SUBARU車達の部品一式塗装 完成

brz7 大変お待たせしました!「BRZ」「インプレッサXV」「プレオ」(ダイハツのミラと同じらしいです)の3車種分のパーツ一式は本日完成となります。部品点数多過ぎますのでそれぞれの色ごとで紹介させて頂きますね(今考えれば車種ごとに分けて撮れば良かったと後悔しています)。

brz8 色は全てフェラーリレッド(ロッソコルサ)で、車種はそれぞれ別になっています。左側に集中しているのは主にBRZの内装パーツで、右側にあるのはミラ(プレオ)のドアミラーカバーや内装パネルカバーです。オーナー様自身が乗られる車はBRZで、その他はご家族の方の車みたいですね。スバル車が4台+1(ミラ)でしたっけ・・・(恐)。

brz9御依頼は【お任せコース】ですので基本的には磨きはしていません。奥のパネルのみ一個大きなブツが付いたので磨いていますがその他は塗りっぱなしで完全硬化したままの状態です。「磨かないで完成」を不安に思われるかも知れませんが、一応それでも大丈夫な仕上がり(塗り方と良い材料)にしているつもりではありますのでご安心頂いて宜しいかと存じます。

それでは他の部品も紹介していきますね。続きます。

プリウステールランプ 下準備

prius7 こちらもお待たせしております。プリウスの純正テールランプですね。見事なまでにクリアーなレンズです(ノーコメントで)。

prius8 で、今回は二箇所×左右で合計4箇所のクリアー抜きをご依頼頂いています。オーナー様よりイメージ画像を頂いていますのでそれを見ながら作業します。Kindleもたまには活躍出来ているようですね(ただし持って帰って使う気分にはなれないですが・・・)。

今回のクリアー抜き部分は間に柱があったり曲面部分があったりと、角度によってちょっと見え方が変わり易い形状になっているので、ラインの位置を決めるのは内部の反射板に合わせてピッタリ貼るというよりは塗装後の見え方が自然に見えるようにしたいと思います。 ただこうなると基準の位置を決めるのが難しいので(敢えて基準ラインから少しズラしたりするので)左右のテールランプで同じ形に貼るのは難しく、なので今回はラインテープではなくマスキングシートで対応したいと思います。これなら最終的なカットラインはパソコン上で作るので左右で全く同じ形のマスキングが可能になりますから、貼り位置の基準を判断するのが難しくても誤差は少なく出来ますからね。

prius9 まずはいつも通りにラインテープでクリアー抜きの位置にマスキングを行い、その上に紙を張ったらコンテ(と言うかクレヨンペンシルの芯)を擦って輪郭のラインを転写します。昔ながらの石摺りの手法ですね。車の車体番号部分が錆びて見えなくなった場合、元々あった刻印を読み取るのに使ったりするそうです。今はX線の方が早いですかね(わざわざそんな事しませんか・・・)。

prius6石刷りして転写した紙をスキャナーでパソコンにインプットし、画像(絵)だった物をベクトルデータ化(点と線)に変換します。

prius10先ほどパソコンで作成したベクトルデータからマスキングシートを作成しました。データは片側さえ作ればそれをリフレクト(反転)させて反対側も作れるのでズレの無いマスキングが可能になるのです。ただしこれはテールランプが左右対称に出来ている事が前提ですけどね(例えばランドクルーザーはレンズは対称ですがベースは非対称になっています)。

画像はテスト的な貼り付けで、カットしたシートを実際に貼ってはデータを微調整してを繰り返しています。ちょっと面倒ですが一度データを作っておけば後が楽ですからね(あるかどうかは解かりませんが・・・)。

それではこちらも本塗りになりましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

バイクウィンカーレンズ 下準備

bike2 こちらもお待たせしております。「極薄目と薄目の中間」でご依頼頂いているバイクのウィンカーレンズ4個ですね。

今回のようなバイクのウィンカーレンズは車のテールランプと違って「レンズ単体」の状態なので、これは反射板が無い分塗っている時のスモーク感が非常に解かり難いです。

お任せコースでの標準度とかであればそこまで厳密に気にしないのですが(「お任せコース」はそういったコース設定ですのでその分安くなっています)、今回は標準コースでの厳密な濃度指定となっていますのでこの辺に重きを置くことにします。

4個の内2個はいつも通りマスキングテープで、もう二個は透明なセロファンを使ってマスキングをしてみました。

bike3この状態だとまだその差は感じられませんが、実際の本塗り時にはこれのお陰で濃度の微調整が出来ると思います。下手に「長年の経験と感で」とかを信用すると痛い目を見ますからね。何事も疑って作業していた方が間違いは少ないと思っています。

それではこちらも作業進行しまいたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

スクーターフロントカウル 下準備

yamaha1先日紹介したヤマハの音叉マークの中からオーナー様に選んで頂いたのが上のサイズになります。確かにこれが一番しっくり来ていますよね。まあ今回はカウルの形にかなり特徴がありますから選択の余地は余り無いという所でもありますかね。

scooter1カウルのベースカラーはフェラーリレッド(ロッソコルサ)で承っておりまして、その上に入れるロゴは「ゴールド」になります。ちょっと派手そうにも思えますがゴールドには黒も入れて多少は落ち着かせた感じにしてあります。どうせ塗るならこういった遊び感覚があっても良いですよね。

scooter そして被塗物には足付け処理をしておき、いよいよ本塗りの準備が整ってきました。

後はロゴデータをマスキングシートにアウトプットして本塗りに備えます。今週中には本塗り出来ると思います。もう少々お待ち下さいませ!

