ご紹介が遅れましたが、先日お預りしておりましたエアガンのパーツです。
こちらのオーナー様からは以前にも何度か当店をご利用頂いておりまして、今回はこちらの亜鉛ダイキャスト製パーツの塗装をご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!
現状は既にサンドブラスト等の処理が施されていて、苦労して成型された物なので丁寧に扱って欲しいという事もあり、作業開始まで安全な場所で保管しておきました。
塗装時の固定部は上の画像の穴の部分でご指定を承っておりまして、また物理的な足付け処理(ペーパー掛け・サンドブラスト処理等)は行わないように、リン酸処理も控えるよう承りましたので、今回はシンナーでの洗浄&脱脂のみに留めておきます。
固定は被塗物を傷付けないよう割り箸で、ただ強く挿して先端が折れると非常にマズイので、こちらは緩めにし、落下しないよう針金で補助するようにしました。
針金は穴の内側に接触するかしないかくらいな感じにしておきます。
割り箸はわざと細目に削っておき、穴のフチで塗料がくっ付かないようにしておきます。
また今回はクリアーを塗らない仕様で承っておりまして、ただオーナー様からは「光を当ててもあまり反射しないようなマットな仕上り」とご指定を頂いておりますので、先日紹介したインプレッサのシボ部分と同じように、
ベースコートに10%程こちらのフリップコントローラー(MIX008:メタリックアディティブ)を添加します。本来の使い方ではないですが艶消しの効果があり、またこれ自体ベースコート用の原色なので入れても何ら問題はありません(ただし最大15%までとなります)。
またクリアーを塗らないので硬化剤も同様に10%添加しておきます。
先ほどの画像に比べて若干艶が消えているのが判るかと思います。