スバルエンブレム塗装(フルVer) 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバル純正エンブレムの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

  元々はいつものように青いプレートとメッキの枠で構成されていたエンブレムですが、

裏側から青い被膜を削り落しキャンディーレッドに、

表側からはスモークを塗り、枠も塗装するというフルバージョンとなります。

尚、装飾クロムメッキが施された枠はそのまま上塗りを行っても十分に密着しませんので、通常の塗膜と同様の密着性が得られる下地処理を行ってからの上塗りとなります。密着剤の類は一切使っていませんし、フェザーエッジも出せます(密着剤での塗装だと不可能な事で、昔私がメッキに塗った物を後に知り合いの塗装屋さんが修理する事があって下地を見て驚いていました)。

 クリアーはどちらも高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

底のキャンディーレッドと表側のスモークには隙間(距離)があるので、見る角度によって色味(スモークの濃さ)が大きく変わるのが特徴です。

最初は裏側から削るとメッキとアクリル樹脂との断面で層間剝離が起きるのでは?と思っていましたが、予想以上にガッチリくっ付いているので全く問題ない事が判りました。塗料(溶剤)をウェットに乗せても全く大丈夫です(塗装屋さんとしてはそこが気になる所ですよね)。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 裏側の両面テープも元のように戻しておきましたので、そのままワンタッチで車体に貼れるようになっています。

実物は凄い奥行き感と色の深みを感じられます。これはヤバイかも知れません・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度は当店をご利用いただき誠に有難うございました!

スカイライン用ブレンボキャリパー 本塗り

 先日お預かりしておりましたBNR32純正フロント、BNR34後期純正のブレンボキャリパーです。その後ブレーキ屋さんにてオーバーホール&サンドブラスト処理を行って頂き戻って来ました。

オーバーホール作業途中の画像も送って頂きました。元々着いていたシールも良好で、程度の良いキャリパーとの事です。

先ほどの状態から直ぐに塗装も出来ますが(元々はそうしていました)、塗りあがった時に極力艶が出るよう平面をダブルアクションダンサー#120~#180で、パッドが当たらない部分は#240を手で研磨します。

  ただフロントキャリパーは正面の目立つ部分に打痕が多く見られたので、

 一旦エポキシプライマーサーフェサーを塗っておくことにしました。

サフェはそれ自体で肌が荒れるので、砥げない部分(激しく研ぎ難い部分)への付着は避け、目立つ表面のみに留めます。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきます。

完全硬化後、#400→#500相当(アシレックススカイ)→#800相当(アシレックスレモン)で空研ぎをします。

 その後よく脱脂清掃し、本塗り準備完了です。

まずは全体にプライマーを塗ります。

その後塗膜の厚みを着けたくない部分(シャフト挿入部や躯体固定ボルト部)にベースコートの黒を塗ります。

ベースコートの黒が乾燥したらマスキングを行います。

円形のマスキングシートは各サイズを用意していて、丁度良いサイズの物を直ぐに使えるようにしています。綺麗に仕上げるコツはピッタリでは無く、0.5mm~1mmくらい食み出る感じですね。

 そしてベースコートを塗布します。

色は既存の塗膜を剥離をする前に作っておいたBNR34純正ブレンボのゴールドをイメージした色で、

配合データも残しておいたので今後全く同じ色での再現も可能です。また念のため二種類用意しておきました(今回は元々使用済みのキャリパーで色が変色している可能性があった為)。

ベースコートが乾燥したらロゴ入れを行います。リヤは横幅40mmとなります。

フロントは横幅80mmです。

元の位置を確認してマスキングシートを貼り、

 ベースコートの赤(フェラーリロッソコルサ:300)を塗布します。

ロゴ入れの塗装が終わったら、

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

予定より少し早いのですが、ブレーキ屋さんからの作業が終わって戻って来てしまったので先行して塗らせて頂いています。

ボルト取り付け面のマスキングは二回目のクリアー塗装直後に全部剥がしています。

当店は「業販価格」と言う設定が無いので業者様からのご依頼は比較的少ないのですが(他店と比較されてしまうと割高になってしまう為)、「それでも」と言うショップさんからは頻繁にご贔屓頂いていて、当店で塗装したキャリパーはサーキットでタイムアタックをするような車両に使っていても全く問題無いとお墨付きを頂いています。現在も1セットお預かり中で、出来上がり次第そちらも施工例などで紹介をさせて頂こうと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせていただきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ネックレスパーツ補修塗装 完成

 先日本塗りを終えていたネックレスのパーツ、樹脂製の象のフィギアです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

