい点々(表面では無くクリアー層の内部でした)が無くなって綺麗な「黒ベース」の土台が出来上がった事ですかね。中央の一段下がっている段差も今回のクリアーで充填し、完全硬化後に研いでさらに平滑に近づけていきます。

次はいよいよ「青」と「白」で、ただそれでも段差が埋まらなければさらにクリアーを塗って平滑になるまで仕上げる予定です。何とか先が見えてきましたね。毎回の事なのですが、こういったちょっと変わった御依頼?は、実は始めるまではそんなに自信がある訳ではありません。恐怖が50%くらいであとは興味が40%、残りの10%でようやく「出来るかも・・・」と言う自信があったりします。商売で考えるにはとんでも無い比率ですが(苦)、実はこういった事こそがスキルアップが出来る事なので、会社としてはやってはいけない事かも知れませんが個人的に考えると「今やっておくべき事」だと思うところが大きいです。

いずれ海外から多くの労働力(移民ですかね)が流れ込んで来て、その中には賃金が安く能力の高い人材も要るでしょうからそれに負けない為に今の内に色々やっておけば人生の終焉は「エンブレム修理屋」して食べていけると思いますので・・・(無理ですか。笑)。

それでは次回進行までもう少々お待ち下さいませ・・・!

BMWボンネットエンブレム 下地処理

bmw149 先日塗っておいたクリアーが完全硬化したので表面を研ぎます。このサイズになるとかなり小さい当て板が必要ですが、こういった場合は磨きの時に使う小さな砥石があるのでそれに#800のペーパーを当てて水研ぎします。模様は研いだ跡で、研ぎのやり方は無造作に行う訳では無くこんな感じでネチネチとやります。自分が今どこを研いでいるのかちゃんと感じながらやらないとラインが出ないどころか下地が出てしまいますので・・・。

bmw150周りに貼っておいたマスキングテープを剥がしてよく清掃したら研ぎ作業完了です。といってもこの段階ではまだフラットでは無く溝の部分は凹んだままです。次の段階で黒い部分を塗装したらまたクリアーを塗って研ぎますからさらに段差は埋まり、その後も繰り返して徐々に溝の凹みをフラットに仕上げます。「一度に埋めてしまえば楽なんじゃ?」も判りますがその場合はウレタン系では無くポリエステルかエポキシを使う必要があり(多分)、ただどちらも紫外線による黄ばみ(と直接アルミ素地に塗ったクリアーの密着性)が懸念されるので、だったらという事で最後まで耐候性の良いウレタンのみでいこうかと思った次第です。ただしこれを一度に厚塗りするのはナンセンスですので(元々「美観用」であって厚塗り用ではありませんから)、「塗装→完全硬化→研ぎ」を数回に分けて塗ろう、という事です。どの道色数も3色ありますからそれぞれ分けて塗った方が綺麗に仕上げられると思いますし(ストレスの度合いが違います)。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。ジワジワ進んでいきます。

BMWエンブレム マスキングシートデータ作成

bmw145未だ先が見えていない年代物のBMWボンネットエンブレムですが作業は着々と進行しておりますのでご安心下さい。

次の工程としては「黒」い部分の塗装でして、どうせならこれも綺麗に剥がれてくれたら良かったのですがここの塗膜は結構よく食いついているので残したままで作業しています。ただし「塗らなくて大丈夫」と言う訳ではありませんので、「BMW」の文字を残す為のマスキングシートを作成する必要があります。

文字のマスキングシートを作成する方法としては、元となるエンブレム柄のデータから「BMW」だけを抜き出し、それを実際のエンブレムにある「BMW」のサイズに合わせていきます。ピッタリではなく少し大き目にする感じですかね。元々同じエンブレムの形をしたデータなのでそのまま使えるかと思いきや200箇所くらいは修正してようやく使えるようになります。

bmw146こんな感じで「BMW」の文字部分のマスキングシートが完成です。

この後は表面のクリアーをある程度削って平滑にし、次は黒い部分を塗装して一旦クリアーで閉じ、完全硬化したら再度クリアーを研いで平滑にし、それでまだ足りなければもう一度クリアーを、最終的に完全にフラットになったら「青」と「白」を塗ってクリアーを塗って完成となります。

プラモデルの場合は耐久性は考えなくても良いと思いますが、実際に車に装着して実用するとなるとその辺の事も考えなければいけないのでどうしても手間は掛かってしまいますが、こういった作業は私的に嫌いでは無いので実は結構楽しんでやっています。人生の終焉にはこういう仕事だけで食べていければ良いのですが、ただこれにお金出してくれる方も相当稀ですからね(笑)。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!