Robi Robot

robi ディアゴスティーニ社のパーツ付き組み立てマガジン週刊「ロビ」のパーツ一式です。1セット分丸々と、さらに2セット入っている物もあります。

素材は着色されたABS樹脂で、オーナー様的に製品の出来具合がどうにも気に入らないようで、ご自身でパーティングライン(成型時の継ぎ目)などを削って処理されていました。

robi1まず最初のご依頼はこちらの「マフラー」となる部分で、当店で行う塗装にどれくらいの強度があるのかを確認されました。

小さいロビは各パーツの部位が判り易い様にと一緒にお借りしました。

robi2 色については後々の補修を考え一から作るのではなく、既存の色見本帳から近似色を選んで使います。配合データさえあれば見本など無くても全く同じ色が作れるからです。

robi3 こちらは足の裏のパーツです。

robi4 白い製品は特にパーツ毎の色ぶれが激しく、組み立てた時の色違いがとても気になるとの事です。

robi5 指定された箇所のねじ穴は全てマスキングをしますが、これの方法としては同じ径のボルトを大量にご用意頂く事で対応しました。

robi8 足付け処理をし、よく脱脂処理をしたら台に固定していよいよ本塗開始です。

robi9 裏側も同時に塗るのでストレスなく塗れるようにマスキング~固定してあります。

robi10 プラスチックプライマーを塗布したらベースコートの水色を塗布し、最後に艶消し専用クリアーを塗って本塗り完了です。

robi11 塗り終わったらそのまま自然乾燥をさせ艶が消えるのを待ちます。

robi12 十分に艶が消えて落ち着いたら60℃40分程の熱を掛けて完全硬化させます。

robi13 今回はオーナー様より「クリアーは2液性アクリルポリウレタンで」とのご指定も受けていました。その通り、当店の塗料はそちらを採用しています。

robi16まず一旦こちらをお納めして、その後塗装の耐久テストを経てこの後のご依頼へと続きます。

robi17 耐久テストの結果はOKだったようで、その後これらの茶色系パーツのご依頼となりました。

robi18 こちらのパーツには製造時の粗が残っていたので、水研ぎをして素地を調整します。

robi19 その後全体を足付け処理し、下地を均します。

robi20 中にはネジを使って固定出来ない部品もある為、そういった物は割り箸の先端を削って穴に通し、切れ込みを入れてクサビを打ち込むようにして固定しています。良い仕上がりの為には逆さまにしても強いエアーで吹いてもビクともしないしっかりとした固定が必要です。

robi21 基本的にはどの部品も裏表360度全ての塗装が必要で、さらに単に塗るだけではなく仕上がりも重視しなければならなく、固定方法にはとても気を遣います。

robi22 そしてようやくセッティング完了です。

robi23 これら表面に細かい模様が刻まれているパーツは、クリアーを塗り過ぎて模様が埋まらないように注意します。

robi24 プラスチックプライマーを塗布し、ベースコートを塗ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

robi25 十分に艶が消えて落ち着くまで自然乾燥させ、その後60℃40分の熱を掛けて完全硬化させます。

robi26 細かい模様も埋まらず綺麗に仕上がりました。

robi27 ちなみに見た目は艶消しでも塗料自体は艶々のクリアーと同じで、耐久性も同等となります。

robi28 そして完成です。

robi29 こちらは足の裏の部品です。「どうせ塗っても歩いたら傷が付いてしまうのでは」と思うかも知れませんが、オーナー様にとってはそういう事は問題では無いようです。とにかく純正よりもクオリティを高く、それでいて純正の通りにしたいという確固たる理想があるのだと思います。

