ロボット「Robi」黒系パーツ 下準備

robi35 大変お待たせしております、Robiの黒系パーツは作業も着手しておりますのでご安心くださいませ。画像は足付け処理を行っているところです。

ロビのパーツは青系赤茶系が既に完成していて、今回の黒系と、あとは白系のパーツもご依頼頂いています。

robi36 各部品はそれぞれ作業内容が違っていますが、オーナー様に作業内容書を作製して頂きましたのでそれを見ながら作業を行います。元々は画像ですがやはり印刷した物の方が判り易いです。

robi37 大抵の物は裏表ともに塗装を行うので、ビス穴やモーターのギアーが入る箇所には塗料が付かないようにしておきます。

robi38 そして今回の黒系のパーツ一式はこんな感じで大体の下準備が完了です。

それぞれにシールを貼っておき、作業内容が簡単に区別出来るようにしてあります。と言うか一つ一つ考えながら塗っていたら間違い無くミスしますよ。

robi39固定方法はビスを差し込んだ所をクリップで固定する方法で、殆どのパーツで前方向塗りますから、かなり乱暴に扱っても部品が落ちたりしないよう結構しっかり固定してあります。何が大変かと言うとこれが一番面倒かも知れませんね。ちなみに固定する前に脱脂作業を終えていますので、後はこのまま台にセットして塗れるようにしてあります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。W124のパーツも作業着手しておりますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

CB1300キャップシリンダーヘッドサイド塗装 完成

cb13007大変お待たせしまいた!ホンダCB1300のヘッドカバーの横に着いているスチール製のキャップ、ゴールドキャンディーで完成となります。元々はメッキが施されていました部品で、下地処理を行った後にゴールドキャンディーカラーに塗装しました。

最初の状態も紹介しますね。

cb29本当はこのメッキの上に密着剤を塗ってそのまま透過性のイエロー(キャンディーカラー)を塗れば綺麗な金メッキとなるのですが、色を抜けた紫外線が密着剤に当たると劣化していずれペリペリと剥がれてしまうので、一旦プライマー&サフェーサーを塗って下地からやり直しています。内容を知るとまあなんて面倒な事を・・・と思うかも知れません。

cb13008 上塗りは「シルバー→キャンディーイエロー→クリアー」といった感じの3コート仕様になっています。これくらいならクリアーに直接イエローを入れて2コートで終わらす事も出来ますが、色褪せの事を考えるとやはり最後はクリアーでコートした方が宜しいかと思います。ただしその辺は作業する立場やコストの事もあるのでケースバイケースだとも思います(雇われている立場で良い仕事をしようとすると単なる自己満足と言う事で会社の不利益になる可能性がありますので・・・)。

cb13009キャンディーカラーは下に塗る色によっても色味が変わり、今回は粗目のシルバーを単体で使いましたが、例えばシルバーに少し黒を混ぜて塗るともっと深みのある色になったりします(逆に発色は落ちるので今回はそうはしていません)。

cb130010今回は面積が小さいのでメタリックは粗目でも目立ちませんが、これが大きい面積になるとまさにアメリカンなカスタムカラーになったりしますので、今度塗る予定のW124系のパーツはもう少し目の細かいメタリックを使う予定です。その辺もちょっと検証してみたいですね。

一緒にご依頼頂いている結晶塗装のヘッドカバーも近日中に完成する予定ですので、そちらも出来上がりましたら併せて完成のご案内致します。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW MINIメッキエンブレム塗装 完成

mini230 大変お待たせしました!BMW MINI純正のフロント&リヤエンブレム塗装、本日完成となります。

ご依頼内容としてはベースカラーを「アブソリュートブラック」(カラーコード:B11)、ロゴ部分とフチの丸いラインを「チリレッド」(カラーコード:851)で塗装を施しています。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

mini208純正はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された状態で、このまま色を塗っても簡単に剥がれてしまうので一旦メッキ素地用の下地処理を行ってからの上塗り塗装となっています。

mini232 フロントバッジは中央のアルミプレートを外すとクシャクシャになってしまうので、新たにABS樹脂性の板を使って湾曲したプレートを作り直しています。そちらの作業中の画像も紹介しますね。

mini214元々着いているアルミプレートは薄く、しかも超強力な接着剤で固定されているのでこれを無事に外す事は出来ません。もし試してみたいと言う方は、土台となるメッキを割らないように気をつける事をお勧め致します(そうなるともう再起不能ですので・・・)。

mini231リヤのオープナーを兼ねたプレートは樹脂素材にアルミ板を被せたような構造になっているのですが、こちらも表面に段差があるので一旦全部削り落として平滑にしてから塗り直しています。

mini233 こちらはリヤエンブレムの周りとなるメッキパーツで、パッと見は一番単純そうに見えますが、下塗り・中塗り・上塗りと結構手間は掛かっています。密着剤の類は一切使っていませんので、数年経って塗膜が劣化してペリペリと剥がれてくるという事はありませんのでご安心下さいませ。

mini234組み合わせるとこんな感じになります。手間もそうですが費用もかなり掛かっていますので、もし社外品で同じ様な物があればそちらを買った方が断然安く済む筈ですが、そうではないのでしょうね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

