ハイラックステールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたトヨタハイラックスの純正テールランプです。

今回はスモークでは無く「レッドテール化」の御依頼で、

左下のバックランプ以外を透過性の赤に塗装しますが、クリアーレンズ部のみ塗ればOK!と言う訳には行かなく、むしろ手間の掛かる作業になっています。

まずは赤くするクリアーレンズ部のみを塗装します。

プラスチックプライマー塗装後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

途中マスキングを剥がして色味を確認し、

問題無ければ全部剥がして再びプラスチックプライマーを塗布します。

続けて今度は全体にレッドキャンディーを塗布します。色味=色相を合わせる為ですね。

右のテールランプは完全なレッドテールになりました。

最後にバックランプ部のマスキングを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布したら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

こちらのオーナー様は元々トヨタ86にお乗りの方で、Twitterで当店を知って頂いて今回こちらのハイラックスを購入=テールランプ塗装の御依頼と至りました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

HYOSUNGテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたヒョースンの純正テールランプ2個です。

手前のテールレンズは真っ二つに割れていた物を修理して使えるようにしました。

ただ結合した部分のラインにまだ歪が残っている事、接着剤に巣穴があるので、修理した方は今回は下塗りとなります。後日もう一度本塗りを行います。

プラスチックプライマー塗布後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

修理した方(左奥)はクリアーだけの予定でしたが、ちょっとだけ(2コートだけ)赤を塗ってみたところ、やはりと言うかまだ駄目そうだったので、着色はそこまでとしました。しっかり赤を塗ってしまうと、この後塗ったクリアーを研いで下地が露出した際にそこだけ赤が薄くなってしまうのでNGという訳です。割れていなかった右手前はしっかり赤を4コート塗ってベースコートはフィニッシュです。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

こちらが割れていなかった方で、

こちらが割れていた方ですね。

接合部周りに深い傷が残っていたり、

巣穴があるので、この後クリアーを筆挿して充填し、後日研磨してからもう一度本塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWミラーウィンカーレンズ 本塗り

先日下準備を行っていたBMWミラーウィンカーです。

よく脱脂清掃し、何回かのエアーブローで埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗布します。

今回は「安心して車検に出せる状態でありながらスモークとわかる程度の濃さ」として承っておりますので、スモーク含有量を減らしたベースコートを少しずつ重ねて濃度を調整していきます。

イメージとしてはこの時のレガシィミラーウィンカーより少し濃く、

 

この時のジムニーミラーウィンカー程濃くならないように注意します。

スモークの濃さが決まったら最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

元々レンズの裏側(または内部の反射板が)曇ったような感じでしたが、今回のスモーク塗装でそれも払拭出来たと思います。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

80系ハリアーテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていた80系ハリアーテールランプ一式です。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布します。

まずは全体的に透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

4コート塗ってしっかりレッドテール化にしました。

さらにそこからスモークを重ねます。

レッド4コート+スモーク2コート、合計6コートとなっています。ここまでがベースコートですね。

そして最後にトップコート=クリアーを塗布して本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

溝状になっている箇所は普通に塗るとクリアーが入らないので(肌が悪くなるので)、スプレーパターンを細くして極力近づけ、壁の部分を狙い撃つようにして塗ってから全体をスプレーするようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダN-VANテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたホンダN-VAN純正テールランプです。

透過性塗装は通常の塗色と違ってデリケートな塗装となる為、本塗り前日にはブース内の床や壁、作業台や棚板等を清掃しています。

よく脱脂清掃し、

プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

テールランプの赤いレンズ部分はこの時のように「薄目と標準濃度の中間」とする為、まずはその画像に合わせて全体にスモークを塗り、

その後クリアーレンズ部のみをフリーハンドで(マスキングは行わず)スモークを重ね、この時のように「標準濃度より少し薄く」として少し濃くします。

ハイマウントストップランプはテールランプの赤いレンズに合わせてスモークを調整し、

サイドマーカーはクリアーレンズ部の濃さに合わせて調整します。

スモークの濃さの調整は、ベースコートクリアー中のスモーク濃度と、さらにコート数(膜厚)で行います。ただしベースコートは厚塗りになると塗膜の強度が落ちる為、最大で6コート以内にこれを納めるようにします。ただし何回かに一回はクリアーを塗った後に「もう少し濃くしたい」と思う場合があり、この場合はトップコートクリアーに直接スモークを添加し、さらに通常のクリアーを塗る、といった裏技的な方法を行う場合もあります。トップコートクリアーにスモークを入れて塗った場合、表面張力で塗膜が厚くなった箇所だけスモークが濃くなるという弊害が起こりますが、「6コート+1」程度の微調整であれば問題はありません(ただとても時間が掛かります)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

スモークをベタ塗りにした場合に比べ、クリアーレンズ部が濃くなった仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!