LOOKカーボンフレーム&フォーク 塗装承ってます

look15 こちらは前回もご依頼頂いたトライアスロンショップのオーナー様からのご依頼で、今回も同じくLOOKのフレームが届きました。さらにもう1セット届くようですが・・・(恐)。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

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look18今回のご依頼としては全体的なやり直しでは無く「赤い部分を水色に」とご依頼承っています。

ここで「それなら楽だね」と思うのは実は全く逆で、恐らく塗装屋さんならこの恐ろしさが判るでしょう(笑)。

ただ「LOOK」のロゴデータはあるのと、細部に至ってはある程度オリジナルとズレても大丈夫かと思いきや、これがまた凄い段差があって、デカール言うよりはクリアーの下にシールが貼られているくらいの凸凹なのです。

通常こういった段差を無くすには「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要ですが、そうなると現在のデザインをそのままデータ化しないとならないのでそれこそ現実的ではありません。出来ないとは申しませんが数十万円コースですので・・・。そこまでの作業となると新車のプロトタイプを作るのと代わりありませんよ(デカールでは無く全て塗装で仕上げなくてはなりませんし)。

look16画像だと判り難いですが結構段差が凄いのです。塗装とは言いませんがもっと薄いデカールで出来なかったんですかね・・・。黒い部分はカーボン素地を活かした仕上げになっています。

look17まあ「LOOK」のロゴさえ何とかなれば後は下のラインにトレースするだけなので何とかなるとは思います。ちなみに今回は珍しくロゴは塗り直すのでは無く「残す」ことを想定しています。0.1ミリくらい小さくした感じのマスキングシートさえ作れればこの段差も何とかなると思います。ただこれがデータの無いロゴでもっと複雑な物だったらこの方法は出来ませんのでご了承下さいませ(違うロゴで同じ事をご依頼されないようにご注意願います)。

look9ちなみに以前ご依頼頂いたのがこちらのフレームで、今回のフレームの赤い部分をこの水色に仕上げます。そしてその次にやって来る同型のフレームはこれよりも少し来い青でご依頼承ってます。ただしそちらはまだ日本にはやって来ていないようですが・・・。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 

LOOK695カーボンフレーム部分塗装 完成

look_1 大変お待たせしました!LOOKのカーボンフレームは本日無事完成となります。ちなみに今回の塗装は部分的な塗装で、全体の塗装は以前塗らせて頂いた物です。今までの全ての流れを確認する場合はこちらをどうぞ。

look_3今回補修塗装したのはシートステーの左側になります。カーボン補修専門のショップさんで修理されたようですがそこだけ包帯を巻かれたように太くなっていたのがオーナー様的に気に入らないとの事で、極力厚みを残しつつ不要な部分は除去する事で対応しました。上の画像をよく見ると後方が太くなっているが判ると思います。ただし言われなければ判らない程の緩やかな傾斜には出来ていると思います。見比べるには最初の画像を見た方が早いですかね。

look32当店に到着した時はこんな感じでした。損傷そのものは折れたとかでは無く内側に多少の欠けが出来ただけとの事でオーナー様のご意向としては外側は削り落として構わないと言う事でしたが表側もちゃんと残していますし裏側は殆ど残すようにしていますので御安心くださいませ。

ちなみにあえて段差を残したたままにしたような施工例もあります。systemsixこちらは以前御依頼頂いたcannondaleのsystemsixなるモデルです。アルミとカーボンで構成されたフレームで、その繋ぎ目部分の腐食が激しく当店にてファイバーを巻いて補強しました。ダウンチューブ根元部分が一段太くなっていて、チューブの途中でフランジ状になって太さが変わっているのが判ると思います。この案件の紹介ページはこちらをどうぞ。

look_4ロゴの部分についても綺麗に残せました。ロゴは塗装では無くカーボン素地を活かしているので水色で塗り潰して塗り直すという事は出来ないんですよね。以前作成したデータが残っていて本当に良かったです。

look_2 こちらのフレームはバリバリの現役でトライアスロンで使われているようなので多少なり傷や擦り傷もありましたからタッチペン&全体的なポリッシュもし直しておきました。こういった時くらいはサービスでやらせて頂きますので。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有難うございました!

