ホンダストリーム内装パーツ19点 下準備②

 先日より作業着手しておりますホンダストリーム用の内装パーツ19点です。

 元々艶あり黒に塗装された新品部品なのですが、仕上がりが芳しくないので、全てのパーツで足付け処理をする前に素地調整を行っています。実際に作業してみて判りましたが、どうやら塗装は二回塗られているようです。

 恐らくですが、最初の塗装で激しいタレなどを生じてしまい、それらを研磨して除去はしましたが、タレ肌(デロデロとした肌)はそのままの状態で塗り重ねられ、さらに激しいデロデロ肌が形成されたのだと思います。

当て板を使ってペーパー掛けをすると、高い所だけが削れて、低い部分にはペーパーが当たらないのが判るかと思います。

 固い当て板(木片)に#400のペーパーを貼ってラインの粗だしを行います。

この時点では深いペーパー目が入りますが、細かい番手だとラインが出せないのでガシガシ行きます。

 細かい箇所はヘラにペーパーを貼って研ぎます。

その後は#600の水研ぎを行います。

当て板は木片や砥石などを使います。

 その後柔らかいスポンジパッドと#800で細かいラインを修正し、

 最後に#1000の水研ぎと布状研磨副資材(アシレックスレモン)を使ってペーパー目を均します。

 裏側には研ぎ汁が着いてしまっているので、最後にそれらも綺麗に洗い流しておきます。

車体を塗っていた時はある程度左右の手(体全体)を使って作業が出来ましたが、小物になってからは殆どが利き腕だけでの作業になったので、今回のような作業は中々厳しいです。

 なので一日通しては行わず、数日に分けて作業を行っています。

これら19点の研ぎが終わったら次は細部の足付け処理と、芯棒への固定ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!