DELL仕様のタンブラーVer.2 本塗り

dell7 最近になってようやく危機的状況から抜け出してこれまして(依頼数がキャパシティを大きく超えていまして・・・)、大分良い感じのペースで作業が進行するようになりました。お問い合わせ頂いてから一ヶ月、さらにお預かりしてから一ヶ月手付かずって言うのは流石に申し訳無いですので・・・。

という事で、DELL仕様でご依頼頂いていたタンブラー第二段も無事本塗り完了しました。イベントの期日には十分間に合いますので御安心下さい。

ちなみに最初のご依頼の時のタンブラーはこちらをご参考にどうぞ。以前はホワイトパールをベースにしてロゴをブルーにしたんですよね。今回はそれの色を反転したような感じです。

上の画像はプライマーを軽く研いだ状態で、まず最初にロゴの色となるホワイトを塗ります。今回は塗る順番も以前とは逆になります。理由は後ほど。

dell8 ちょっと解かり難いですが既にホワイトを塗った状態です。塗装後数十分から数時間置いてテープフリーな状態になったら予めカットしておいたDELLのロゴのマスキングシートを貼り付けます。

これが意外と大変で、「これくらいの曲面なら」なんて油断すると円が変な形に歪んでしまいます。 今回はこの順番でしたからまだマシですが、逆のメス型となるとシートのたわみを抑えるのに凄く大変です。

dell9 そして先日作成しておいたDELLのブルーを塗布します。画像だけだと多分解からないと思いますが(いや実物を見ても解からないですかね)、このブルーは既存の塗料顔料で出せるブルーでは無く染料系のブルーを使っています。でなければこんな青は出せません。

ちなみに発色が良い分染まりも悪いので、これと似たような青(これに比べると濁ったような青)を下色として塗ってあります。

dell10 そしてマスキングを全て剥がしてこんな感じです。や、ヤバイじゃないですか・・・(惚)。

染料系の色を使った時の注意点は「ニジミ」です。自動車塗装だけだと余り遭遇しない問題ですが、白いボディカラーの車で、スペアタイヤが置いてあったリヤフロアパネルを塗った時、完全に隠蔽させたのにタイヤが置いていた場所に黄色っぽい染みが浮き出て来た、なんて経験はあると思います。あれと一緒ですね。

染料は顔料と違って媒体に溶け込んでしまう程分子が小さいので塗膜に開いた極小さな隙間(目では見えません)を通ってしまうので、完全硬化した塗膜でもその上に塗装するとその溶剤分によって染料が再溶解し色がニジミ出てきてしまいます。塗装屋的に言うと「色が上がってくる」とか「昇って来る」といった現象ですかね。とにかく何度塗り重ねてもその上に塗った色が変色してしまうのです。

今回はそれを懸念して、青の上に白を塗り重ねるのを避けたのでちょっと面倒な作業になっています。でなければ白いロゴは水色になってしまいますからね。これを全て塗り直す事を想像すれば前もって予防策は打っておくのが無難です。と言うか塗装はいつもこんな感じの「消去法」が基本ですので・・・(なので余計に時間が掛かるんです・・・)。

dell11そしてクリアーを塗ったら無事本塗り完了です。いやはや想像以上に大変でしたが、こういった会社ロゴを入れる仕事を夢見て来たので実現出来ている今は非常に幸福です。

まだインターネット回線がISDNの時代に、ネットサーフィン(これは死後)をしていて偶然見つけたのがGATEWAYのパソコンを牛の柄に塗っている塗装屋さんでした。カスタムペイントとはまた違ったジャンルで、これこそ私がやりたかった塗装だと思ってずっとそれが心に残っていたのです。

で、腰を悪くして自動車塗装屋を引退する時に何とかその方を探し出し、当時からの胸の内を話してさらに何とか下で働かせて貰いたいという事もお願いしまいた。厚かましいと言うか怪し過ぎますかね(笑)。

ただやはりと言うか、そういった業務では中々(と言うか全然)商売としては成り立たないらしく、自動車が塗れるならそのままそれをやり続けた方が間違い無い、と言うアドバイスを頂きました。大量生産では無い単発の小物塗装はビジネスモデルとしては難しいんですよね。

ただ幸いにして私の場合自動車のボディが塗れていたので自動車部品であれば特に今までとは変わりなく、それをメインにして小物塗装屋としては成り立たせる事が出来ました。以前の時からのお客様からもご贔屓頂けましたし、元々の集客はインターネットが主でしたから特に労せず対象を小物に移行出来たと思います。

現状ではまだ自動車部品の割合は多いですが、今後こういった自動車製品以外での企業間の仕事も増やしていきたいと思っています。実はこれが次のステージだと思っていて、ただ私だけの力ではこれは到底出来ないので今回の移転計画が始まったのです(今現在新たな工場を探しています)。まあこれについては決定次第随時紹介出来ればと思っています。まだ何も決まっていないんですけどね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!