LOOKカーボンフレーム 本塗り

look39 こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

今回のフレームは以前当店で塗らせて頂いたLOOKのカーボンフレームで、その後に行ったタイのレースで一部を破損してしまったとの事で、カーボン補修されたその箇所の再塗装をご依頼頂きました。ただちょっとそこに巻かれたカーボンの厚みがオーナー様的にちょっと気に入らなかったとの事でそちらの修整もご依頼頂いています。画像はサフェーサーを研ぎ終わった後で、無事変な厚みも判らないようにスムーズなラインに形成出来たと思います。

look40 今回は部分的な塗装で対応しますが、それでも一箇所のロゴにはベースカラーが差し掛かってしまうので対応しなければなりません。幸いにして以前塗装した時のロゴデータが残っていたので完全に同じマスキングシートが作成出来ます。これが無ければ相当大変な事になっていたので本当に良かったです。

look41 そしてこんな感じでマスキング完了です。塗装範囲はもっと大きいですがまずはベースカラーの水色を塗る為にカーボン地が出た部分をキッチリマスキングします。ちなみにロゴのマスキングシートはピッタリ貼る為に水貼りで行っています。髪の毛程度のズレでも目立ってしまうので一発貼りではまず無理ですからね。

look42 そしてベースコートを塗布した状態です。ちょうとボカシ(グラデーションのようなもの)の箇所が「LOOK」のロゴに差し掛かっているのが判ると思います。養生紙に隙間が空いているのはここでベースカラーの線が付かない様にしています。スプレーの方向も絶対にボカす方向には向けないように注意しながら行います。一発でアウトですからね。

look43 そしてカーボン素地部分に貼っていたマスキングを剥がし、クリアーをコートします。ベースカラー(水色)が塗られた部分にはきっちりクリアーは2コート塗布し、ボカシ際にはシンナーを足しながら徐々にボカしていきます。これも一度に希釈するのでは無く2回~3回に分けてスムーズに肌が馴染む様に丁寧に行います。

look44 「LOOK」のロゴもピタリと出来たと思います。もしもデータが無かったらと考えるとゾッとします(カーボン素地が広範囲に出るように削らなければならなかったので)。

look45このフレームの塗り分けはちょっと変則的なのでそれが結構厄介でしたね。最後にクリアーのボカシ際を磨けば、誰が見てもここだけ塗ったとは判らない仕上がりに出来ると思います。

今回のような部分塗装は以前当店で塗った物なので比較的簡単に出来ましたがそれでもフレーム全体を単色で塗り直すよりも費用は掛かっています。当サイト内の「よくある質問」にも記載してある通り、小範囲で収める「部分塗装」は金額的に抑える為のメリットは殆どありません。どうしてもフレーム全体を塗りたく無い場合やそれ以上に費用が掛かった塗装に対してしかやる意味が無いのです。

ちなみに自動車補修の塗装としてはこの「部分塗装」は出来て当たり前ですが、実は難易度は結構高いのです。塗装を覚えたての頃はフェンダー一枚塗るのは出来てもこれは出来ないのが普通だったりします。最初はどうしてもボカシ部分の処理が甘かったりボカシ方が変だったりしてボカシ目が切れてしまったりするんですよね(当然何度も経験済みです・・・)。

ちなみにこれが出来るなら「どのケースでも塗る範囲は小さくて済むんじゃ?」と思いそうですが実は弊害もあって、納めた直後は大丈夫でも後から「ボカシ目」が出てしまったりします。と言うか100%出るんですよ。

なのでこのボカシ目が出ても目で見て判り難い場所を選んで行うのが普通で、例えばプレスラインのような鋭角なライン上や曲線を斜めにするなどちょっとした工夫が必要です。今回のようなボカシ部の面積が小さくなるパイプ状のものであれば殆ど判らないと思います。例えばボンネットのど真ん中でも出来ない事は無いですが後で直した箇所がひどく目立ってしまうのでそれをやる塗装屋さんも少ないとは思います(雇われていて会社でやれと言われたらやらざるを得ませんが)。

こういった「補修」といった作業を行っている塗装屋さんの場合、塗った跡が判ってしまうような仕事は「だったら最初からやる意味が無い」と思う方が多く、やるのであれば同業者が見ても(粗探しをされても)判らないような仕上がりを求めたりします。故にやり過ぎてしまい自滅する塗装屋さんも多かったりするんですけどね(苦笑。精神面で疲れます)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。今週中には完成予定です。もう少々お待ち下さいませ!