HONDA H22Aヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

honda_1 元々結晶塗装の黒が施されていたホンダのVTEC新品エンジンカバーですが、溶剤槽に浸け置きしておくとこんな感じで綺麗に塗膜が剥がれてくれます。ホンダの結晶塗装は比較的簡単に剥がれ易いので塗装屋としては助かります(ユーザーとしては困ると思いますが・・・)。

honda14 その後リン酸処理を行い、各部をマスキングします。サンドブラストを使わないで剥離が出来た場合はボルト穴やプラグホール周りの切削された綺麗なアルミ地がそのまま活かせるので、それらを残すようマスキングしています。

しかし何故か、凸文字のところだけがリン酸でやられて黒ずんでしまうと言う不思議な現象が・・・(表面処理と言うか切削する方法が違うのでしょうか)。

honda15 そしてプライマーを塗布します。ちなみに旧塗膜を剥離してから足付け処理はしていませんが、その代わりとしてリン酸処理を行っているので新品時の塗膜の様にペリペリと剥がれたりはしません(と言うかあれはプライマー塗ってないせいだと思いますが)。

ペーパーを掛ける足付け作業が物理的な方法だとすると、リン酸の場合は化学的に行う素地調整と言う訳ですね(所謂化成処理で、自動車ボディの製造時に行うのと同じです)。

honda17 そして結晶塗装の青を塗布し、熱を加えるとこんな感じに結晶目が出来上がります。マスキングで残したアルミ素地も格好良いですよね(着くと全く見えませんが・・・)。

honda16こちらは最後に凸文字を研磨して光らせ、最後にクリアーを筆で塗ったら完成予定となります。

ちなみにこのエンジンですが、車に詳しくない私からしたら単なるホンダのエンジンだと思ったのですが(すいません・・・)、フェイスブックページで表示されるリーチ数が異様に高く不思議に思ったのでちょっと調べてみたら、どうやらF3やスーパーツーリングカー用のベースエンジンとして採用されているようなエンジンで、「細部にまでホンダの技術が凝縮された」なんて事もウィキペディアで紹介されていました。全くの無知ですいません・・・。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

HONDA CB1300ヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

cb1300mic 先日サイドキャップをゴールドキャンディーに塗装していたホンダCB1300のヘッドカバーで、元々塗られていたクリアーは溶剤浸け置きである程度取れてくれたのですが、どうも微妙に残っているっぽい(見え難い)ので、結局最後にサンドブラスト処理をする事にしました。もしも見落として残っていたら気持ちが悪いですからね。

cb13001 と言うような感じでブラスト作業完了です。腐食は出ていなかったので出来ればボルト穴やプラグホール内部などはそのまま綺麗なアルミ地を残してあげたかったのですが(後に紹介するホンダアコードのヘッドカバーがそんな感じなので是非そちらをご確認ください)、これはこれで対処方法があるので問題はありません。

cb13002 ちなみにカバーは素材がスチールで、こちらはシルバーに塗ってあったので先にブラスト処理を行って旧塗膜を剥がし、プライマーまで塗っておきました。画像はブラスト処理が終わった直後の状態です。

cb13003 ヘッドカバーはその後リン酸処理を行い、綺麗に清掃したら既にプライマーまで塗ってあるカバーを仮止めしておきます。一緒に塗れば

cb13006いつものように全体にプライマーを塗ったら、続けてホースが挿さるパイプ部分やボルト穴などを黒で塗ります(その画像がありませんでしてすいません・・・)。

cb13004 その後鮮やかで深みのある結晶塗装の赤を塗装し、十分に熱を加えたらマスキングを剥がして本塗り完了です。

ちなみに結晶塗装は焼付け型塗料の部類に入るので、硬化剤を入れる代わりに140℃~170℃程度の熱を掛けて硬化させます。ただしこれは「耐熱塗装」と言う訳では無く、単なる「焼付け塗装」と呼ばれる物で、特段熱に強い塗装と言う訳ではありません。その辺がどうも勘違いされているようで、そもそもこれが万能な耐熱塗装であれば、新車時から塗ってあるヘッドカバーの塗膜はあんな風に(いつもの様に)ペリペリと剥がれたりはしませんので。あれの問題は塗膜では無く下地です。

cb13005これと一緒にご依頼頂いたキャップはエンジンの一部に付く物で、そちらは通常の2液ウレタン塗料で塗っていますが、やはり耐熱と言う訳ではありませんが普通に使っていて剥がれたりはしません。2液ウレタンの耐熱性は一般的に80℃くらいと言われていますが、150℃でも多分問題は無く、何か起こるとしたらそれはやはり下地の問題で、特にポリパテは耐熱性が低く80℃くらいで剥がれたりしますから(塗装屋さんならだれしも経験済みですよね)、その点で「耐熱性が低い」と誤解されているのだと思います。ヘッドカバーを普通の2液ウレタンで何度も塗っていますが、それが問題で剥がれたと言う報告は聞いた事が無いですからね。

なので当初ご心配されていたサイドキャップの方も全く問題は無く、安心してお使い頂ければと思います。いずれ何かが起こるとしたらメッキの下で錆が起こる事ですが、あのメッキであれば多分問題は無いと思います(通常錆に強いメッキでも結局下地が悪ければ酷い事になります)。

それでは完成次第改めて紹介させていただきますね。もう少々お待ちくださいませ!