ジムニーテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたジムニー(JB64)の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はスモーク塗装のべた塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

スモークの濃さは「標準濃度」で、この時の濃さを参考にとご指定頂いています。比較的しっかりと黒さを出す感じですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ROVER MINIエアークリーナーカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたローバーミニ用のエアークリーナーボックスカバーとなります。こちらのオーナー様はPRO_Fit初期から色々な物を何度も御依頼頂いている方で、この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

御依頼内容としてはこちらのFRP製エアークリーナーボックスカバーを、

一緒に送って頂いたこちらの缶スプレーの色味に合わせて調色した色で塗り直すよう承りました。以前チタンのメガネフレームをタミヤのオリーブドラブにした時みたいな感じですね。

状態としては芳しく無く、本来であれば「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行いたい所なのですが、

こちらの「COOPER S」の凸文字付近も歪が大きく、全体の形を整えようとするとこの凸文字を削り落としたり埋まったりしてしまいますから、今回はこれを残す方向として上塗りのみ、また一度のそれでは足りないと思うので(繊維目が残ってしまうので)「2度塗り」に、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承りました。

ちなみに一旦全体を平滑にしてから改めて凸文字を再現するという方法もあるのですが、そうなると現在の凸文字をデータ化する必要があり、またそれらを貼り付けて隙間を埋めたりラインを再現(サフェ研ぎ)をするとなるとかなりのコスト高になってしまいますから、今回は色を変えつつ今の凸凹よりある程度マシな感じに、という方法となります。中途半端な事が出来ないのが辛いところですね。

凸文字の再現としては、以前何度か施工しているRB26→RB28化が参考になるかと思いますのでそちらを紹介します。

こちらは元々「6」だった部分を削り落として新たに「8」のアルミ板を貼り付けています。これだけだと比較的簡単そうに思えるのですが、元のフォントと同じ形のデータを作成してアルミ板をカット、それを違和感無いよう元の位置に貼り付けるのは中々手間が掛かっています。またこの「8」は既にデータ化が出来ているのでその費用は必要ありませんが、今回は「COOPER S」全てを一から作らないといけないのでかなりの労力が掛かってしまいます。また単に凸文字を作るだけでは無く、エッジが効いていない元のラインを再現しなければなりません。

凸文字(エンブレム)の作成については、以前作成したポルシェエンブレムの記事も参考になるかも知れません。

そしてアルミプレートですが、塗装するにはこちらも取り外したいのですが、

既にこれを取ろうと試したような跡があり、プレートの端が少し曲がっています。フランジ状になっていなければヘラを差し込めるのですが、隙間も狭く糸も入らないので、

今回は裏側からエンブレムが貼ってある箇所に穴を開けてポンチ等で押し出す作戦で行こうと思います。スバルエンブレムで土台に穴が開いていない場合にアクリルプレートを外す方法と同じような感じですね。

ドリルだと勢い余ってアルミプレートに穴を開けてしまう恐れがあるので、ベルトサンダー等で2cm×2cmくらいの穴を開けてそこからヘラを差し込む方法を試してみようと思います。

参考までにこれまでご依頼頂いた内容も紹介します。

この時は外装の一部パーツと内装パーツの塗装をご依頼頂きました。スイッチのロゴはデカールでは無く塗装で行っています。

この時は主に足回りのパーツです。

さらにそれより前、今から16年程前にキャリパーの塗装をご依頼頂いていました。当時はまだ知り合いの工場に間借りしていたので固定経費が少なく、その後今の工場に移転してからも光熱費の高騰や円安による塗料材料の値上げ(円高の時でさえ値上げ!)により、あの時に比べると2~3倍くらいの費用になっていると思います。ハウスオブカラー社の塗料は当時の4倍になってしまう程で…。

この時は外装パーツの塗装を承りました。ちなみに完成時の撮影に使っているカメラは当時から同じ物=NIKON D200となっています。通信速度の向上やレンタルサーバーの規模に伴って撮影後の画像のサイズだけ大きくしている感じですね(当時はネット回線がADSLだったりサーバー容量が100MBだったりと今では考えられない小規模でした)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

メルセデスベンツW124ヘッドカバー 下準備

先日剥離作業を行っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。その後再び溶剤槽に浸け置きをして残った塗膜を除去しておきました。

