ウッドステアリング スモーク塗装 本塗り

 先日下準備まで行っておりましたRB1オデッセイ用のウッドステアリングです。

 よく脱脂処理をしたらエアーブローをして埃を飛ばし、本塗り開始です。

 今回はテールランプのように反射板がある訳では無いですから、塗膜を透過した光は殆どそのまま吸収されてしまう為、いつもの倍の速度で黒さが増していきます。黒くなり過ぎないようスモークの含有量をかなり減らし、注意しながら黒さを出していきます。

 一緒に写っているパネルが、今回見本として一緒にお預りした木目調のパーツです。

 木目柄はそれぞれ違うのですが(そもそも見本は木では無く印刷したプラスチックです)、見本のパネルのような色味になるよう、ステアリングにスモークを施しています。ちなみに結構艶が出ていますがクリアーはまだ塗っていません(硬化剤を入れているので樹脂分が多いスモーク塗装はベースコートだけでも結構艶が出ます)。

 濃度が決まったらここでスモークのベースコートは完了です。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!

 クリアーを塗り終わったら直ぐにフチに貼ったマスキングテープを剥がします。

 今回のステアリングはスポークがかなり張り出した形状だったのでスプレーがし難く、ノズルパターンを一番狭くして隙間から狙い撃つようにして塗りました。

見本と同じような感じの、良い渋さの木目具合に仕上がっているかと思います。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

PS4用コントローラー塗装承ってます

 先日到着しておりましたSCUF Vantage プレイステーション4用コントローラー です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼品はフェイスプレートと、

それに装着されるプラスチック製のリング2個となります。

 先ほどのリングはコントローラーのギザギザとした穴に装着されるようです。

 ご指定頂いている色は蛍光グリーンで、参考としてこちらのRazer社のPC接続用スプリッターケーブルを一緒にお預りしました。画像だと普通の色に見えますが、一般的な顔料では出せないような鮮やかな色味となっています。

オフィシャルサイトに(ちょっと加工し過ぎた感が否めない)ケーブルの画像がありますので、宜しければそちらもご参考にどうぞ。まさに蛍光でビックリするかと思います(笑)。

Razer Hammerhead Pro V2 – In-Ear Headphones with Mic and In-line Remote

 通常「自動車補修塗装」(板金塗装)では蛍光色を扱っていませんが(主な理由としては紫外線で褪色する為)、現在の小物を対象とした塗装になってからはそれの必要性も感じ、少し前にそういった顔料を取り寄せ、さらにそれの色見本も制作していました。画像の真ん中にある格子状の物が蛍光顔料を使った色見本となります。普通に見えますが普通では出ない色で、尚念の為ですがこちらで紹介している画像は加工編集はしていません。

 全てが蛍光顔料だけで塗られていると言う訳では無く、既存の塗料(STANDOX)に蛍光顔料を数%を混ぜて作った色見本となります。

蛍光顔料については以前社外記で紹介していますので、宜しければ以下の記事をご参照下さいませ。パールの場合と同じく、パウダータイプの顔料を樹脂に混ぜて使っています。

蛍光顔料+STANDOX色見本

蛍光ピンク 色見本作成

 これだけを見ると普通の色に見えますが、既存の塗料でこの色はどうやっても出せません(物理的に不可能なので当店としても仕方なく導入した、と言う経緯です)。

 イメージとしては大体この辺の色の感じですね。

 見本とするケーブルの色は、下に置いた色見本よりも青白く濁っているので(濁っているようには見えないと思いますが塗装屋的には白を入れると色は濁るのでそう表現しています)、これをもう少し調整すればさらに近い色に出来ると思います。

参考までに、手前の色見本は蛍光色では無い(既存の顔料を使った)色見本でして、これだけを見ると随分と地味な色に見えますが、実際はこれでもかなり派手な色となっています。今回の色はそれに比べても遥かに彩度が高い色なので、既存の塗料(顔料)だけでは再現が出来ないと言う事です。

尚、隠蔽力はかなり低いので、下色に白、またはそれに多少グリーンを入れた色を塗ってからの上塗りとする予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レンズ系透過性塗装 下準備

 先日、清掃~マスキングまでを行っておいたレンズ系パーツ一式です。

被塗面を#800~#1300相当(アシレックスレモン・オレンジ)で足付け処理を行いました。

テールランプ類は棚板の上に乗せて塗りますが、それ以外の小さい部品は手で持って塗れるように芯棒を取り付けておきます。スクリーンのように大きい物は段ボールをカットした物を筋交いにして補強しておきます。