robi30 こちらは耳の部分ですね。

robi31 先に紹介した水色のパーツとこちらの茶色のパーツは2セット分となっています。

robi32後で傷をタッチアップ出来るようにと塗料も小分けしてボトルに詰めました。

robi33 そしてその後にご依頼頂いた黒系パーツです。

robi35 部品の着色に使われている染料が隣り合う白いパーツに色を滲ませてしまう問題があるようで、今回の塗装ではそれを防ぐ役割も担うと思います。

robi36 各パーツは細かくご指示を承っています。

robi37 こちらはサーボモーターのギアが差し込まれる箇所がある為、そういった部分には塗料が付かないようにマスキングを行います。

robi38 各パーツは作業内容が判るように固定具にシールを貼って色分けをしています。

robi39 これらのパーツも裏表全面を一度に塗れるようにしてあります。

robi40 水色→白に続いて今回が3度目のご依頼となります。

robi41 一度に纏めて行うと数十万円となってしまう為、何回かに分けてご依頼を頂きました。

robi42 ネジ山が細かいのでそういった箇所には塗料が付かないようマスキング用に用意したボルトを差し込んでおきます。

robi44 パーツは#800~#1300で全て足付け処理を施されています。

robi45 プラスチックプライマーを塗り、ベースコートの黒を塗ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

robi46 艶消しクリアーは艶ありと同じく主剤:硬化剤=2:1のタイプで、耐UV効果・耐擦り傷性・耐薬品性などに優れたクリアーです。自動車の外装パーツに塗られているそれと同じ物と考えて頂ければ判り易いかと思います。

robi47 樹脂素地剥き出しの状態に比べて見た目もシットリと落ち着いた仕上がりになっています。

robi49 こちらもギアー取り付け部には塗料が付かないようマスキングしてあります。

robi40 その後熱を入れ、数日寝かした後に完成となります。

robi41 殆どの部品が裏表共に塗装されています。装着されれば見えない箇所でも、オーナー様が分解~作業する時に見える箇所は表面と同様に仕上げてあります。

robi42 robi44 robi45  robi47

robi34 そして遂に最後の白系パーツです。

robi これらも一つずつペーパーを掛けて足付け処理を施し、細部までしっかりと脱脂処理を行っておきます。

robi1 各部品にはそれぞれの仕様があって、判り易いように記号を付けて頂きました。

robi2 やはり裏表共にストレス無く塗れるよう固定には気を遣っています。

robi3 黒系パーツと同じくギアーが刺さる箇所にはマスキングを行います。

robi4 ようやくセッティングが完了しました。

robi5 ボルト穴はとても小さくネジ山も細かいので塗料が付かないように注意します。

robi6 台にセットし、最終脱脂処理を行います。

robi7 まずはプラスチックプライマーを二回に分けて塗布し、続けてベースコートの白を塗ります。

robi9 ABS樹脂は塗料中の溶剤によって侵されて表面に細かい模様などが出る場合もあります。

今回もいくつか見受けられましたが、その後の艶消しクリアーで埋まる程度なので問題はありません。

robi10 最後に艶消しクリアーを塗って本塗り官僚です。

robi11 白系のパーツは特にパーツ事の色ブレが激しかったようですが、塗装なら一色で全てを塗れるのでその点は非常に安定していると思われます。

robi12 艶消し仕上げは艶ありと違ってゴミが付いたら磨き処理は出来ないので神経を使います。

robi13 一つのご依頼でここまでの数を塗ったのは今回のRobiが初めてだったと思います。

robi14 こういった裏側もしっかり塗っていて、やはりネジ穴が塗料で埋まらないようにマスキングしています。

robi16 その後熱を入れて塗膜を完全硬化させ遂に完成となります。

robi17 robi18 robi19 robi20 robi21 robi23 robi22 robiその後オーナー様より組み付け完成後の報告と画像も頂き、今回の塗装にご満足いただけたようで本当に何よりでした。

robi32-1ちなみにその後は自身もロビが好きになってしまい(笑)、ミニチュアですが3体入手して色々遊んでいます。機会があったら艶消しクリアーだけでも塗ろうと思っていましたが、自分の事なのでうっかり忘れていました…。

ロボット「Robi」白系パーツ塗装 完成

robi15 大変長らくお待たせしました!ディアゴスティーニ社のロボット「Robi」の白系パーツ塗装、本日完成となります。

画像はトレーから出したばかりの状態で、最終点検をしながら並べていきます。

ちなみに既に完成してお納めした「水色」、「赤茶」、「黒」のパーツについてはそれぞれのリンク先で紹介しておりますので宜しければどうぞ。また”ロビ”についてはこちらのサイトが判り易いかと思います。

robi16今回のプラスチックパーツは全てABS樹脂で、この樹脂はある程度耐溶剤性もあり、またウレタン塗料(自動車補修用塗料)との相性も良いので比較的塗装には向いています。