 

LOOKカーボンフレーム 修整

look32 こちらもお待たせしております。以前当店で塗らせて頂いたLOOKのカーボンフレームで、その後海外のレースに遠征した時にうっかり傷を付けてしまったとの事で、今回はその箇所の補修を承っています。ただし画像で見て判るように随分と太くなってしまっておりまして・・・。

look34 ただオーナー様のお話では付けた傷は裏側にちょっとした物で、こんなに太くなる程大袈裟な事では無いとの事である程度太さを合わせる為に削らせて頂く事になりました。ただしその損傷自体私が見た訳では無いので本当に削っていいものか不安でしたから、この辺はオーナー様に何度も確認させて頂きました。結果、オーナー様の強い希望により今回は極力修理した事が判らない程度まで仕上げるようにする事にしました。

画像は既に削り終えた状態で、最初は切削力の強い#120のギアーサンダー、その後木片に#120のペーパーを貼り付けライン出し、そして最後はダブルアクションサンダーで均しています。どちらも小径タイプのミニサンダーですね。

look35 フラットに見えますがこれでもかなり凸凹です。裏側は極力削らないようにしているので表に比べると結構太くなっています。

look36#240で足付けの範囲を拡大したらポリパテを塗布します。ちなみにポリパテ(ポリエステルパテ)では強度は全く出ません。プラモデルで使う場合では「パテで補強」といった使い方を見かけますが、実用性がある物、例えば車のボディに使うとすれば強度ではなくラインを成型する為の「美観」だけの物と考えた方が宜しいかと存じます。下手に過信すると酷い目にあいますので・・・。

look37 ポリパテは比較的割れ易い樹脂の一つですが、今使っているものはバンパー用として使われている物なのでちょっと信じられないくらい柔軟性があるタイプの物です。フレームがねじれてパテが剥がれるなんて事はありませんので御安心下さい。

look38そしてサフェーサーを塗布します。裏側は極力補修カーボンを残していますがパテでスムーズに均してあるので太さは気にならない程に出来ているかと思います。何とか一安心でした(やってみるまで出来るかどうか判りませんでしたので・・・)。

実際の塗装では「LOOK」のロゴがある箇所までベースコート(色)が塗られますが、以前作成したデータがそのまま残っているので、それで作成したマスキングシートを水貼りで元位置にピッタリと合わせて塗る予定です。以前塗った時と完全に同じデータがあるので恐らくこれで可能な筈です。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

LOOKカーボンフレーム 部分補修承ってます

look31 こちらは以前全体の塗装を御依頼頂いたLOOKのカーボンフレームで、結構前から預かっていたのですが色々懸念事項がありましてお受付まで時間が掛かってしまいました。もう一ヶ月以上はぶら下がっていたのではなでしょうか。お待たせして申し訳御座いませんでした・・・!  ちなみに以前の完成画像はこちらからどうぞ。

look32 以前も紹介しましたがこちらのオーナー様はトライアスロンショップのオーナー様でもありまして、どうやら世界を飛び回って?レースに参戦しているようです。今回はタイに行っていた時にちょっとした事でフレームの一部を破損させてしまったようで今回はこの補修跡を綺麗にして欲しいとの事で御依頼承りました。

ただ画像を見ても判るように、補修した箇所は既存の太さよりも一回り太くなっていて、これを元と同じような太さにしたいとなると強度が不安だったのです。折角補修されている箇所を削ってしまっても大丈夫なんでしょうか・・・と思ったんですよね。

といった感じで悩んでいたのですが、どうやら破損したといっても内側の一部に傷が入った程度である程度削るのはOKとの事です。まあ本当に削り落としたらマズイですので、オーナー様の御了承を頂きまして出来る範囲でオリジナルな感じに修正していきたいと思います。人間の目の錯覚を利用して何とかしてみたいと思います。イメージとしては龍安寺石庭といったところでしょうか(笑)。

look33問題なのはこの「クリアー抜き」のロゴが近くにある事で、今回はパテを使いサフェーサーも使いますからそれらがここに差し掛かる訳には行かないのです。カーボン目が見えなくなってしまいますからね・・・。何とかこの範囲で違和感無く太さがスムーズに変わるようにとするつもりです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!