リヤサスペンションエンドキャップ 本塗り

 昨年中にサンドブラスト処理を行っていたアルミ製のリヤサスペンションエンドキャップです。その後リン酸処理を行いました。

 まずはプライマーを塗布し、

ベースコートの黒を塗装します。

ここまでは艶消しも半艶も艶ありも一緒で、

 艶具合は最後に塗るクリアーで決まります。

今回は「半艶黒」でご指定頂いていますのでクリアーはそれ専用の仕様の物を、この後徐々に艶が消えていき半艶の状態になっていきます。

艶具合については「艶消し」「半艶」「艶あり」のいずれかであれば特に追加費用は掛からず【お任せ仕上げコース】で対応が可能です。逆に艶の調整は非常に難しいのでこれ以外だと別途「艶調整費」が必要となります。艶具合の確認は熱を入れてしっかり硬化してからでないと出来ない為、信じられないくらいのコストが掛かるのです。何卒ご了承下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フォレスターメッキグリル&ドアミラーカバー 本塗り

 昨年中にサフェーサーの塗布までを行っておいたフォレスターのメッキパーツとドアミラーカバーです。

 サフェーサーの表面にはガイドコートとして黒をパラパラとドライコートし、それを目安に研ぎ付けます。今回は特にラインのズレは無いので#800の水研ぎと、その後布状の研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

 サフェーサーの時は台に置いた状態で塗りましたが、本塗りの時はゴミの付着を避けたいので高い位置にセットしたく、また塗り易いように片手で持てて回せるようにしました。

 これなら台に挿したまま回して塗れますし、塗り難い個所は左手で持って右手でスプレーも出来ます。

 その他の部品に関してもどれも台から着脱出来るようにしています。

今回ミラーカバーのみメッキでは無く塗装済み品だったので、こちらは空研ぎ#800(アシレックスレモン)の足付け処理のみとなります。

 ベースコートの黒を塗布し、艶消し仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。画像は既にクリアーの艶が消え切った状態となります。

 艶有り仕上げの場合はゴミが付いても後でペーパーを掛けてコンパウンドで磨けば判らなくなりますが、半艶と艶消し仕上げはその磨き処理が出来ない為(艶が出てしまう為)、塗膜表面が完全に指触乾燥するまでは近づかないのが望ましくなります。

 特に今の時期は静電気が発生し易く、今回のようなプラスチックパーツの場合はそこに近づくと体に着いていた細かい毛埃などが吸い寄せられるようにそっちに寄っていってしまうのです。

 ちなみにそれは塗装時も同じで、対処方法の一つとしては「自分の体より高い位置で塗る事」である程度軽減は出来ます。

 ブース内のクリーンなエアーは天井から降ってくるので、被塗物を高い位置に置いて風上にすれば自分から出るホコリの付着は低減できます。

この後60℃40分程の熱を掛け、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

尚、今回は「半艶黒」でご依頼頂いているリヤサスペンションエンドキャップも本塗り完了しておりますので後程紹介致します。

またCH-R、スカイライン内装パーツ、BMW MINIのメッキグリル等「艶あり黒」の塗装は次回紹介出来ると思います。こちらもどうぞもう少々お待ちください。