こちらも無事組みあがったようです

nextstage1こちらはちょっと前に納品したLOOKのカーボンフレームですね。やはり組みあがった状態は良いですね~。

ご依頼頂いて塗装した部品は、

・フレーム
・フォーク
・ステム
・クランク
・シートポスト
・スペーサー?

です。

シンプルですが中々大変でした・・・。

nextstage2オーナー様はトライアスロンのサポートショップ?をされていて、今回のフレームにはそのショップのロゴやURLを入れています。敢えてカタカナ表記なのが柔らかくて良いですね。近寄り難い雰囲気を和ませてくれています(笑)。値段を考えると恐ろしくて近寄れませんのので・・・。

nextstage3オーナー様からコメントも頂いていますので紹介致しますね。

「お世話になっております。ネクストステージ・○○です。フレームを届けてもらってからバタバタとしていたり、組み立てる部品を手配してたりでなかなか完成しておりませんでしたが、先日やっと完成致しました!

写真を添付しておりますのでご確認よろしくお願い致します。周りの評判も上々です。私自身もかなり気に入りました!これに味をしめて、もう一台のロードも塗ろうかな。と考えております。
 
近々、「リペインティングする事」をレポート書こうと思っております。またその際はご連絡いたします。
 
今後も色々お願いすることがあると思いますがよろしくお願い致します。」
との事です。お名前を○○にしていますが店名が表示されていてリンクまで貼ってあるので意味無いですかね(笑)。先方様のサイトには綺麗な桜と自転車の画像もありますので是非どうぞ。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

LOOKカーボンフレーム&フォーク&パーツ 完成

look6 大変お待たせしました!LOOKのフレーム一式は本日完成となります。

今回の内容としては、オーナー様が経営するトライアスロンショップのデモカーといった仕様ですかね。

look7 チェーンステーは上のシートステーに比べると比較的幅広だったのでLOOKのロゴも少し大きくしています。これら水色部分に塗られた箇所のロゴは全てカーボン抜きで、カーボン部分に直接あるロゴはシルバーで塗っています。

look8 トップチューブの裏にはショップのURLとして「www.nextstage.com.sg」が入ってます。

look9 カタカナのフォントがPOPな感じなのでこの水色と合っていて違和感が無いですね。look10 そして小物パーツです。シートポストとリング、クランクはクリアーを塗っているだけです。艶があるだけでもイメージは全然違います。

look11 ステムは元々シルバーだった箇所を水色に変更しています。

look12この辺のロゴは元々あったものです。

完成画像は以上ですが、ちょっと他にも画像が出てきたので紹介しますね。

look13 フレームに打ち込んであったブラインドナットは一緒にペーパー掛けされていてメッキが剥がれてしまっていましたが(元々です)、そのままクリアーで塗るのも残念だと思ったのでボトムブラケット部分と同じようにここも予め黒で塗っておく事にしました。って言うか最初に気付いておけって所ですよね。失礼しました。

ただ意外とこういった丸い物の塗装はマスキングが面倒で、マスキングテープを正16角形のような形で貼っても良いですが、カッティングプロッターがあるならばノギスで径を測ってデータ作ってカットして貰った方が早いです。円形にさえマスキング出来ればあとは周りに養生紙を貼るだけですしね。

look14で、クリアーを塗るとこんな感じです。綺麗なままのナットなら良いのですが傷付いた物にそのままクリアーを塗るとなるとちょっと残念ですからね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

LOOK カーボンフォーク&小物部品 本塗り

look25 カーボンフォークもフレームのデザインと合わせて内側を水色に塗ります。その後マスキングを全て剥がして全体にクリアーをコートします。

look26 なんて事は無い塗り分けに見えますが、線が歪んでいたり曲線が不自然にならないようにラインを決めるのにはかなりの時間が掛かっています。

look27 ステムのシルバー部分をやはりボディと合わせてブルーに変更します。黒い地が出ている箇所は傷があった部分で、元々は全体的に艶消しな部品です。こちらは元のラインに沿ってマスキングするだけなのでラインテープを使えばそんなに手間では無いです。

look28 水色を塗装後、全体にクリアーを塗って艶のある仕様に変更です。ロゴは元々プリントされた物です。全然イメージ変わりますよね。

look29 クランクは色は塗らずにクリアーだけを塗った仕様です。シルバーにプリントされた箇所はペーパーが掛かると傷が残るのでここは避けての足付け処理で、ただし補助として密着剤を使用しています。塗装では「単に塗るだけ」と言う作業は存在しなく、必ず足付け処理と脱脂処理はセットで付いてきます。それをやらないと・・・ですね。

look30シートポストの上部のカーボン部分もクランクと同じくクリアーのみ塗っています。ただしシートの固定具がスライドする部分はマスキングしてクリアーは塗っていません。恐らくはここにクリアーを塗ってもガリガリと剥がれてしまい汚く見えてしまいますので。

