スマートキーカバー用トヨタエンブレム 本塗り

key64 先日シリコーン型から複製~増産を行っていたスマートキーカバー用のミニチュアトヨタエンブレムです。

key61足付け処理を行い、台に固定して本塗り開始です。

key63 今回はブラックメッキ風をイメージしていて、まずは通常の艶有りブラックで仕上げます。ベースコートの黒を塗ってクリアーを塗って一旦強制乾燥させて塗膜を完全硬化させます。

moto そしてちょっと特殊な塗料の「モトクローム」です。先ほど塗り上げた艶りブラックの上に足付け処理など一切行わず、24時間以内にこちらを塗布します。

key65その後専用のクリアー「モトクリアー」を塗り、さらにもう一度2液ウレタンクリアーを塗って強制乾燥させたのがこちらとなります。今回はスマートキーカバーのボタンに入れるロゴの色と合わせる為に6種類の濃さで作成しました。

key67 一番左がシルバー感の強いタイプで、

key68一番右がブラック感の強い色味となります。

カバーの色がホワイトパールなのでハッキリとさせるなら黒味を強くして、ただ上品に仕上げたいなら明るいシルバー寄りが良いかと思います。この辺は実際にカバーパネルをホワイトパールに塗ってから決めたいと思います。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SENNHEISER E945 Microphone

mic81 本日完成しましたゼンハイザーe945のマイクです。こちらでは作業内容を紹介しておりませんでしたが、オーナー様よりご承諾を頂きましたのでまとめて紹介させて頂きます。

mic80 マイクに入れるロゴについてはオーナー様よりai形式のIllustoratorデータを入稿頂きましたので、こちらではサイズの変更~パス化などの微調整のみ行います。

mic68 ロゴのサイズに関しては何種類か作成し、実際にオーナー様に画像を見て頂いて最終的なサイズをご指定頂きました。今回は33mmとなります。

mic69 ロゴのOKが出ましたので、マイク本体の方の作業を行います。尚、今回ヘッドの網部分は塗らないのでそこはマスキングし、ヘッドの根元のリング部分はボディ同様に塗装します。

alps2 (1)ロゴは小さい文字が含まれていますので塗装では無くデカールでの対応となります。デカールの作成にはいつものようにALPSのドライプリンターを使います。

mic70白の印刷は1回刷りだけだと下地が透過してしまうので、下地に「特色ホワイト」を印刷し、その上に「ベースホワイト」を印刷します。順番を間違えると耐久性がすこぶる悪いので注意が必要です。

また大量に作っているのは仕上がりにばらつきがあるからで、この中から一番出来の良い物を本番に使うようにします。

mic71一応試しに要らないデカールを貼ってみました。隠ぺい具合も良い感じです(本当は念の為もう一回白を重ねたいところですが、耐久性が落ちるので2回に止めています)。

mic72 足付け処理を行い、よく脱脂をしたら本塗り開始です。

mic73 色はトヨタの「クールソーダメタリック」(カラーコード:8V7)で、艶具合は「半艶」で承っています。

グリル部分はこれで本塗り完了で、この後塗膜の表面が乾燥していくにつれて艶が落ち着いてきます。十分に艶が引けたら強制乾燥を行い完全硬化させます。

mic74 こちらの本体はデカールを貼り付けるのでクリアーはまだ塗りません。

尚、今まで検証してみた結果、完全硬化したクリアーに足付け処理を行ってその上にデカールを貼ってクリアーを塗るよりも、ベースコートを塗って自然乾燥し、その上にデカールを貼り付けて十分に乾燥→クリアー塗布の方が耐久性が高いと思われます。恐らくこれは上に塗ったクリアー中の硬化剤分がデカールを突き抜け、下にあるベースコート(硬化剤の入っていないウレタンベース)と2液反応するからでは?、と考えています。3コートパールなどベースコートが厚塗りになる際に最初のベースホワイトだけでも硬化剤を入れておくと締まりきりが早いのと一緒ですね(何だかよく判らないと思いますが塗装屋さん向けの説明と備忘録みたいな感じです)。

