BMWパニアケース&トップケース塗装 完成

bmw360大変お待たせしました!現行型BMW R1200RS用のパニアケースとトップケースカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

bmw345パニアケースは新品時のグレーメタリックの艶消し仕上げで、トップケースはプライマリー仕様のやはり新品部品となります。

bmw361パニアケースの色はBMW Motorrad(二輪車)純正色の「ルパンブルーメタリック」(カラーコード:M25)で、これから納車される車体色との同色となります。

bmw362 クリアーは全て高品位なタイプ「クリスタルクリアー」の仕様となります。

bmw363 bmw364 一応屋内の自然光でも撮影しておきました。

bmw365 bmw366 bmw367 bmw368 bmw369 そしてこちらはトップケースの蓋となります。

bmw370 同じくこちらもBMW Motorrad(二輪車)の純正色で、車体が2トーンカラーなのでそれに合わせてパニアケースと色を別けています。色名は「ライトグレイ」、カラーコードはM21となります。

bmw371 こちらもクリスタルクリアーの仕様となります。

bmw372 白に見えますが多少グレーっぽい色味となります。

bmw373 メタリックが結構入っていますが、パッと見はホワイトパールのように見える色です。

bmw374 こちらも同じく室内でも撮影しました。

bmw375 最近画像数が多くて少々クドイ感じがしないでもないのですが、オーナー様にとっては多過ぎて嫌な事は無いと思いますので余り気にしない事にしました。サーバーもまだ半分以上も余裕がありますしね(ただ以前は一杯になって引っ越しを余儀なくされましたが…)。

bmw376 bmw377 そして今回はこちらの色見本もご用命頂きました。今後のカラーコーディネートの際にご活用されたいとの事です。持ち運べるので便利かも知れませんね。

尚こちらの費用は暫定ですが、塗装のご依頼を頂いている方のみ「ついでに」と言う事で特別価格¥1,000(税別)で作成しております。在庫数が無くなり次第、または料金表が出来上がりましたら次第金額が上がってしまうと思いますので何卒ご了承下さいませ。

bmw378ちなみにこちらは型から抜いただけなので裏側の仕上りは汚く、また成型時に出来た巣穴も幾つか残っています。取りあえずは「単に塗るだけ」といった仕様となりますが、今後以前紹介したようなキーホルダーなども対応したいと思いますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

PINARELLO ONDA FORK

pinarello ピナレロのフレームに使われているONDAカーボンフォークです。こちらのご依頼は塗り替えではなく、傷の修理となります。

pinarello1損傷があるのは水色の部分で、傷の上にタッチアップされた跡があります。

pinarello2その他にも塗膜が剥がれている箇所や、

pinarello3これから剥がれであろう箇所も多く見受けられます。

pinarello4 車の場合は必ず色名と色番号(カラーコード)と言う物があって、それを利用して塗料メーカーから配合データを入手する事が出来るのですが、自転車の場合はそれが無いので一から色を作製する必要があります。

pinarello5 塗装は塗った直後と乾燥した状態とでは色が変わる為(主に黒くなります)、一枚一枚乾燥させてから表面にシリコンオフなどを塗って艶をだした状態にして色を確認します。また現実にはクリアーを塗っても色は変わるので(若干黒ずむ)、シビアな調色作業では実際にクリアーを塗って熱を掛けて完全硬化させながら色を見ていきます。

艶具合の調整はさらに手間が掛かる為にその費用は大きくなりますが、当店で規定する「艶消し」または「半艶」のどちらかから選んで頂ければその費用は不要です。特にご指定が無ければ艶あり仕上げとなります。

pinarello8 色が出来たら下地処理を行います。一般的には傷をパテで埋めたりするイメージがあるようですが、正規の方法(塗料メーカーが推奨するマニュアル上)ではそれはやってはいけない事の一つで、傷は削り落とすのが基本的な作業となります。削り落として足りなくなった部分はパテ或いはサフェーサーで充填します。

pinarello9色を塗る部分は水色の箇所のみですが、クリアー(今回は艶消し)はフォーク全体に塗る為、フォーク全体をウォッシュコンパウンドとスコッチブライト(研磨粒子が塗布された不織布繊維)を使って塗膜表面を研磨・足付け処理します。

尚、今回はサフェーサーの前に全体の足付け処理を行っていますが、サフェーサー研磨後に行う場合もあります(車の塗装ではむしろそちらがセオリーです)。

pinarello10 傷を削った部分は緩やかなラインにする為にフェザーエッジを形成し、サフェーサーを塗る箇所の番手(傷)は#240~#400程度にしておきます。

pinarello11結局怪しい箇所はほぼ全周となりました。

pinarello14 ドライカーボンはエポキシ樹脂と炭素繊維で構成されている為、プラスチック専用プライマーの使用は必要ありません。

脱脂後、直接2液ウレタンサフェーサーを塗布します。

pinarello16 その後60℃40分程の熱を掛けてサフェーサーを硬化させ、#320~#400の空研ぎでライン出しを行い、#600~#800の水研ぎでペーパー目を均します。

pinarello17その後よく脱脂清掃を行い、水色の箇所以外をマスキングします。

pinarello18 本塗りを行う準備をし、塗料(ベースカラー)が無用に飛び過ぎ無いようさらに養生紙で覆います。

pinarello19 ベースカラーをグラデーションさせるようにして徐々にボカシ、境界線が判らないようにします。マスキング際まで色を入れると本来の色ではなくなってしまうので、ベースコートは必要小範囲に留めます。