今回はサンドブラストを行いますが、裏のバッフルプレートはリベット止めの為取り外す事が出来ないので、

しっかりマスキングをしておきます。

サンドブラストを行う場所は工場二階ベランダで、この時期は非常に暑い環境なのでもう少し涼しくなってから作業を行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルボルテックスジェネレーター本塗り

先日下準備を行っておいたUSスバル純正ボルテックスジェネレーターです。

元々艶消しの黒が塗られていますが、

フチなどはプラスチック素地が露出していると思いますので、念のためプラスチックプライマーを塗っておきます。裏側に貼ってある板は被塗物が曲がらないようにと、棚板に被塗面が接触しないようにする為ですね。

本塗り前にはブース内の清掃も行っています。

撮影しているのは明るい壁側の近くですが、スプレーする際はこの排気ダクト(浄化装置)の近くで行います。塗装台の上には巨大なベアリングを改造したターンテーブルを置いてあるので、被塗物を回しながら塗れるようになっています。

夏場の外気温は35℃くらいで、ブース内も同じかそれ以上の温度になりますから、本塗り時はクーラーを点けて雰囲気温度を下げて塗り易いようにしています。

まずはベースコートを塗布します。

色はスバル純正色の「マグネタイトグレーメタリック」(カラーコード:P8Y)となります。

ベースコートは「色さえ着けばOK」と言う訳では無く、ここで出来る肌によって仕上がりが大きく変わりますから、塗り方やシンナーの選択なども重要になってきます。クリアーを塗った直ぐの時は綺麗でも、ベースコートで肌を荒らしてしまうと完全硬化した後に艶が引けたような仕上がりになってしまうんですよね。

なのでベースコートはシンナーの揮発速度を遅いタイプにし、しっかりウェットコートでツルンとした肌を出すようにしています。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

軟化剤も10%添加してあります。

フィンの側面もしっかり意識して塗るようにして肌を出しておきます。

軟化剤を入れると指触乾燥が遅くなるのでそれだけゴミが着くリスクが高くなりますから、事前にベース内の清掃を済ませておきました。

ちなみに塗装面が天面では無く側面になればそのリスクがかなり減らせるので、吊るせる物なら塗り終わってクリアーが伸びなくなったら天井から吊るした状態で保管しておくようにします。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー 下準備

先日お預かりしておりましたフェラーリ430純正リモコンキーです。

全体的に傷があるのと、この型の塗装は新品時から密着性が悪い物があるので一応全部剥がしておきます(今回の塗装はちゃんと密着していました)。

最初は#120のダブルアクションサンダーで大まかに塗膜を剥がし、その後#180→#240の手研ぎでラインを整えつつ残った塗膜を削ります。

ペーパーが入り難い箇所はナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)を使って足付け処理を行います。

被塗面が親水性になって、この後に塗るプライマー・サーフェサーがしっかり食いつくようになっています。

よく脱脂清掃し、手で持って塗れるよう芯棒に固定します。

溝にサーフェサーが入ってしますとボタンのゴムが嵌らなくなってしまう恐れがあるので、丸めたマスキングテープを隙間に摘めてサフェが入らないようにします。

同じくこちらの七宝エンブレムが入る部分にも壁を作っておきます。

鍵本体もカバーが当たる面には極力塗料が着かないようにします。

ただし素地は荒れているので、見える部分にはしっかりサフェを塗るようにします。

フチまでしっかり塗れるように固定しています。

念の為最初にガスプライマーによる火炎処理を行い、

その後プラスチックプライマー→サフェーサーとなります。

サフェはウェットで5コートくらい塗りました。

今の時期(雰囲気温度30℃)だと指触乾燥も早いですが、一度に厚塗りするとブリスター等のトラブルが起こるので、コート毎に10分~30分くらいのフラッシュオフタイム=乾燥時間を設けています。

待ち時間の間には別の案件=今回の場合は企業様からご依頼頂いているワイヤレスマイク2本の下地処理を行っていたり、この時期は一旦二階事務所に戻ってメールの返信などをしています。工場一階は本塗り以外はクーラーを点けないので、空調服や水冷ベストを着て作業しています。

サフェが4コート程まで終わったら溝に挟んでいたマスキングテープを外し、最後の1コートはフチ(角)までしっかり塗ります。

こちらも同じくですね。

鍵本体は最後のコートが終わったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!