ロードスターヘッドカバー×2 結晶塗装 本塗り

road94 こちらもお待たせしました!ロードスターのヘッドカバー×2個も結晶塗装の黒で無事本塗り完了しております。画像だとちょっと黒っぽく見えるのは燐酸処理をしたからですので御安心下さい。

road95 そしてプライマーを塗布します。今回はプラグホール(とその横の穴も)マスキングはせず一緒に塗るよう承っています。

road97そして本塗り完了です。こちらもパイプ部分が腐食気味だったので一緒にプライマーを塗って先にそこだけ黒く塗ってからマスキングして本塗りしています。

road96 同じ様に見えますが先ほどの画像とは反対側からの撮影になっていて、ヘッドカバー上の文字が凸状から凹み状になっているのが判ると思います。どちらも同じだけの膜厚になるように塗っていて結晶目も同じ様な仕上がりになるようには注意しています。フェラーリのようにV型エンジンだとヘッドカバーは2枚で1セットと言うのが一般的ですから今回もその辺に気をつけて塗っています。ってこれは一つのエンジンに着く訳ではありませんから多分気にし過ぎだと思いますけどね。お陰で余計に疲れたような気が・・・(笑。でも結晶塗装は何故か体力を使います)。

こちらは凸部研磨は行いませんので後はマスキングした箇所の面取りをしたら完成予定となります。ただ撮影するタイミングは一緒に行うと思いますのでどうぞもう暫くお待ち頂けますようお願い致します!

マーチヘッドカバー結晶塗装 本塗り

march4 こちらもお待たせしました!先日サンドブラスト処理を行っておいた日産マーチのヘッドカバーも無事本塗り完了しておりますので御安心ください。

march5 パイプも腐食していたのでプライマーは一緒に塗装し先にここだけ黒で塗っておきます。

march6 そして本塗り完了です。今回はちょっと数が多くてバタバタしていましたが、事前の素振り(イメージトレーニングみたいな感じです)のお陰で結晶目も綺麗に並んでくれたと思います。

march7色はいつもの鮮やかな赤より少し朱色っぽくしています。NISMOのエンジンみたいな感じですね。最後に凸文字を研磨して光らせたら筆でクリアーを塗っておきます。

それでは完成までもう少々お待ちくださいませ。来週半ばくらいを予定しております。

Y31シーマサージタンク結晶塗装 本塗り

cima14 大変お待たせしました!Y31シーマのサージタンク(コレクトケース)は無事本塗り完了しておりますので御安心ください。

上の画像は燐酸処理が終わって台にセットしたところで、サージタンクは既存のボルト穴を使って直接台に固定していますので倒れないようになっています。以前は先に裏側を塗ってから置いて表側を塗ったような記憶がありますがその後サージタンク関係はこんな感じでセットして塗るようにしています。場合によっては台ごとひっくり返して裏側を塗ったりするんですよ(ランチトとはR30のFJエンジンの何かはそうしてます)。

cima15 サージタンク系はとにかくマスキングする箇所が多いのでちょっと面倒です(その分ヘッドカバーより割高になっています)。

ちなみに旧塗膜を剥離してしまうとどこが塗られていてどこが塗られていなかったのか判らなくなってしまうので最初の状態で各部撮影をしてあります。デジカメが無かったらこの仕事は凄く大変だったのでは・・・と時々怖くなります(全部j模写しないとですので)。

cima16 ケースのカバーは溶剤浸け置きでの剥離なのでサンドブラストはしていません。燐酸処理は行っています。ここも元の通りにマスキングします。

cima17 そしてプライマーを塗布します。薄く満遍なく、ですね。

cima18 そして本塗り完了です。画像は塗った後に140℃程度の熱を掛けて既に結晶目が出た状態です。また一旦熱せられたテープは冷めると非常に剥がし難くなるので被塗物が暖かいうちにある程度剥がしてしまいます。色は鮮やかなイタリアンレッドとなっております。

cima19サージタンクの上にあるのが今回の肝だった既存のアルミシールです。これを残さなければならなかったので溶剤槽には入れられなくサンドブラストでの旧塗膜剥離となりました。

cima20カバーの方は凸部を面研して光らせますので完成時の見た目はかなり変わると思います。また作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

レンズ塗装関係 下準備

lensレッドキャンディー塗装とスモーク塗装関係のパーツは下準備開始しておりますので御安心ください。

新品の場合はエアーブローだけでマスキングは出来ますが、中古製品の場合はまずは裏側の清掃から行うので実作業の開始まででも結構時間は掛かってしまいます。またマスキングも単に紙を貼れば良いというのでも無く、隙間から塗料ミストが入る事も想定して危ないと思う箇所は2重ないし3重にマスキングする場合もあります(特に裏側がスカスカに空いているBMW系は大変です)。

また被塗面であるレンズ部分についても新品と中古品では手間が変わりますが、その辺については今は特に値段に差をつけない様にしています。当然新品の方が作業が楽なのですが、私的には中古品を新品部品みたいに綺麗に復活させる、と言うのがこの仕事の楽しいところでもありますからね(故にその負担が長時間労働へと・・・苦笑)。

尚作業の予定としては先に結晶塗装を塗りますのでこれらレンズ関係の塗装は来週辺りを予定しております。どうぞ今しばらくお待ちくださいませ!