RB26→RB28タイミングベルトカバー サフェ入れ

先日「8」の凸文字加工を行っておいたスカイラインGT-R RB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて8の周りに筆挿ししておいたエポキシプライマー(サーフェサー)を硬化させ、研磨足付け処理を行っておきました。

このパーツはクランク角センサーを取り付ける穴の周りが腐食し易く、それが裏側にまで広がっているので、中古部品の場合は裏側の再塗装も必要となります(と言うより新品の塗装も良く無いので、長く良い状態を保つには裏側の再塗装も必須かと思います)。

まずは裏側にプライマーを塗布します。

続けて表側にも塗布します。プライマーはその名の通り一番最初に塗る塗料で、被塗物と塗膜の密着と、防錆の役割があります。

続けてサーフェサーを塗布します。サフェは一般的に「プライマーサフェーサー」=プラサフと呼ばれていますが、エポキシ系でない限りそれ単体では密着性・防錆力は低いので、先にプライマーを塗る必要があります。もしくは「必要無い」と考えればプライマーの塗布は不用だったりするのですが(実際最初に勤めていたディーラー内製工場では直接サフェを塗っていました)、出来るだけ長く問題の起きない塗膜を作ろうとするとプライマー単体での塗布は必要かと思っています(そもそも塗料メーカーのマニュアルにはちゃんと書いてある筈です)。

サーフェサーの役割は「充填」で、これにより傷や段差を埋めたり、細かいラインの形成を行ったりします。なのでかなり厚めに塗っておきます(ウェットで5コート程)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!