CB400テールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダCB400SF純正テールランプです。こちらのオーナー様は先日同社CB1300SFのテールランプをご依頼頂いた方で、そちらの仕上がりが気に入って頂けたようで今回新たにこちらを送って頂きました。この度もご贔屓頂き有難うございます!

ちなみに形は1300の物と全く同じで、

違いとしては元々着いていた黒いゴムが無いくらいです。

御依頼内容としては今回はスモーク無しの「レッドキャンディー」のみで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

今回もフチには透明な保護シールが貼ってありますので、

事前にそちらを剥がし、一応再利用出来るよう剥離紙に移しておきました。

参考までに、スモーク無しレッドキャンディーのみの施工画像を紹介します。

こちらはスズキGSX-S1000のテールランプで、今回と同じく元々はクリアーレンズだった物に透過性の赤=レッドキャンディーを塗装しています(スモークは無し)。

こちらは今回と同じくCB1300用のテールランプで、この時はスモークは無し、レッドキャンディーのみとなっています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

フォレスター内装パドルシフト 本塗り

先日作業前準備を行っていたフォレスターの内装パドルシフトです。一緒に御依頼頂いている「艶あり黒」系の内装パーツは少し前に本塗りを終えています。

こちらはツルツルとした素地に艶消しの黒が塗られていたので、足付け処理をしてそのまま上塗りを行うようにします。

足付け処理をした際に素地のプラスチックが露出した箇所もあるので、脱脂清掃後にはプラスチックプライマーを塗っておきます。

元々あった「+」と、

「-」の白い印字は研磨したら消えてしまいました。

土台部分は分解が出来ないのでマスキングしています。

裏側も塗り易いよう状態にして芯棒に固定しています(芯棒はロールマスカーを使い終わった後に出る廃材です)。

まずは下色として適当なシルバー=今回はフォルクスワーゲンのリフレックスシルバー(カラーコード:LA7W)を塗ります。

その上にご指定頂いた色=STANDOXリキッドシルバーを塗布します。

リキッドシルバーは青味のあるクロマフレア系ホログラムカラーで、以前ご依頼頂いたスバルエンブレムの六連星部分にも採用した色となります。

これ単体では隠蔽力が弱いので、極力ベースコートの膜厚を抑えられるようシルバーを下色に塗っています(ベースコートが厚くなると塗膜の強度が落ち、またトラブルの原因となりので薄膜に留める事が望ましいです)。

また今回は元々あった「+」と「-」の復元も承っていまして、これには予め作成しておいた位置決め用の型紙を使います。

パドルシフトのラインに合わせてマジックで塗った内側を合わせます。ここに貼ってある「+」は向きが判るようにする為の物ですね。実際にはその上にある四角くくり抜かれた箇所にマスキングシートを貼ります。

予め用意しておいたマスキングシートを、

くり抜かれた箇所に貼り付け、隙間をマスキングテープで覆います。

反対側も同じようにします。

こういった場合にネックとなるのが位置決めで、撮影した画像だけを参考にするとどうしてもズレが生じてしまいますが、予め実物で型を作っておくと記憶がほぼなくなった数か月後でも安心して元の位置に合わせられます。

場所を再び工場一階のブースに移し、先日ステアリングベゼルに入れた「STI」のロゴの色と同じスバル「チェリーレッド」(カラーコード:651)を塗ります。

マスキングを剥がしました。

視認性を考慮して、元のロゴより少しサイズを大きくしています(勝手にそうしている訳では無くオーナー様の御希望に合わせています)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

リキッドシルバーは元々車体に採用されていたカラーなので、

クロマフレアといっても比較的大人しめに作られた色です。

強い光源にあたるとホログラムっぽいギラギラが現れます。

裏側も手触りが良いようしっかり塗り込んでおきました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

次はドアミラーカバー関係の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)を本塗り予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

艶消しの色味簡易確認方法

御依頼が決定された方には色見本帳をお貸出ししていますが、そちらは基本的に「艶ありのみ」となりますので、これを艶消しにした場合の簡易的な色味の確認方法をご案内いたします。

こちらは当店で用意している「艶あり」と「艶消し」をセットにした色見本です(こちらはお貸出ししていません)。

どちらもベースカラーは同じ色ですが、トップコート=クリアーがそれぞれ違います。艶消しの方は表面がザラザラになる事に寄って白っぽく見えるのが特長です。

使うのは市販のメンディングテープで、

これなら綺麗に剥がせるので、紙製の色見本帳に貼っても問題ありません。

気泡やゴミなどを噛むんでどうしても綺麗には貼れませんが、色味の確認くらいであれば十分かと思います。

そもそも違う素材なので同じにとはいきませんが、深みのある紫色が白っぽい艶消しになり、隣の艶消しクリアー仕上げの色見本と似たような感じになるのが判るかと思います。

ホワイトパールなどは艶があるとキラキラして綺麗ですが、これを艶消しにするとパール感が無くなって判り難いので、それの目安として使って頂ければと思います。ご希望の方には色見本帳と一緒に同梱して送りますのでお気軽に申しつけくださいませ(ただし色見本帳のお貸出しは塗装の御依頼が決定された方のみとなります。ご了承くださいませ)。

2026シルバーウィーク営業日のお知らせ

ご案内が遅れましたが、9月19日~23日までのシルバーウイークは全て通常営業となっております。

ただ塗装ブースに使っている浄化装置が先日水漏れを起こしまして、現在塗装作業が出来ない状況となっております。排気ファン自体は回せるのですが、浄化装置が動かないと塗料ミストと揮発した溶剤がそのまま大気に放出されてしまう為、塗装や切削、磨きに関する現場作業は停止させて頂いております。

