メルセデスベンツW124ヘッドカバー下準備②

先日裏側にプライマーを塗っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。

素材はアルミなので通常使うプライマーでも問題無いのですが、

今回はオーナー様の御希望により、耐蝕性の高いエポキシプライマーを使った重防錆仕様となります。

ビスフェノールA型エポキシ樹脂は耐蝕性が高いのが特長ですが一つ弱点があって、

それは耐候性が低いという点となります。

これは漆も同様で、主成分であるウルシオールは非常に強靭で安定した被膜が作れるので1000年以上前の遺跡から当時の漆紙文書が発見されたりするのですが、紫外線はこのウルシオールの分子結合を断ち切ってしまう為、直射日光(紫外線)に当たると急激に劣化してしまいます。

なのでこれの上に耐候性の高い樹脂=上塗りを行う事にって紫外線を遮断し、塗膜全体を強固な物とします。屋外に出しっぱなしの自動車がそう簡単に錆たりしないのは、これら下塗り・中塗り・上塗りがそれぞれの役目を果たしているからですね。

続けて結晶塗装を行わない箇所にベースコートの黒を塗布します。

プラスチックのプラグカバーが被さる箇所と、ボルトが当たる面にも結晶塗装は塗らないようにします。

これらの箇所は事前にオーナー様と打ち合わせをしていますが、数か月前の事となると記憶から殆ど無くなってしまうので、その時に作成したイメージイラストや記事を見ながら作業を行います。

深い溝は中々奥まで塗料が届かないので口径0.5mmのエアーブラシを使って空気の巻き返しを抑えるよう低圧で、ガン距離を近づけて塗るようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

GRBインプレッサ テールレンズ割れ修理②

先日割れたレンズ部を修理しておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。

接着剤を塗った箇所には細かい巣穴があると思われましたので、サーフェサーの代わりにクリアーを下塗りしておく事にしました。

尚、元々塗られている赤は大分褪色していて、これはレンズ裏側となります。なので表側はアクリル樹脂素地そのままとなりますので、何かしらを塗る際にはプラスチックプライマーの塗布が必須となります(アクリル樹脂=PMMAはそれ専用の接着剤以外はプライマーの塗装が必須です)。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら全体にプラスチックプライマーを塗布し、トップコート=クリアーを2コート塗りました。

クリアーは常温と湿度で硬化するタイプのスタンドックスVOCエクストリームプラスを使用しました。これならば通常の60℃40分程の熱を入れなくても、今の時期なら室温(30℃湿度70%くらい)で一時間程おけば研ぎ作業も可能です。

接着剤を塗った箇所は巣穴も無く綺麗に仕上がっていました。

割れた跡はそのまま残りますが、この後の塗装=透過性の赤でかなり目立たなくなるかと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズパーツ一式です。


・スバルGRBインプレッサテールランプ塗装承ってます

・クロスカブテールレンズ塗装承ってます

・クロスカブウィンカー塗装承ってます

・ジムニーシエラテールランプ塗装承ってます

・ホンダCB1300テールランプ塗装承ってます


クロスカブのテールランプはレンズ単体のタイプなのでこのままマスキングをすると光が透過せず、塗装時にスモークの濃さが判りませんから、

仮想反射板という感じで内側に反射フィルムを貼っておきます。

レンズを通った光が中のフィルムに反射してレンズの色味(濃さ)が判るようになります。その後は通常通り養生紙(マスキングテープ)を貼って塗料が着かないようにします。

GRBインプレッサのレンズは先日割れた箇所を修理しているので、先にこちらにクリアーを下塗りしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

GRBインプレッサ テールレンズ割れ修理

先日お預かりしておりましたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。

こちらのテールランプはレンズの一部に亀裂が入っていて、今回はこちらの修理も承っています。

粉っぽい作業になるので先に裏側をマスキングしておきます。

ひび割れた箇所をリューターでV字型に彫るようにして削ります。

レンズの厚みの半分くらいまで彫ったら#120の手研ぎで表面を均し、しっかり脱脂清掃→プラスチックプライマーを塗布します。

割れた箇所を広げるようにしてしっかり隙間に接着剤を浸透させ、専用のライトを当てて硬化させます。

続けてV字に彫った部分を埋めるようにして接着剤を盛り、再び光を照射して硬化させます。

その後#180→#240の空研ぎでライン出しを行い、#320→#400でペーパー目を均し、最後にその周りを#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行います。割れた跡は残りますが、この後この部分は赤く塗るので大分目立たなくなるかと思います。

尚細かい巣穴は残っていますので、本塗りの前に部分的にクリアーを塗って下地を整えておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー塗装 完成

大変お待たせしました!先日鍵本体の本塗りを行っていたフェラーリ430リモコンキーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

表と裏のカバーパネルにフェラーリ純正色の「ロッソコルサ」(カラーコード:300)を、

鍵本体は艶消し黒の塗装を施しました。

カバーパネルのクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

中の電池は新しい物に交換しておきました(こちらは無料サービスにて承っています)。

鍵本体はスタンドックスベースコート原色の黒=MIX571に、

艶消しクリアー(同社K9150)のトップコートを行った2コート仕様となります。

いずれも自動車ボディの塗膜と同様の物となります。

キーリングに金属の物を使うとそれのエッジが引っ掛かった際に塗膜を傷つけてしまう恐れがあるので、切れにくい紐(マイクロコード等)がお勧めです。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後オーナー様からは「先ほど鍵を受け取りました。 大満足の仕上がりです! ありがとうございました!」とのお言葉も頂戴しました。こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!