E39 BMWテールランプ スモーク塗装 本塗り

bmw205 こちらもお待たせしました!BMW E39の純正?テールランプです。ギリギリ間に合ったので今回こちらも一緒に塗らせて頂いています。

尚、レンズ関係の塗装は年内もう一回行うかも知れませんが完成は来年になる予定です。何卒御理解の程宜しくお願い致します。

bmw206 濃度は「極薄めと薄目の中間」で御依頼承っていまして、上の画像ではまだ少し足りない感じです。この状態で3コート程度、もう2コート程足していきます。

bmw207 スモーク濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

bmw208この程度の濃度ならスモークを意識する程の濃さではなく、多分同じBMWオーナーでなければ塗っているのも気付かない程度だと思います。元々の派手な赤は払拭されて、且つスモークのクドさも感じられない濃さだと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

レクサスRCFテールランプ類スモーク塗装 本塗り

lexus36そしてこちらもお待たせしました!レクサスRCFのテールランプ関係一式も無事本塗り完了しております。昨日頂いたメールも確認しておりますのでご安心ください。お気遣いも有り難う御座います。

lexus26それにしても複雑な形をしているテールランプで、造形の技術的には凄いと思うのですが、ただオーナー様が気にされているようにちょっと赤が薄い感じがしてどうにも安っぽさが感じられてしまいます。クリアーレンズは元々若干のスモークが入っているようですが、せめてもう少し全体的に深みがあれば良いんでしょうけどね。まあでも純正部品ですからその辺は色々制約があるのかも知れません。

windom6各パーツの作業内容に関してはいつものようにこんな感じで詳細を書き出していて、ただこれの殆どはこちらのレクサステールランプに関することです。一応最初に頂いている御要望を全部抜き出して細かいニュアンスを理解出来るようにしています。

lexus28 そして本塗り開始です。スモーク濃度は頂いた画像を参考にして微調整を行い、最終的には赤いレンズとクリアーレンズで濃さを分けようと考えていましたが、塗り進めていくうちにその必要が無さそうなのでそのままベタ塗りで進行する事にしました。上の画像だとまだ濃さは足りない感じで、確かここからさらに2コート塗り重ねています。

lexus29 そしてこんな感じで本塗り完了です。「迷ったら気持ち濃い目で」を意識しながら塗っていまして、最後の1コートはまさにそれに後押しされたような感じです。

lexus30 しっかりとした深み且つ透明感のあるスモーク、みたいな感じでしょうか(この辺は技術的な事では無く材料と部品の構造による物ですが)。

lexus31 こちらは開口部が広めなので見る角度によっては明るく見えるところもありますが、装着されると目線より低くなりますから恐らくは頂いた車体の画像と同じ様な具合になるかと思います。目線と対角になるところに光源なんて普通ありませんからね(基本的には光源が上で地面は暗くなりますので)。

lexus35lexus34ハイマウントランプとリフレクターランプはテールランプの赤部分の濃さに合わせるように塗っていきます。

lexus32lexus33 こんな感じで本塗り完了です。スモーク塗装は一度濃くなり過ぎると元には戻せませんので、微調整を行うには塗料中のスモーク含有量を減らしてコート数を増やし小刻みに塗っていくという方法になります。ただコート数が増えるとその分コート間の乾燥時間(フラッシュオフタイム)を長くとらなければなりませんので塗装時間はどうしても長くなります。例えばテールランプが1セットでも塗装時間としては変わらず丸一日の作業となってしまうので、採算を合わせる為には4セット以上じゃないと難しいんですよね。何卒御理解頂ければと思います(と言っても今回はお金に糸目は付けないくらいの事は言われているのですが、ただそういうのは