金具を取り付けて完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々白い被膜が塗られていたのですが、密着していなくボロボロと剥がれて来ていました。多分濃いめの色の服だと白いカスが着いて目立ってしまっていたのではないでしょうか。

 元々あった被膜は全て除去し、新たに近似色の白で塗り直しています。

「足付け処理→プラスチックプライマー→ベースコート白→トップコート艶消しクリアー」としていますので、今回は今までのようにポロポロと剥がれるような事は無いと思います。

 塗膜強度の目安としては、自動車ボディの塗装と同等と考えて頂いて大丈夫です。

各画像はサイズの縮小以外は未加工です。

こういったアクセサリー塗装のお問合せも結構あるのですが、大抵の場合で商品の金額(新品の値段)より塗装費の方が上回ってしまう為(しかも数倍に)、今回のようにご依頼に至るケースが至極稀だったりします。オーナー様にとっては余程大切な物だったのではないでしょうか。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

RX-7 FC3Sテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたマツダRX-7(FC3S)の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装で、バックランプ部(画像手前のクリアーレンズ部)にはスモークは塗らず、それ以外の部分にスモークを、最後に全体にクリアーでコーティングします。

フチの黒い部分や下側にあるリフレクターレンズ部も一緒にスモークに塗ります。

濃度については以前施工したエクシーガテールランプの濃さでご指定を頂いておりますのでそちらを紹介いたします。

この時は「標準濃度」としておりますが、現在では「標準濃度と濃いめの中間」くらいに位置する濃さとなります。これを撮影した時はノートパソコンの画面が明るめに設定されていたので実物より明るく見えていました。現在は一般的なディスプレイ(iPhone等)で見た時の濃さで調整しております。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

バイク用ブレンボキャリパー マスク型作製

 先日お預かりしておりましたバイク用のブレンボレーシングキャリパー一式です。

現状フロントキャリパーの一個の凹み文字部に黒くマジックで塗られた跡があったのでまずはそちらを除去します。

シンナーを使って掃除しましたが、どうやらここだけ黒アルマイトの掛かり方が弱いと言うか、素地が荒れたような状態になっています。元の塗料成分が残ったまま素地調整が行われたのでしょうか。

リヤキャリパーは以前作製したデータがあったので、まずはそちらを使って合わせてみます。

ピッタリではありませんが、マスキング用として使うには十分な感じです。

 こちらは分割された反対側です。こちらも普通なら使えそうですが、今回はサンドブラストで使うと言う事でここからデータを修正していきます。

 そしてフロントキャリパーです。

こちらは一部で彫りが浅い箇所と、なんとプレスラインに差し掛かっている!と言う事で、普通にマスキングシートを貼ってもコシが強くて反発=剥がれてしまいますから、今回はいつもと違う方法で行います。

まずは基本となる輪郭のデータ化からです。ここはいつもの通り石刷りの方法でロゴの形を紙に写し、

それを剥がしてスキャナーでぱPCに読み込みます。

それを基にベクトルデータを作製します。以前使ったデータを応用出来るのではと思っていましたが、良くみると全然形が違うので一から作る事にしました。

何度かの修正を行い、大体良い感じになりました。

今回は色々考えたのですが、まず両面テープを貼り、その上にマスキングシート(PP製)を重ねるのが良いと判断しました。

基本的にはサンドブラストのマスキングにはこの緑色のマスキングシート一枚だけで大丈夫ですが、それだと粘着力が足りないので、それの補強&厚みを確保する為に間に両面テープを入れるという作戦です。ほぼ一か月間毎日考えてこれが良いと判断しました。

ただしその場合普通のカッティングプロッターでは切れないので、レーザー加工機を使ってカットします。カッターの刃で切るのと違ってレーザーが当たった箇所は消失してしまう為、その分を考えてデータを修正&テストカットを何度も繰り返しました。少しでも食み出たらアウト(アルマイト処理屋さんでのやり直し)な為、どんなトラブルが起きても100%上手くいくようシュミレーションを行いました(お陰で胃が・・・)。

カットデータが出来たら接着面をよく脱脂し、シールを石鹸水に濡らして位置を合わせます。

各パーツへのマスキングが終わったらそのまま自然乾燥させる為に一日置きます。

そして翌日、曲がって浮いている部分を指で押さえてピッタリ貼れた事を確認します。現時点では素晴らしく良い感触でした。

さらに一日寝かしてマスキングシートが浮いていない事を確認し、周りを養生していきます。まずはマスキングテープで糊が残らないようにします。

 その後補強の為にガムテープを貼ります。

これでサンドブラスト作業の準備が完了です。さらに一日寝かしてマスキングシートが浮いたりしないかを確認しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!