pinarello20 マスキングを剥がし、ベースコートの塗装が完了です。

pinarello21 続けてクリアーを塗って本塗完了です。今回は艶消しなのでそれ専用のクリアーを使っています。

pinarello22 艶消し塗装の場合はゴミが着くと磨き処理が出来ない為、気持ち的には早い段階で熱を入れて表面を乾燥させたくなりますが、それを行うと艶にムラが生じてしまう為、クリアーの塗装が終わってから一時間程は自然乾燥で艶が落ち着くまで待ちます。

pinarello23 触るとまだ跡が付くような状態ですが、徐々に艶が消えてシットリと落ち着いて来ます。。

pinarello24艶消しでもしっかりとウェットコートで塗る事で表面はツルンとした仕上がりになり、これにより傷や汚れが付き難い塗膜となります。

pinarello25 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。

pinarello26 水色は全体に塗っている訳では無いので、オリジナルの状態から色が変わったと言う事はありません。また色の境界線のラインも新車時そのままとなります。

pinarello27 pinarello28 pinarello29オリジナルの状態戻す作業は量産品を作るのとは内容が変わり、単に色を変えるよりも手間が掛かる為に費用もその分高くなります。修理費用は新品の金額を超える事が殆どで、金額的なメリットは殆どありませんのでご注意くださいませ。

マツダフューエルキャップ 本塗り

mazda42 先日サフェーサーを塗布しておいたマツダクリーンディーゼルエンジン用のフューエルキャップです。元々素地がザラザラとしていたので「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を作ります。

mazda43サフェーサーは#320→#400の空研ぎでラインを研ぎ出し、#600→#800の水研ぎで均します。

マスキングを貼り直し、台にセットして本塗り開始です。

mazda44 フチには溜まった塗料がくっ付かないよう隙間を開けるようにしてマスキングをします。

mazda45 まずは軽油のイメージカラーでもあるグリーンを塗布し、十分に自然乾燥させてテープフリーな状態になったらマスキングシートを貼り付けます。

ちなみにグリーンは前々回に作製した物が残っているのでそちらを利用しています。当初はまさかこの仕様をこんなにご依頼頂くとは思わなかったので、途中から色を作り置きするようにしたのです。今回で7個目くらいでしょうか。

mazda46 ロゴ部分にはグレーを塗ります。こちらは単純に白と黒を混ぜて作っています。

mazda47 マスキングを剥がし、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

mazda48 サフェーサーでの下地処理では単にザラザラを無くすだけではなくラインの形成もしていますので、自然で美しい仕上がりになっていると思います。

mazda49それでは完成次第改めて紹介させていただきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レコードプレイヤー アームベース サフェ入れ

player7 先日お預かりしておりましたレコードプレーヤーのアームベース部です。少し早いですが他に下地処理を行う案件があったのでこちらも削って下地の様子を見てみる事にしました。

player9傷の部分を削り落としてみたところ結構深く、プライマーだけでは跡が残ってしまうのでサフェーサーも塗る事にしました。

player10 尚、既存の塗膜は問題無く密着していますし、前回ご依頼頂いた時のように錆も出ていませんので総剥離はしなくて済んでいますからご安心下さいませ(費用が上がった分はこちらで相殺出来ています)。

player11下面にはゴム脚が付いていますが、そちらはマスキングで行うので外さずに済む予定です。

この後熱を掛けてサフェーサーを硬化させたら全体を研いで下地を作り本塗りとなります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジュークリヤガーニッシュカバー&メッキモール 下準備

juke4 ジュークのパーツも作業進行しておりますのでご安心下さいませ。

こちらはリヤガーニッシュに被せるタイプの社外品ステンレスカバーです。

普通にダブルアクションサンダーを掛けようと思っていましたが中央の細い部分に折れ目が出来てしまいそうだったので、部品に圧力の掛からないサンドブラストでの作業にしておきました。

juke5サンドブラストで足付け処理が完了です。

juke6 良く洗浄し、台にセットして、

juke7 プライマーを塗ります。

jukeフロントグリルモールの方は見た目はステンレスと同じように見えますが全く違います。ABS樹脂の上に銅メッキと装飾クロムメッキが施されていて、これにサンドブラストを当てるとメッキが捲れてしまい大変な事になります。メッキは塗装と違って素材に密着している訳では無いので局所的にでも剥がれるとかなり面倒です。メディア(研磨粒子)にウォールナットビーズ(クルミの殻を粉にした物)を使って行っても同じようになるので、多分熱が原因なのではと思っています。もしかしたらウェットブラストなら上手く行くかも知れません(私はしませんし、そもそもウェットブラストも無いですし・・・)。

juke8と言う訳でメッキ素地用の下地処理は少々違う方法で行い、最後は普通のサフェーサーを塗ってありますので、こちらは後日熱を掛けて完全硬化させたら全体を研ぎ出してラインを整えます。元のメッキを剥がしている訳では無いので既存のラインが崩れている訳では無いのですが、ウレタンサフェーサーとその下に塗っているプライマーで結構な膜厚になっているのでその肌を平滑にする為です。

装飾クロムメッキに普通の塗膜と同様の密着性を確保するのはそれなりに面倒ですので、場合によってはメッキを剥がしてしまうケースもあります。メッキがなくなっても強度が保持できるならば、密着剤を使って塗られてしまうよりかは全然マシと言うか間違いがありません。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!