塗装の方式は全て2コート塗装で、ベースコートを塗った後に艶消し専用のアクリルポリウレタンクリアー(2:1)でコートしています。

それぞれの色は調色作業を行って作ったのでは無く、後の色ブレを防止する為に色見本帳より近似色を選んで頂きました。使ったカラーデータは以下の通りです。

水色・・・SUZUKI ZF5 ミスティーブルー
白色・・・GM 800J WHITE DIAMOND MIC
赤茶色・・・RAL3009 Oxidrot
黒・・・STANDOX MIX571

robi17そう言えばこちらの記事を見た方が、「ロビってよく転びますよ!?綺麗に塗っても結局傷が付くんじゃ・・・」と心配されていましたが、それも含めてオーナー様は色々検証されたようなので大丈夫なのです。多分今までお納めした部品でも耐久テストとかもやっている筈ですので(笑)。

robi18 ちなみに今回の本塗りで初めて使ったイオンシャワーブローガンですが、今回に限ってはかなり良い結果が出ています。まだ他では使っていない事もあり、また今の季節でも静電気が発生する日はバラつきがありますので、もう少し様子を見てまた報告しようと思います。

robi19 他の塗装屋さんで丁重にお断りされたとの事ですが、艶消し仕上げは磨きが出来ないので面倒と言うか恐怖なんですよ。塗って直ぐに乾くラッカーとは違って、何かしらの理由で塗り直す場合はそれだけで数日をロスしてしまいますので、実は艶有りの仕上げよりも余程デリケートです。

robi20 塗料がSTANDOXになってからは積極的に中研ぎをするようになって、今回の場合は最初にベースコートを2回塗ったら一旦よく乾燥させ、全体を#1200相当のペーパー(実際は布状のアシレックスです)で表面を均して付着したゴミを除去し、その後再度ベースコートを塗ったら続けて艶消しクリアー、と言う方法を取っています。ただそれでも今回は殆どその必要が無かったというくらいのゴミの少なさでした。イオンブローが本当に効いたのでしょうか(以外とまだ疑っているところはありまして)。

robi21 全ての部品は表だけでは無く裏側も塗ってあります。

robi23 ネジ山がある部分にはオーナー様にご用意して頂いたネジを挿し込み、モーターのギアーが挿さる穴とその周りはカットしたシールを貼ってマスキングしてあります。

robi22ご依頼頂いたのは今回の白系パーツで最後となりますが、一応今まで完成したパーツも改めてご案内しますね。

robi41こちらが前回完成した黒系のパーツです。今回と同じく29個ありました。どれも黒を塗って艶消しクリアーを塗ってあります。

robi28こちらがその前の赤茶系パーツです。

robi13そしてこちらが最初にご依頼頂いた水色系のパーツですね。いやはや長い道のりでした・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。費用は既に頂戴しておりますので、後は発送するだけですね。この度は当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

ロボット「Robi」白系パーツ 本塗り

robi6 大変長らくお待たせしました!ディアゴスティーニ社のロボット「Robi」の白系パーツ、本日無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

robi7 今回の白系パーツは全部で29点です。もう奥が霞んでますよ(笑)。

robi8去年の暮れに購入したイオンシャワーブローガンも今回早速使ってみました。静電気を除去する為のダスターガンですね。

robi9 塗装の工程としてはまずプラスチック用プライマーを塗り、ベースコートを塗布します。色はGM社の「WHITE DIAMOND」(カラーコード:800J)なる色で、既存の着色樹脂の色に近い色を選んで頂いております。

