トヨタハイラックスエンブレム塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタ ハイラックス(GUN226)の純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ぱっと見はメッキに見えますが、こちらは通常のシルバーメタリックにクリアーが塗られた物となります。

ですので装飾クロムメッキを塗る時のような手間の掛かる下地処理は必要無く、表面を軽く研磨=足付け処理のみで上塗りを行います。

ご希望内容はトヨタ純正ブラック(カラーコード:202)の艶あり仕上げ、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで承っています。

裏側には両面テープが貼ってあって、

装飾クロムメッキを塗る時のような下地処理を行う場合は一旦剥がして新たに両面テープ作り直すという作業が必要だったりしますが、今回は上塗りのみなのでこちらはそのまま活かす事にします。

方法としては、各エンブレムを台紙の透明フィルムから剥がさずそのまま塗る!という事も出来るのですが、

以前施工したBMWのエンブレムの時と同じような方法で、剥離紙(クロネコヤマトさんの伝票で使い終わった台紙)をエンブレムに当て、石刷りの要領で色鉛筆の芯を当てて輪郭を写します。

この様な感じでエンブレム表の「山のライン」を剥離紙に転写しました。

転写したラインを参考に、裏側の両面テープの形に合わせてカットします。

エンブレムをフィルムから剥がし、両面テープの粘着部に触れないよう注意しながら剥離紙を貼り付けます。ちなみに裏表を間違えたら地獄=両面テープを作り直さなければならなくなるので注意が必要です(そうなるとエンブレムを買い直した方がコスト的には安く済むかも知れません…)。

それぞれをこの様な感じで両面テープを保護しました。

ちなみにカットする前にエンブレムを剥離紙に貼って両面テープの形に沿ってカッターで切る!という方法もあるのですが(作業的にはその方が楽ですしとても早いです)、自動車補修塗装=「修理」からスタートした塗装屋の人間はまずそういった事をしません。そもそも修理で預かった物を万が一にも被塗物に傷をつけるなんてあってはならない事なので、最初の見習いの時にまずそういう事を死ぬほど叩き込まれます(私の上司は酷いパワハラぶりでしたがそのお陰もあって今があると思っています)。

塗り終わった後は剥離紙を剥がし、元のこちらの透明なフィルムに貼り直しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

エアロフィン塗装承ってます

先日到着しておりました自動車外装用のエアロフィン6個です。こちらのオーナー様は同製品を3年前に御依頼頂いた方で、この度もご贔屓頂き有難うございます!

前回の御依頼では艶あり黒の御依頼でしたが、

今回は恐らくボディ同色であるホンダ純正色の「プラチナホワイトパール」(カラーコード:NH883P)の艶あり仕上げで、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで承りました。

尚この製品にはランナーから切り離した跡のバリが残っていて、当初削れば簡単に取れると思っていたのですが、

素材がPU=ポリウレタン樹脂という事もあり、

非常に柔軟性があるのでペーパーで削っても綺麗にならず、なので今回も「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行ってからの上塗りとします。最近は見かけないですが昔のBMW Mのリヤスポ等に採用されていた素材で、少し前に施工したレンジローバーのオーバーフェンダーもそうでした(それはもう大変な作業でした・・・)。

以前ご依頼頂いた時の画像も紹介します。

柔らかい素材なので下地=サフェと上塗りどちらにも軟化剤を入れたフレキシブル仕様としています。

サイズ自体は小さいですが、作業にはそれなりに手間(時間)が掛かるので塗装費用はそんなに小さくはありません。

ただ今回ご依頼頂いた際に「前回お尻のバリがどうなるか不安でしたがとても綺麗に仕上げて頂いて」とのお言葉を頂戴しましたので、「これくらい気にしないだろう」という仕事をしていたら今回の御依頼には至らなかったと思っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダNBOXミラーカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたN-BOXジョイのドアミラーカバーです。

元々はホワイトパールが塗られている新品で、ただそのまま塗装を行うと塗膜が十分に密着しませんから、

塗装する表面を軽く研磨=足付け処理を行います。

最初は平面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で大まかに行い、その後#1300相当(アシレックスオレンジ)で隅々までしっかり当てます。

手で持ってスプレー出来るよう芯棒を固定します。

脱脂清掃し、ブースのファンを回して給気(天井)から排気(奥の浄化装置)に空気が流れるようにしたらエアーブローで埃を飛ばします。

フチまでしっかり塗れるよう、裏側には広くスペースを設けています。

ご指定頂いている色はホンダ純正色「ミラノレッド」(カラーコード:R81)で、在庫は残っていたのですがまた使う機会があると思い作り足しておきました。

まずは下色としてグレーを塗布します。

各色の配合データには明度を記すVS=バリューシェードなる数値が記載されていて、今回の場合はこれがVS3=真ん中より少し白目(明るめ)のグレー色となります。

バリューシェードは「STANDOX FILLER COLOR」の名前で1~7までの濃淡があり、それぞれ配合データがあるのですが、今回指定のVS3はスタンドックスの溶剤型ベースコートでは配合データが存在しない為(それ以外はあるのに!)、当店規定のPRO_Fit色見本グレーの中から近い物を採用しています。