mic75 デカールはいつものように木工用ボンドを水に溶かして接着性を高めます。

ちなみに水性系は1液でも「重合」を起こすので、一旦固まった物は水で簡単に溶けたりはしません。「硬化」とは違いますが、1液ラッカーのような溶剤で拭くと簡単に取れてしまうと言うのとも違いますのでご安心下さいませ。

mic76 位置を決めたら水を漉き出してよく乾燥させます。

mic77 一日置いたあと、まずは下塗りとして普通のクリアーを塗布します。一緒に写っているのは本日完成したBMWのフューエルキャップですね。まさにこちらのご依頼品と並行して作業を行っていました。

mic78 ちょっと途中の撮影をしていなかったのですが、一旦下塗りのクリアー(通常の艶ありクリアー)を塗って強制乾燥し、その後完全硬化したクリアー塗膜のデカールの段差を平らに研いで全体に足付け処理を行っています。

mic79 そして最後の仕上げに半艶クリアーを塗布しました。画像だとまだ艶がありますがここから徐々に艶が消えていきます。

mic57 そしてその後強制乾燥させて塗膜を完全硬化させ、各部を組み付けて本日完成となります。

BMWのフューエルキャップと同じ時期にお預かりしていますのでこちらも二か月近く掛かっていたんですよね。大変お待たせ致しました!
mic59 艶具合は落ち着いた半艶仕上げで、色も明るいせいか指紋は全く目立たず、上品で良い感じに仕上がっていると思います。

mic58 ちなみに途中作業を紹介していなかったのはてっきり日記掲載のご承諾が得られないかと思っていたからで(笑)、出来上がって一応お伺いしたら普通にOKだったので途中作業を撮影しておいて良かったです。

mic66 一度下塗り~研磨をしておいたお陰でデカールの段差も殆ど感じられません。耐久性も(別の物で)テスト済みですので普通にマイクとして使っていてデカールの部分がズルっとズレたりはしませんのでご安心下さいませ。

mic67ちなみにこちらの「μ’s」なるロゴについてはこちらに詳しく紹介されておりまして、一応そちらのページから一部を抜粋しましたので以下に紹介致します。

μ’s(ミューズ)とは、電撃G’s magazineのユーザー参加企画として開始したメディアミックス作品『ラブライブ!』に登場するアイドルユニット名であり、そのキャラクターボイスを担当している9名で構成される声優ユニット名でもある(後者の場合、μ’s from ラブライブ!と表記されている場合もある)。」  「ニコニコ大百科 」より

尚、オーナー様には既に完成のお知らせも報告済みで、発送は明日便を予定しております。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMWフューエルキャップ塗装 完成

bmw339大変お待たせしました!BMW の純正フューエルキャップの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

bmw256元々はこんな感じで、ザラザラとした素地の未塗装品でした。

bmw340 ベースカラーのイエローはハイオクの色をイメージした塗装で、文字やロゴはデカールで対応しています。またBMWのロゴの水色のみさらに塗装で色味を本物に近づけています。

bmw341 大まかに全体の工程を大まかに紹介しますと、

「ロゴ~デカール作成→・素地調整→既存のロゴ部を研磨除去→プラスチックプライマー塗布パテ塗布→強制乾燥→研磨→プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→強制乾燥→研磨→ベースコート塗布→デカール貼り付け→クリアー塗布→強制乾燥→研磨→マスキングシート作成→BMWロゴ水色部塗装→クリアー塗装→強制乾燥」

 

といった感じになります。2液硬化型の材料を使った場合は必ず強制乾燥(60℃20分~40分)を行いますが、その場合は何かしら他の物と一緒に行うようにしてコスト&環境負荷が高くならないようにしています。その分納期は長くなってしまいますがどうかご理解頂ければ幸いです(一気にやれば一週間で出来上がりますが3倍は頂かないと採算が合いませんのでして…)。

bmw344 それにしてもさすがはデカールで、ここまで細い線を塗装で行うのはやはり難しいと思います。

デカールの他には立体物に直接印刷が出来るUVプリンターなどがありますが、今回の場合だと取っ手の段差がありますし、真ん中の丸い蓋の中心にピタリとロゴ位置を合わせるのはかなり難しいと思います(量産ならジグを作れば良いですが2個じゃ採算が合わないですよね)。

