SUBARU XVハイブリッドテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

xv95先日到着しておりましたスバルXVハイブリッドの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有り難う御座います!

御依頼内容はもう定番になったもので、一応以下に紹介させて頂きますね。

・全体をクリアーレッドに塗装
・テール下部のウィンカー&バックランプ部分はクリアーのままで
・最後に全体に薄くスモーク塗装
・クリアーを耐候性の高いクリスタルクリアーに変更

といった内容となります。参考に前回の完成画像も紹介させて頂きますね。 xv83こんな感じになる予定です。「これと同じ様に」と言う御依頼でしたら【お任せ仕上げコース】で対応可能ですので お気軽に御利用ください。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!

エンブレムの両面テープ作成

carera こちらは業者様より御依頼頂いている案件なので詳細は控えさせて頂きますが、いつも行っている作業の一例としてちょっと紹介させて頂きます。

新品のエンブレムは最初から両面テープが貼ってあるのですが、塗装する際にそれをそのまま活かそうとするとちょっと難しいところがあります。両面テープの側面に塗料が付いてしまい仕上がりが汚くなるからです。

密着剤を使って塗るなら薄膜で済むのでそのまま塗ってもさほど気にならないと思いますが、簡単に剥がれないような下地を作ろうとするとそれなりに色々塗る事になるので、どうしても両面テープの側面が汚くなってしまい、なので私的には殆どの場合この両面テープは貼り直しています。ただしエンブレムの形状が上記のような曲線的な物になるとこれがまた非常に厄介な作業でして・・・。

carera1作業としてはかなりアナログ的な内容で、エンブレム自体を型にしてトレースする方法ですが、エンブレムと両面テープが同じサイズだと横から見えてしまうので両面テープは一回り小さいサイズにしなければなりません。ピッタリ同じだと非常にみっともないのです。ただ経験者なら判ると思いますが、この両面テープをカッターでカットするのはかなり大変です。厚みのある両面テープはカッターでは非常に切りにくく、なので今回もそうですがハサミを多用して切っています。最近のハサミはフッ素コーティングが施された物などがあって糊がくっ付き難いので、カッターよりもカットはし易い筈です。

ちなみにこの作業を行うのは塗装する前で、これを後からやると折角塗ったエンブレムに傷が付いてしまう可能性がありますから先にやっておくのがセオリーとなります。尚、こういった方法を行うのは主に曲面ラインがある物で、例えば「H」のような直線で構成されている物は細くカットした両面テープを小刻みにカットして貼り付けていくだけなのでそんなに手間ではありません。

しかしこのポルシェカレラエンブレム、既存の両面テープを剥がす作業だけでも細い部分が折れるリスクがありますから、出来れば最初から貼ってある物をそのまま活かしたい・・・なんて事を何度も考えたりもしたのですが、どうせ後で後悔するのが目に見えたのでいつも通りに剥がしておきました。折らなくて本当に良かったです(まだ終わっていないので安心するのは早いのですが)。

YAMAHA T-MAXカウル塗装承ってます

DSC_1190bike

 

 

こちらはヤマハT-MAXの外装カウル2点で、手前がABS製の純正部品、奥がFRP製の社外品となります。ちなみにこちらは以前当店で外装一式をオールペンで御依頼頂いた方からの御依頼で、どうやら転倒して破損してしまったとの事で今回割れてしまったパーツと、新たに取り付ける?パーツを御依頼頂きました。いつも御贔屓頂き有り難う御座います!

DSC_1194bike御依頼頂いた部品はどちらも新品なので通常であれば足付け処理だけして塗れますが、奥のFRP製品はちょっと素地の状態が宜しく無いので一旦表面を研磨してサフェーサーで下地を整えてからの塗装となります。現状のデロデロ(と言うか凸凹)した状態を単に削ってもよくなるとは思えないですからね。

ちなみに色は前回同様、日産の純正色「タイタニウムグレー」(カラーコード:KAC)で、こちらはGT-Rにも採用されている色です。配合データから作成している色であれば日数が経っても同じ色が作れますし、別途「調色費」といった費用も発生しませんので、色替え全塗装の時は何かしら配合データがある物(自動車のボディカラー)を採用するのが宜しいかと思います。自動車補修塗装は産業としてちゃんと成り立っていますのでこの辺はしっかり整備されているのです(バイクはかろうじてデータがある物もありますが自転車はほぼ皆無です)。バイクや自転車の補修塗装も産業としてちゃんと成り立てばこの辺がしっかりしてくると思うのですが、殆どの場合で「塗装済みの新品を買った方が安い」となるので商売としては難しいんですよね。むしろそれが狙いなのかも知れませんし。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もごひいき頂き有り難う御座います!(って、今回で六回目くらいでしょうか・・・)。

ロードスターヘッドカバー 下準備

road105 洗浄槽に浸け置きしておいたロードスターのヘッドカバー(カット済み品)が綺麗になったので下準備を行います。見た目はまだ酷いですがとりあえず油は取れたので塗装屋的にようやく触ることが出来ます。

御依頼内容としてはブルー系の結晶塗装で、ただこちらのカット面を面研して光らせる様承っていますので、今回は塗装前にある程度こちらを綺麗にしておきます。塗ってからだと気を遣いますからある程度削っておき見通しを立てておきたいのです。

road106腐食していて判らなかったのですが、かっと面は思った以上に平らでは無く、恐らくはバンドソーとかではなくハンドツールのエアーソーでカットしたのでは?と思う程でした。一旦は削ってみたものの局所的に窪んでいる箇所が多数あったのでベルトサンダー#60で荒削りしなおして多少緩やかになるよう均しておきました。とりあえずこの時点では#120シングルサンダー仕上げまでで一旦完了とします。

road107各部の穴と裏面をマスキングしたらサンドブラストを掛けます。洗浄して汚れが落ちて気が付きましたが凹み文字の部分は赤かったのですね。全く判りませんでした・・・。

road108そしてこんな感じでブラスト作業完了です。

ただ本塗りの予定としてはまだ少し先になりますので(歳が明けてからになるかもです)、とりあえずはこの状態で、塗れるタイミングが来ましたら燐酸処理から続きを行う予定です。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スイフト樹脂製ヘッドカバー結晶塗装 完成

swift5.jpg26 こちらもお待たせしました!スズキスイフト用のプラスチック製ヘッドカバー、結晶塗装の赤で完成となります。こちらは鮮やかなイタリアンレッドの方ですね。

swift5.jpg27 樹脂製のヘッドカバーは今回に限らず今までも何個か塗っています。その後の経過を報告して頂いた時には特に問題は無かったようなのである程度の熱までなら大丈夫だと思います。まあそもそも温度が高いところの部品ですから熱で変形したらマズイですよね。

元の状態も紹介致します。swift17どうやら通常はエアークリーナーがあってこのヘッドカバーは見えない ようなのですが、今回エアークリーナーを変更したとのことでこれが見えるようになって塗装に至ったようです。

swift5.jpg28赤はパッと見が目立ちますからエンジンルームも華やかになりそうです。無骨な黒も格好良さそうですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!