 ステアリングの塗装は結構塗り難いので、台にセットした状態で回して塗れるよう、全ネジをカットしてボルトで固定し、それを台に挿して回せるようにしておきました。

 簡易的に作った木製の台にスチール製のパイプを固定し、それにステアリングを固定したシャフト(全ネジ)を挿せるようにしています。

 日産ノートのテールランプはクリアーレンズ部のみをスモークに塗る為、予めラインテープ(PP製のエッジがシャープに仕上がるマスキングテープ)を使って際部分のみマスキングを行っておきます。

この後は埃の付かない安全な場所(恒温機の中)に保管し、本塗り当日にレンズ全体のマスキングを行います。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

 次のターンで本塗りを行う透過性塗装関係のパーツ一式です。いつもより少ない感じですが、今回は難易度の高いスクリーンパネルが二枚に、意外に塗り難いステアリングの塗装がありますのでこちらで締め切らせて頂く事にしました。尚、画像だと判り難いのですが、画面の中央にNS-1の透明なスクリーンパネルがあります。

各案件の記事へのリンクを貼っておきますね。


ウッドステアリング スモーク塗装承ってます

アルファロメオウィンカー&リフレクター塗装承ってます

フォレスターテールランプ スモーク塗装承ってます

日産NOTE テールランプ塗装承ってます

XMAXスクリーンパネル&ウィンカーレンズ塗装承ってます

HONDA NS-1スクリーン塗装承ってます


元々当ブログを見て頂いている方なら問題無いのですが、Google検索などで来られた方の場合、各作業の繋がり(流れ)が判り難いと思いますので、少し前から元の記事に戻れるようリンクを貼るようにしました。大抵は冒頭の「先日」と言う所をクリックして頂ければ、ご依頼を頂いた最初の記事まで戻れるようになっているかと思います。

 レンズの中にホコリが入らないよう、穴の部分にマスキングを行います。

 レンズの隙間などには泥が溜まっているので、

 ブラシと水で洗い流し、エアーブローをして綺麗にしておきます。

 スクリーンはそのまま紙を貼ってしまうと光が透過しなくなり、塗っている時に濃度が判らなくなってしまう為、透明なフィルムを使ってマスキングをします。カッティングシートの貼り付け時に使うアプリケーションシートですね。

 ただしそれ単体だと粘着力が弱いので、フチはマスキングテープで、重なる箇所は透明なテープ(梱包用の50mmOPPテープ)を貼り付けます。

これで埃っぽい作業を行っても、テールランプ内部にホコリが入ったり、ステアリングの持ち手部分が汚れたりと言う事は無くなりましたので、次は足付け作業となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ホンダジェイド内装パーツ9点 本塗り

 先日サフェ研ぎまでを終わらせていたホンダジェイドの内装パーツ9点です。

台にセットし、脱脂処理を行います。

ブースのファンを回して空気が流れるようになったらエアーブローをして埃を飛ばします。

 プラスチック素地が露出している個所にはプラスチックプライマーを塗っておきます。

まずはベースコートの黒を塗ります。

 ここで肌を荒らすと、幾らクリアーを艶々に塗っても、時間が経ってから(熱を入れた後にも)艶引けが起きてしまうので、しっかりウェットに塗り込んでおきます。

 ベースコートを3程塗って十分に乾燥させたら、

 パテで埋めたエアコン吹き出し口のロゴマークをデカールで再現します。

 予めデータを作って印刷をしておいたデカール用紙です。使う部分をカットしておきます。

 貼り付ける位置を確認後、デカール用の接着剤(マークセッター)を塗布します。

 木工用ボンドを溶かした水にデカールを浸けて台紙を剥がし、

 既定の位置に貼り付けます。

 左右とも同じになっているかチェックします。

ダイヤルの穴が綺麗な長方形では無いので(真ん中辺りで横に膨らんでいます)中心が取り難いのですが、デカールは位置の調整がし易いのでこういう時に助かります。

 そして再び一階に戻り、最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは裏側から回り込むようにしてフチまでしっかり塗り込んでいます。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 難しい逆アールも美しく仕上がっているかと思います。

 デカールは厚みがあるので、こういった平面に貼るとその段差が目立ちますから、最後に磨き処理を行ってそれも目立たないようにしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を脅威乾燥硬化させます。

この後は外した部品を組み付けますので、少し長めに寝かしておく予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!