bmw343給油の際にキャップにガソリンなどが着いても大丈夫で、汚いウエスなどで拭き取ると無用な傷がついてしまいますのでむしろそちらの方を注意をして頂ければと思います(ウエスを地面に落とすと砂利を絡むので傷が付き易いのです)。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ISUZU 117 Coupe Tail Lights

isuzu19 今回は比較的最近行った作業の紹介となりますが、ちょっと珍しい内容だったので改めて纏めて紹介させて頂きます。いすゞ117クーペの純正テールランプです。

isuzu20 車としては40年~50年前に製造されていた物で、部品も当時の物となると相当古い物になるかと思います。

isuzu21 まるでワイヤーブラシで擦られたような鋭角で深い傷が至る所に見受けられました。

isuzu22 クリアーレンズ部分にはタバコを押し付けられたような感じでレンズ表面が溶けてしまっています。

isuzu23周りの金属製の枠は外せないので、先にコンパウンドを使って磨いておきます。

isuzu24先ほど磨いた枠をマスキングし、レンズ表面を削り落とします。今回はとにかく傷が深いので通常は使わない#320から始めました。

isuzu42溶けたクリアーレンズには気泡のような巣穴が出来たいたので、ここは透明な接着剤を使って埋めます。

isuzu431:1で混合して固まるエポキシタイプです。

isuzu44プラスチックプライマーを塗布し、少し大きめにエポキシ接着剤を塗布します。

isuzu45完全に硬化したら当て板とペーパーを使って平らに研ぎます。

isuzu46多少跡は残りましたが穴は埋まりました。

isuzu47黒く塗られた枠の部分も傷だらけだったのでここも再塗装を行います。

isuzu48金属が露出していたので最初にまずプレイマーを塗布します。

isuzu49色は最初と同じ半艶黒です。

isuzu50そしていよいよレンズ部分の本塗りです。

元々あった深い傷は全て削り落とし、最終的に#800~#1300の目に均してあります。

isuzu51プラスチックプライマーを塗布し、スモーク塗装を行ったらクリアーを塗って本塗り完了です。

スモーク濃度は控えめに、ただレンズの内側の汚れが見える部分もあるのでそれを目立たなくしています。

isuzu53塗装時にゴミが付着した場合は磨き処理を行いますが、そうで無い場合はそのまま塗りっ放しの仕上がりとなります。塗装本来の美しさを見て頂きたいですのでワックスの類も一切使っていません。

isuzu56そして完成です。

isuzu54劣化したレンズ表面を削り落として若干のスモークを入れて色に深みを持たせ、高品位なアクリルポリウレタンクリアー(クリスタルクリアー)で美しい艶具合に仕上がりました。

isuzu55先ほども紹介したようにワックス等の艶出し剤は使用しておらず、塗膜本来の美しさです。

isuzu57溶けたレンズ部分も言われなければ気が付かない程の仕上がりになったと思います。

塗装ではクリアーレンズをレッドテールにするような加飾が出来ますが、今回のように古い部品を再生するような事も可能です。どうぞご利用下さいませ。

ブレンボキャリパー塗装

brembo21 先日業者様からご依頼を頂いていF360用のブレンボキャリパーです。赤い方は見本としてお預かりした物で、それに合わせて赤への塗装で承りました。

brembo22旧塗膜の剥離~洗浄はいつものブレーキ屋さんにお願いしていますので、一旦あの状態で発送し、戻って来てからこちらで塗装を行います。

car26「ブレンボの赤」に採用する色はいつも決まった配合データを使っているのですが、今回幸いにして新品状態のブレンボキャリパーをお借りしたので色の確認を行いました。

若干の色違いはありますが概ね良好で、以前から使用していた赤で問題無かったようです。今後の為に配合データを添えた色見本も作成しておきました。

brembo3ちなみにこちらは今回のキャリパーとは違いますが、これも元々はあんな感じの鮮やかな赤だった訳で、ただこれではどうやっても色の見本にはなりませんが、先ほどのような色見本やデータを収拾しておけば再塗装の時に役立つ、と言う訳です。

この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!