ちなみにベースコート単体だと艶消し~半艶の仕上がりになるので、見た目だけであればこれで終了でも構わないのですが、このままだと耐久性は殆どありませんので(ラッカーではありませんが缶スプレーと同程度です)、仕上げを艶消しにするにしてもこの上にクリアーを塗るのが一般的です。クリアーは艶消し専用の物で、通常使っている艶々のクリアーと同じく2液性のアクリルポリウレタンです。自動車外装樹脂パーツの塗膜と同程度の強度とお考え頂いて大丈夫です。

robi10艶消しクリアーを塗装してから少し時間が経った状態です。ここからさらに艶が消えていきます。

robi11 見た目は塗る前と殆ど変わらないのですが、元々のパーツはそれぞれ若干色が違っていたりして、単体だとそんなに目立たないのですが、組み付けてみると同じ白でも色がバラバラに見えてしまうそうなのです。

と言っても製品としてはどれも「同じ色」と言う扱いなので、要はそれをどこまで気にするか(気になるか)なんですけどね。尚、塗装費自体はロビ本体を軽く超えてます(それはもう大変です・・・)。

robi13 その他の水色・赤茶・黒のパーツについては既に納品済みで、今回この白が最後のパーツとなります。最初にお問い合わせを頂いたのは半年前でしたか・・・(笑)。

robi14言わないと判らないと思うのですが、各パーツは裏側もしっかり塗っています。

今回は色を変えている訳では無く、あくまでも「元の状態に近く」と言うのがコンセプトとなっていて、普通に考えれば「どうせなら違う色にすれば」と思うところかも知れませんが、オーナー様としてはオリジナルのデザインを崩さず、細かいディテールの修正や耐久性の向上などに重きを置いたんでしょうね。判ります判ります。

後日熱を入れて完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ロボット(Robi)白系パーツ 下準備

robi2 先日に引き続きロボットRobiの白系パーツの塗装前準備です。とにかくパーツ点数が多く、しかも裏表を同時にしっかり塗れるようにする為のセッティングにかなり時間が掛かります。

robi5各パーツにはM2のネジ穴が空いているので、そこをマスキングする為に同じネジを差込みますが、むしろそのネジのお陰でパーツをしっかり固定出来ますから今回はこれのお陰でかなり助かっています。ちなみにM2のネジは85本ありますが、結構ギリギリでした(笑)。

robi3パーツの一部にはサーボモーターのギアが入る部分があるので、そこの穴も裏表共にマスキングしておきます。

robi4ちなみに先月固定用のクリップを20本追加投入したのですが、足りませんでした・・・(苦)。

まあ前回同様に番線(針金)を補助的に使う事で問題は無かったのですが、まさかクリップを60本近く使うとは思いもしませんでしたよ。ちなみにパーツ点数は前回の黒と同様の29点です。パーツ自体全く違うのに数が同じって、何か凄い偶然のような気が・・・。

オーナー様には一応ご確認のメールを差し上げておりますのでご確認頂ければ幸いです。

では引き続きもう少々お待ち下さいませ!

ロボット「Robi」 白パーツ下準備

robi 大変お待たせしております。ロボット「Robi」の白系パーツも作業着手しておりますのでご安心下さいませ。水色・赤茶・黒のパーツに引き続き、いよいよこれが最後です。

robi1黒のパーツを塗り終わって時間が空いてしまったので各パーツを確認しつつ下地作業を進めています。各パーツの作業についてはオーナー様と事前に打ち合わせ済みで、この様に各パーツ毎に作業内容が一目で判るようにして頂いています。いきなりこれから初めていたら血の気が引いていたかも知れませんが、パーツ点数の少ない水色から徐々に進めて来たので大分慣れました(笑)。

参考までに最初の画像を・・・。

robiパッと見はそんなでも無いのですが、奥にあるビニール袋にそれぞれ40~50個くらいのパーツが入っています。全部合わせると150個くらいだったと思うのですが、その後100個くらいにまで絞って頂きました。それにしても100個ですけどね(恐)。

robi38こちらは黒系のパーツを塗る前の準備段階で、小物と言ってもそのまま置いて塗れるような物でも無く、また御希望されている仕上がり自体は車のボディ(パーツ)を塗るのと変わりありませんから(色々ご指定頂いております)、各パーツは一つずつ固定し、しっかり塗れるように準備しています。

作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!