続けてミラノレッドを塗布します。

ミラノレッドはかなり隠蔽力が弱いので、下地が白のままだと明るすぎる恐れがあり、かといってミラノレッドだけで完全隠蔽させいようとすると6コートくらい=厚膜にまってしまう恐れがあった為に今回下色を使いました(ピンクの下色でも良いのですがそちらが切れていたので)。グレーは1コート、ミラノレッドは3コートで合計4コートとなっています。塗膜はベースコートの膜厚が少なければ少ないほど強くなります。身近な物に例えると、玉子サンドイッチの具がぶ厚いとそれを挟むパンがズレ易くなりますが、具が殆ど無くパン同士がピッタリくっ付くとズレにくくなるような感じです。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

3個前の画像に映るウェットブラスト用ボックスの赤=フェラーリロッソコルサ(300)と比べると、今回のミラノレッドは青味が強いのが判るかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA86インマニカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタ86のインマニカバーです。こちらのオーナー様は現在同車のレンズパーツ6点をご依頼頂いている方で、この度もご贔屓頂きありがとうございます!

御依頼内容はカバー全体をKAWASAKIのライムグリーン(カラーコード:KAW/636)で、

シルバーの凸文字分はベースコートのグリーンを塗った状態で研磨して素地の黒を露出させ、その後全体に艶消しクリアーを塗ります。

こちらのインマニカバーは結晶塗装で何度か施工していて、素地のザラザラが激しくこれを平滑にするのは非常に大変ですから、これがそのままでも違和感の無い艶消し仕上げにとなりました。

以前の施工例がありますのでそちらを紹介します。

今回採用するのはこちらの色で、この時も凸凹のシボ模様をそのままでも目立たせないと言う事で艶消し仕様としました。

こちらは赤の結晶塗装にした仕様となります。

凸部のシルバーは元の物を残した訳ではなく、新たにシルバーに塗ってからマスキングシートを貼って塗り分けをしています。ただこの方法だとどうしても手間が掛かってしまうので、

いつも行っている「ベースコートを塗った後に研磨して素地を露出させ、その後全体にクリアーコート」を採用しようと思います。この時はアルミ素地ですが、今回はこれが樹脂の素地=黒になる感じですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

フォレスター内装&ドアミラー 下準備

先日サーフェサーを塗っておいたメーターカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っています。

#600→#800の水研ぎでライン出しを行い、#1500でペーパー傷の目消し、ネジ穴周りやフチなどは当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。

次の本塗りではこれらのパーツ「半艶黒」で塗装予定で、一緒に御依頼頂いている別の色はそれぞれ既に本塗りが終わっています。

・フォレスター内装パーツ 本塗り

・フォレスター内装パドルシフト 本塗り

・フォレスタードアミラー&ピラーカバー 本塗り

これらは内装の天井部分に装着されるアイサイトカバー一式となります。窪んだ箇所にはルームランプが着いていました。艶消しなので判り難いですが、表面は凸凹としたシボ模様になっていて、ただ目立たない箇所なのでサフェを使った大掛かりな下地処理は行わず、足付け処理のみで上塗りとします。

ルームランプのスライドスイッチレバーは、

この様な感じでピッタリくっ付き、今回の塗装で動きが悪く恐れがあるので、

裏側の凸凹とフチのエッジを研磨して、

滑り易くなるよう滑らかにしておきます。

スイッチレバーは樹脂素地のグレーですが、アイサイトカバーは黒の上にグレーの塗装が施されています。

押しボタンスイッチのカバーも黒い樹脂ですが、その上に艶消しの黒がわざわざ塗装されていたのでその辺りでちゃんとコストが掛けられているのかも知れません(樹脂素地のままだとチープな感じが否めない為)。

ドアミラーはアーム部分との分解はせず、ただそれぞれの接合部にスペースを空けて重なる箇所も一緒にスプレー出来るようにしています。さすがに手で持って塗るのは重たく、またゴミを着けたくなかったのでステーを取り付けて吊った状態で塗る事にしました。

それぞれのパーツは作業前に脱脂を行い、研磨足付け処理後にも再度脱脂、さらに本塗り直前にも脱脂作業を行います。とにかく油分が大敵なので各工程で念入りに行っています(それ故に手荒れが酷いので年中寝る前にハンドクリームを塗り、特に冬場は手袋をして寝ています)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!