コペン内装パーツ8点 本塗り

先日クリアーで下塗りを行っていたコペン内装パーツ8点中の2部品です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

塗った時は艶がありましたが、完全硬化後は梨地の影響で艶が引けているのが判るかと思います。

ただこの程度ならサーフェサーでは無く今回のようなトップコートの2度塗りで対応が出来ます。

最初は比較的コシのある研磨副資材(トレカット)#800で段差を均し、その後全体を足付け処理します。水は使わない空研ぎとしています。
その他のパーツも#800相当の布状研磨副資材 (アシレックスレモン)で足付け処理を行います。パーツを外す際に多少抉った箇所は先ほどの作業と同じくトレカットで均しておきます。

その後よく脱脂清掃し、

手で持って塗れるよう芯棒を固定し、それを挿せる花台にセットします。花台は新装開店とかお祝い事で花を立てて飾る台ですね。

こちらは元々カーボン柄(恐らく水圧転写)だったパーツで、表面はクリアーでコートされているので通常の塗装済み品と同様の下地処理で大丈夫です。

こちらは元々艶あり黒だったパーツで、こちらも#800相当で足付け処理を行っています。

こちらは元々梨地だった物を、クリアーで下塗りした物ですね。

同じくこちらのメーターフードも元々梨地だった物で、クリアーの下塗りで平滑な下地にしています。

こちらは元々シルバーが塗られていたパーツで、クリアーはコートされていないので角等はすぐに下地が露出しますが、チヂレは問題なさそうなので同じく足付け処理のみとしています。

 

プラスチックプライマーを塗り、まずは下色としてグレーを塗布します。

グレーは今回ご指定頂いているベースカラーの明度と同程度の物を採用しています。CROMAXでいうバリューシェードシステムですね(STANDOXや他の塗料でも同じ考えのシステムがありますが私は旧DUPONTから使っているこの呼び方が慣れているので)。

サフェや下塗り(1コートソリッド)でこういったグレーにしておくと便利ですが、今回は他のパーツもあったので、最初に行った2部品の下塗りをこのグレーでは無くクリアーだけとしていました。

続けてご指定の色=ダイハツ純正色「マタドールレッド」(カラーコード:R70 )を塗布します。

鮮やかな赤の原色(MIX561)と赤パールが多く使われた色で、明らかに隠蔽力が低い塗色ですから、下色を塗るのは最初から想定していました。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

こちらはカーボン柄だったパーツですね。

水圧転写のカーボン柄は本物のように凸凹していないので、新たに色を塗ってしまえば元々そうだったとは判らない仕上がりになります。

こちらは艶あり黒だったパーツですね。

同じくこちらも艶あり黒だったパーツです。

こちらは梨地だったパーツで、

下塗りで細かいザラザラを均しておいたので、今回は完全硬化後も艶が残った仕上がりとなります。

こちらも梨地だったパーツですね。

塗装済み品を塗る場合、既存の塗膜が新たに塗る塗料より弱い=侵されてしまうと「チヂレ」なる問題が起こりますが、今回はどれも大丈夫でした。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

コペン内装パーツ8点 下準備

先日お預かりしておりましたコペンの内装パーツです。

こちらの6点の下地処理は足付け作業だけとなりますが、

こちらの2点は表面がザラザラとした梨地なので、先に下地を作っておきます。

全体を#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で研磨し、

さらにスコッチとウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。

通常であれば「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行いますが、

今回は梨地が細かいので「2度塗り」で対応します。

念のためフチや形状が複雑な箇所(クリップ取り付け部や爪、谷のライン等)はガスプライマー処理をしておきます。

ガスプライマーを使った火炎処理については、以下の記事が判りやすいかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

>Mazda Diesel Fuel Cap

その後プラスチックプライマーを塗り、クリアーコートしたら下塗り完了です。

この2点のみであればグレー系の2Kエナメル(1コートソリッド用塗料)を使っても良かったのですが、他6点も黒系があったのでこの時点では着色はせず、クリアーのみとしています。

この時点だと艶がありますが、この後完全硬化後には梨地のザラザラの影響で艶引けしたような状態になります。ゴミのように見えるのは打痕や傷等で表面が毛羽立った箇所で、今回のようなPP=ポリプロピレンではよく見られる光景です。観世硬化後にはこういった箇所を研磨して均してから上塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

最近になってようやく去年に御依頼頂いた分の作業の終わりが見えてきまして、現在の一般的な被塗物での通常納期は5か月~6か月くらいが目安となっております。ご不便をお掛けして申し訳ございませんが、何卒もう少々お待ち頂けますようお願い申し上げます!

R34スカイライン用メーターパネル塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスカイラインR34用メーターパネルカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は下側のちょっと青紫色掛かった透明メーターパネルを、上のスモークメーターパネルカバーを参考にスモーク塗装で承りました。

下に敷いている布がグレーだと黒く見えるので、薄葉紙に敷きなおしました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

見本のメーターカバーと並べてみました。赤茶色の色味に比べると当店でのスモーク塗装は青味寄りで、これについては問題無いと伺っております。ちなみに透過性の橙(オレンジキャンディー)を混ぜて色味を合わせることも可能ですが、本塗りでそれを行うのはあり得ないので(塗り直しが効かないので)、その場合は別途透明アクリルの色板を用意して調色&テストピースの作成が必要となり、追加費用が必要となってしまいます(色板4枚の作成で¥25,000くらい)。

それでは後ほど完成音お知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

R34スカイライン用メーターパネル 本塗り

先日下準備を行っていたR34スカイライン用のメーターパネルカバーです。

ちなみにメーターパネルの透過性塗装はちょっと特殊で、

現在これらについてはスバルエンブレムのアクリルプレート同様、2回に分けて塗装を行っていたりします。

ですのでこちらは既に一度目の塗装を行った状態で、その時点で多少(半分程度)の濃さのスモークも済ませています。その後通常通り熱を入れて塗膜を完全硬化し、再度足付け処理も行っています。面積が小さい割に金額が高いのはこういった事が理由ですね。

なので今回が2回目の本塗りで、この時点で残りのスモーク塗装を行います。

今回はこちらのスモーク済みメーターカバーを参考にとお預かりしていますので、それに合わせて濃さを微調整します。

色味が大分違いますが、これについては気にされないとの事ですので、今回は濃さのみを合わせています。当店のスモークは比較的青味がある感じですね。

濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

IMPULアルミシフトノブ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたIMPULアルミ製シフトノブの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのように未塗装アルミ無垢状態だった物に、

日産純正色「ブルーブラック」(カラーコード:BG8)と、

それに似合うゴールドメタリックで塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

打痕が結構多かったのですが、文字部の凹みを極力残したかったのでペーパー等での研磨作業はせず、素地調整はサンドブラスト、また下塗りを入れると3回分の塗装で滑らかな表面に仕上げました。

  作業的には元の凹み文字は削り落とし、パテでラインを整えて平滑にした後に新たに塗装かデカールでロゴを入れなおした方が遥かに楽なのですが、

オリジナルを残す事で今までの愛着も引き継げればと思う次第です(それにしても大変でした…笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!