ただ幸いにして先日注文していた配管材料が届いたのでこの連休中には復旧出来る見込みです。

原因としては、構造的に回せない配管の箇所に、ニップルを斜めにカットして「多少でもネジ山が掛かるようにして嵌めた」ような感じでした。これが正規の施工方法なのかどうか判りませんが(裏技的な何かでしょうか)、まあ10年以上持ったのでこれでも十分だったのかも知れません。

と言う訳で、この辺りの配管を一からやり直すような事をしています。幸いにして工具はあったので自分で何とかしようと思います。

尚、メールでのお問い合わせや製品の受け取り~発送は通常通り行えますのでご安心くださいませ。

ご不便をお掛けして申し訳御座いませんが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

フォレスター内装パーツ 本塗り

先日下準備を行っておいた下準備を行っておいたフォレスターの内装パーツ一式です。

同オーナー様からは他にも内装部品の塗装をご依頼頂いていますが、今回は「艶あり黒」系の色で本塗りを行います。

各パーツはフチから裏まで回り込んで塗れるよう、スペースを広めに取った状態で芯棒に固定しています。

樹脂素地が露出した箇所にはプラスチックプライマーを塗布しておきます。

今回は単なる艶あり黒では無くロゴ入れ作業がある為、時間に余裕を持って本塗りを行うようにしました。

オーナメントパネルは元々黒の艶あり仕上げに塗ってあって、オーナー様の御希望としては白のロゴ入れだったのですが、UV印刷等と違って塗装では「ロゴの部分のみを塗装」という事が出来ない為(物理的に出来ない事は無いのですが美観や耐久性の面から通常は行いません。また受け付けてもいません)、被塗物全体を塗るような方法となります。

ヘアーラインや梨地だったパーツは「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地作業で被塗面を平滑に仕上げています。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。

オーナメントパネルは「XT」のロゴを白で承っていまして、ただ黒の上に白を塗るのは隠蔽力の問題から膜厚が大きくなって仕上がり悪くなる恐れがあったので、今回は先に白を塗ってオス型でマスキングを行う事にしました。

同じくロゴ入れを承っているステアリングベゼルにも、ロゴを入れる箇所に下色として白を塗ります。

ステアリングベゼルに入れる「STI」のロゴはスバル「チェリーレッド」(カラーコード:651)で承っていましたので、配合データを使って色を作成しました。

一緒にお預かりしたシールの色と比べてみました。今回のチェリーレッドの方が少し明るく朱色寄りですが、以前塗ったタンブラーの時のシールに比べると今回のSTIの色は青味(ピンク味)が少ないので、自己流で弄ってしまうより「STI純正色」の方が良いかと考え配合データそのままで使う事にしました。

ロゴを入れる箇所にチェリーレッドを塗布します。

場所を工場二階に移し、作業前に撮影した画像を参考に位置を決めます。まずは水平とセンターの位置決めですね。

それに合わせ、STIの文字にカットしたマスキングシートを貼り付けます。

通常は後からロゴを塗りますが、黒の上に赤を重ねても全く隠蔽せず膜厚が大きくなって汚い仕上がりになる為、いつもとは逆の塗り方にしています。

同じようにして、オーナーメントパネルにもロゴのマスキングシートを貼り付けます。こちらもまずは水平と位置決めですね。

XTのマスキングシートを貼ってガイドのマスキングテープを剥がしてみるとちょっと角度が悪かったので一旦剥がしてもう一度貼り直しました。

尚、白はフォルクスワーゲン社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)を採用しています。

再び工場一階に戻り、

ベースコートの黒を塗布します。

マスキングした箇所を気にせずドバーと黒を塗ると表面張力でフチに塗料が溜まってしまうので、最初のコートではそこを避けるように塗ります。

同じようにステアリングベゼルも最初はロゴを避けるようにしてベースコートの黒を塗布します。

他のパーツにもベースコートの黒を塗布しました。

ベースコートに使ったスプレーガンは口径が1.2mmで、

ここで肌を荒らしてしまうと幾ら艶々に仕上げても後から艶引けを起こしてしまうので、

ある程度吐出量がある口径のスプレーガンを使い、ウェットに塗り込んでツルンとした肌になるようにします。

一般の方だと艶々に仕上げる方が難しいように思えますが、実際にはそれよりも艶消し仕上げ(2液のトップコート)の方が難しく、またさらにはベースコートの方が大変だったりします。特にシルバーなどは一度肌を荒らしてしまうとムラのある仕上がりになってしまうのでドライコートは厳禁、塗っている最中に塗膜の表面が乾かないよう(肌が馴染むよう)揮発速度の遅いシンナーを使用し、ウェットで均一に塗り込む必要があります(そういった点で水性ベースコートは楽みたいですが、細かい塗り分け=ロゴ入れなどには不向きなようなのでうちでは使えないですかね)。

ロゴ周りは極力膜厚を着けたくないので口径0.5mmのエアーブラシで仕上げます。しっかり隠蔽させつつ最低限の膜厚で仕上げたい、といった感じですね。

マスキングを剥がしました。

こちらも同じようにロゴ周りは0.5mmで最低限の膜厚で仕上げ、フチがガタガタにならないように気を付けました。

白のベースに黒いロゴを入れるなら雌型のマスキングを使って綺麗に仕上げられますが、今回は逆なので工程自体も逆にしているといった感じです。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

  ロゴを入れた箇所は塗膜の段差が出来てしまうのと、

どうしてもドライコートになってしまうので艶が引けてしまう所がありますから、クリアーを1コート多めに塗って後で磨くようにします。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。次はリキッドシルバーのパドルシフトか、ミラー関係のクリスタルブラックシリカ、または半艶黒を行う予定です。まだまだ沢山ありますね(笑)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!