この自転車フレームは元々は全体がマット(艶消し)な状態だったようですが(実はうちに来る前に他のショップで作業されていたようですが色々あって途中からやって来ました)、今回の塗装で艶有りの仕様になっただけでもかなりイメージは変わりましたよね。

ちなみに元々の姿と思われる画像は以下リンク先にありますので宜しければどうぞ。

輝かしき四半世紀の結晶体~LOOK 695 25th Anniversary

それでは全て完成しましたらまた改めて紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

LOOKカーボンフレーム 本塗り

look16 そして遂にお待たせしました。LOOKのカーボンフレーム無事本塗り完了です。結構画像があるので重かったらすいません。

look17 細かい点についてはオーナー様よりお任せ頂いているのでこちらで多少変更しています。

ダウンチューブのボトムブラケット側のラインは元々直線ラインにマーキングされていましたが、他の3箇所が曲線ラインだったのでここにも丸みを帯びさせて統一させる事にしました。

look18 青い帯ラインに塗る箇所の端はこんな感じで曲線的になっています。パイプ形状に合わせている訳ですね。

look19 そしてベースコートを塗布します。これも単に一辺倒に塗り潰す訳では無く、最後の最後まで文字のマスキング部分には色を飛ばさないようにしてマスキング際が過剰な塗膜厚にならないように注意します。ねちっこい方法ですがこれが相当効くんですよ。

look20 養生紙を剥がしました。ブルーが他に飛んでいないかチェックし、文字のマスキングシートを一つ一つ剥がしていきます。

look24最後にカーボン地部分の「LOOK」3箇所をシルバーで塗り、全体にクリアーを塗って本塗り完了です。途中の細かい作業を撮り忘れていましたが・・・。

look21 塗りたてなのでクリアーはまだペタペタしています。文字部分は輪郭がガタガタとせずシャープに仕上がっているのが判ると思います。ベースコート(水色)を適当に塗るとこうはなりませんので。

look22 文字部分はデータさえあればそんなに難しい事ではありません。一見して簡単そうな水色ラインの方が実は結構大変です。

look23 後ろ周りも綺麗に納まりました。チェーンステーは裏側のみをブルーに、シートステーは裏表をブルーとなっています。

という事で、今回のように同じフレーム内で色を塗り分ける作業は単色で塗り潰すのとは時間の掛かり方が違うのが判ると思います。今回は水色単色でしたが、これが2色、3色となると費用はさらに数倍へと膨らむのです。

同じカラーリングを100台とかなら台辺り単価は低く抑えられますが、これ一台だけとなると相当なコスト高ですかね。まあだからこそ世界に一台となる訳ですが。

フォークや小物などもありますのでそちらも紹介していきますね。ちょっと今日中は難しい気がしますが・・・。

LOOKカーボンフレーム マスキング

look12下地の準備が整ったので各部をマスキングしていきます。これが今回の作業で最も大変な作業です。

look11イラストで見ると比較的単純な塗り分けに見えますが、実際のフレームにこれをやるとなるとちょっと厄介です。理由は全てをシンメトリー(左右対称)に仕上げていかないとならないからですね。ロゴはそんなにでも無いですが青い部分はそう簡単にはいきません。

look13 貼っては剥がしてを繰り返して良い位置を探します。貼っているより捨てている分の方が多いですかね・・・。

look14 マスキングには色々な物が必要なのでフレームの脇にに臨時作業台を造って挑みます。ゴタゴタですがいつもこんな感じです。どうも性格的に作業中には物が増えるだけで片付けが出来ません。なので一つの作業が終わったら一旦全てを片付けて仕切りなおす癖が付きましたかね。

look15ラインテープが二重に貼ってある箇所がありますが、実は殆どのラインは一度「2本」のラインテープを貼っています。ゴトー氏がこれを見て不思議がっていましたが、左右でラインを合わせる場合にはこのやり方が一番やり易いです。

一本目は大体の目安として貼り、それを基準にもう一本を隣に揃えて貼り、多分それはまだ変なので今度は最初の一本を修整し、また二本目の位置を変える、といった事を何度か繰り返していくと左右とその繋がりが違和感の無いラインに仕上がっていきます。計って出来る物でも無いから逆に厄介なんですよね。これだけ貼るのに丸一日掛かりましたので・・・。

ちなみにちょっと昔、とある映画の予告を見て大きな衝撃を受けました。「トロンレガシー」と言う映画です。内容はどうでも良かったのですが(笑)、暗い背景にレーザーのようなグリッド線が描かれる映像がまさに私のツボに嵌ってしまい実際に映画館まで見に行ってきました。まあ内容はノーコメントですが・・・(苦笑)。 日頃こういった作業をしているせいか、あの映画に出てきたような美しい直線と曲線の組み合わせには本当に目が無いのです。何か変な病気なんですかね・・・。

一応参考までに(笑)↓

http://youtu.be/uhyScbAZrFs