トヨタウィンダムテールランプ スモーク塗装 本塗り

windom13こちらもお待たせしました!トヨタウィンダムの純正テールランプ一式も無事本塗り完了しておりますので御安心くださいませ。

上の画像はレンズ表面の足付け処理~マスキングの作業を行っているところです。ちなみにフチはてっきり「黒」かと思っていましたが実は限りなく黒に近いスモークだという事が判明しました。

windom4 そして本塗り準備完了です。ただし今回はスモーク濃度を二段階に分けるので、脱脂清掃が済んだら一旦マスキングを行います。

windom5 今回御希望頂いているのは、レンズ中央を「標準濃度」、上下の段は「薄目」のスモーク濃度で御指定頂いています。なのでまずは中央部分を最初に数コート塗る事にします。

windom7 こんな感じでまず中央部分に4コート程スモーク塗装を行っておき、マスキングを全部剥がしたら今度は全体にまた4コート程のスモーク塗装を行います。最初が「4:0」で、その後「8:4」といった感じですね。調整が難しいので塗料自体の濃さ(スモーク含有量)を減らし、コート数を増やす事で微調整を行っています。

windom9 そして全体にクリアーを塗って本塗り完了です。フチも黒がしっかりしたので引き締まった感が出たと思います。

windom10 濃度的には中央のラインと上下の段では違う濃さになっていますが、テールランプの構造上見る角度によっては同じ様な濃度に見えたりもします。珍しい造りをしていますよね。

windom12こちらはテールランプと一緒に御依頼頂いているサイドマーカーで、こちらは「薄目」で承っています。ベースのゴムは接着剤で付いているっぽく、少し捲った状態でマスキングしてフチの奥までしっかり塗れるようにしています。

windom11そして薄目濃度で本塗り完了です。元々ちょっと白濁りしたようなレンズですが、それでも引き締まった感じになったと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

SUBARU XVテールランプ 本塗り

xv81こちらもお待たせしました!スバルXVの純正テールランプも無事本塗り完了しております。こちらもBRZ同様レッドキャンディー+おまけスモーク仕様ですね。

xv77 前日準備しておいたマスキングシートを水貼りします。クリアー抜きにするウィンカー部分の型は以前データ化していて、その後はパソコンとカッティングプロッターを使ってカットするだけですから比較的短時間でのマスキングが可能となっています。

xv78 そしてレッドキャンディーの塗装が完了です。クリアー抜きにするマスキングシートを剥がしたらその部分にプラスチックプライマーを塗布し、続けてスモークを塗布します。

xv79そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

xv80ちなみにテールランプの置き方ですが、一見不安定で滑り落ちそうに見えますが実は裏側にマスキングテープの芯を貼って引っ掛かるようにしています。これが無くてもテールランプの裏側は比較的ガタガタしているのでそんな簡単に滑り落ちるという事は無いのですが、誤って台を揺らしてしまった時などでも落ちないようにはしています。「だったら台自体にしっかり固定してしまえば」と思うかも知れませんが、透過性の塗装は塗りムラが出来難いように本塗り中にテールランプの向きを変えて塗ったりしていますのでそうもいかないのです。同じ向きだとどうしても同じ塗り方になってしまうのでこの辺の工夫が必要なんですよね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

SUBARU BRZテールランプ レッド&スモーク 本塗り

brz87大変お待たせしました!スバルBRZの純正テールランプは無事本塗り完了しておりますので御安心くださいませ。

上の画像はちょっと前に行った下地処理の作業で、この時点ではまだ本塗り出来るタイミングでは無かったので作業が済んだら一旦保管しておく事とします。今回は数が多いので前もって準備する時間も多めに取るようにしています。

brz80 前日の内にパーツをブース内に準備しておき、本塗り当日は朝からクリアー抜き(クリアーに残す部分)のマスキングを行います。前日に貼っておくと糊がくっ付いて剥がれなくなったりハジキの原因にもなるので(油分のハジキとは違う種類です)マスキングシートの貼り付けは本塗り当日が基本になります。

brz81 そしてレッドキャンディーを塗布し、ウィンカー&バックランプ部のマスキングを剥がしたらそこから出て来たプラスチック素地にプラスチックプライマーを塗布し、続けて全体にスモークを塗ります。

brz82 全体に2コート程くスモークを塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

brz83レッドキャンディーの後に塗る「おまけスモーク」は、黒さと言うよりは「深み」が得られる程度で、ただ「純正の赤とは何か違う」と言う感じ方は出来ると思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週早々を予定しております。もう少々お待ちくださいませ!