SUBARU 22B STi Intake Manifold

 スバルインプレッサ22B STi Versionのアルミ製インテークマニホールドです。

現在似たような部品を業者様からお預りしておりますが、そちらはスバルインプレッサWRX STIの物で今回の物とは形が違いました。

尚こちらは以前施工した案件で、改めて作業内容を纏めて施工例としている記事となります)。今日は業者様からの作業がメインで紹介する記事がありませんでしたのでこちらの紹介となっております。

  インプレッサ22BはWRX typeR STi VersionⅣをベースに400台限定で販売されたスペシャルマシンで、こちらのインマニはそれの二台目に着いていた物との事です。

 インジェクション取り付け部付近には若干の腐食が出ていて、オーナー様としてはこれからも長く乗られていくとの事でサンドブラスト処理(軽め)もご希望されました。

 その後アルカリ洗浄層にて浸け置き洗浄を行い、さらに溶剤槽への浸け込みで旧塗膜を剥離しました。

 各部をマスキングし、ブラストキャビネットに入れます。

 腐食している個所を重点的にサンドブラスト処理を行います。

 裏側も同様に処理します。

 その後リン酸処理を行い、よく洗浄します。

 ガスケットが装着される個所にマスキングを行い、

 まずは全体にプライマーを塗布します。

 良く乾燥させ、

 続けてネジ穴周りに艶消しの黒を塗布します。

通常は単にネジ穴をマスキングをするだけですが、今回はサンドブラスト処理を行っているのでその部分にはプライマーを塗布し、また膜厚を極力着けないよう薄膜で済むベースコートの黒を塗装しています。

 予め作成してあるマスキングシートを用意し、

 艶消しの黒に塗った個所をマスキングします。

 腐食が出ていた個所にもプライマーを塗った為、今後腐食の発生は抑えられると思います。

 そして本塗りです。結晶塗装の赤を塗布し、140℃程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

 さらに後日もう一度140℃程の熱を掛けて完成となります。

 色は「鮮やかな赤」の結晶塗装となります。

 フェラーリのヘッドカバーを塗る際に使用する赤です。

その後オーナー様からご連絡を頂き、綺麗に仕上がっていて驚いた、非常に嬉しいとご報告を頂きました。わざわざ有難う御座いました!