メガネチタンフレーム塗装 完成

titan27 大変長らくお待たせしました!OGURAのチタン製メガネフレーム塗装、本日完成となります。先ほど無事組み付け完了致しました。

titan34ちなみにどうやっても座金(ワッシャー)が入らないと思っていたらフチが磨耗で盛り上がっていたようです。これじゃ入らないですよね・・・。なので新しい物に交換しておきました。

titan30 それにしてもレンズが厚い!です。私も近眼ですがせいぜいこれの3分の1程度ですよ。

最初の状態も紹介しますね。

ogura1元の色は少しくすんだブルーシルバーで、また素地の調整が甘かった為か塗装がペリペリと剥がれていた状態でした。

titan29 今回の塗装では素地調整としてサンドブラスト処理を行いプライマーも塗っているので今までのように剥がれたりはしないと思います。

titan32 色は恐らくオーナー様が乗られている車と同色で(違っていたらすいません・・・)、青い方がBMWの純正色「アヴスブルーメタリック」(カラーコード:276)で、黒の部分が同じくBMWの「DIAMOND BLACK」(カラーコード:181)となっています。画像だとどちらも色味が明るいですが実際にはもう少し落ち着いた暗い色味になっています。

titan33 蝶番の部分はフロントフレームとサイドフレームが組み合わさる構造だったのでその面の塗装はカッターで削り落としています(じゃないと入りませんでして)。

titan28ちなみに鼻当てについては新しい物に交換するので取り付けなくて良いとの事でしたが、ネジの入りとかも確認しておきたかったので一応元の通りにしておきました。

また耳に掛かる部分にはプラスチック製のパーツが挿さるのでそこは塗装せず金属素地のままにしておきました。チタンなので酸化は殆どしませんから問題無いと思います(と言うか元々そこも剥がれていたのが汚くてそうなるのなら、と言う事です)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

カローラワゴンテールランプ塗装承ってます

corolla14先日到着しておりましたカローラワゴン用の社外品クリアーテールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としては、画像の下側にある一番左の写真のようにブレーキランプ部分のみをレッドキャンディーに、そして全体にクリアー(クリスタルクリアー)塗装で承っています。尚、レッドキャンディーについては「出来るだけ濃く」とのご指定も承っていますのでそちらで対応させて頂きます(【お任せコース】では不可ですが、【標準コース】であればこういった細かいご指定も対応可能です)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Ferrari 512TR

512tr12 以前ご依頼頂いた案件で、作業内容と画像を纏めて再編集して紹介しています。

こちらはフェラーリ512TRのエンジンパーツ一式で、いつもの通り既存の塗装は経年劣化で剥がれてしまっているのでそれらを元のように再塗装で御依頼承りました。

512tr11 オイルやカーボン汚れはアルカリ洗浄液に一週間程度浸け置きして洗浄します。

512tr10 その後は廃棄するシンナーを貯めた溶剤槽に週間程度浸け置きし塗装を剝がします。ただこれは剥離剤のように強力では無いので簡単に剥がれてはくれず、なので途中でスクレーパーやワイヤーブラシを使って剥離の進行を補います。剥離剤は使い捨てですが、シンナーだと揮発して無くなるまで使い続けられるのでリサイクルと言う点ではとても優れているのです。

512tr13 仕上げはサンドブラスト処理、リン酸処理を行います。

512tr8 各部をマスキングします。サージタンクは2トーンカラーなのでグレーシルバーとレッドをそれぞれ二回に分けて塗装を行います。

512tr7 インマニは裏側まで塗れるように台に固定して塗装しています。

512tr9そして最初にプライマーを塗布します。新車時の塗膜が経年劣化で剥がれてしまう一番の原因は恐らくこのプライマーが塗られていない為です。

512tr2 結晶塗装完了後、凸部を面研して光らせます。

512tr4 鮮やかなイタリアンレッドの結晶塗装となります。

512tr3 こちらはグレーシルバーと赤の結晶塗装の2トーンカラーです。

512trインマニの方はそのままに見えますがこちらもグレーシルバーの結晶塗装で塗られています。

今度の塗膜は素地調整からプライマーの塗装まで行われているので新車時の塗膜よりも長持ちする筈です。

BMW「X6」M メッキエンブレム 本塗り(フチ)

bmm472 先日本塗りを終えていたBMW X6のMのメッキエンブレムです。塗膜が完全硬化したので最後の仕上げとしてフチ周りを艶消し黒で塗装です。

ちなみに当初の予定としては「本塗りを終えてから24時間以内は足付けしないで塗装が可能」と言う塗料の特徴を活かし(塗料全般の事では無くSTANDOXのマニュアルにそう書いてあります)、その時間内に足付け処理無しに本塗りを・・・と考えていたのですが、何か嫌な予感がしたので止めました。なのでしっかり足付け処理をして挑んでいます。

bmm473 塗装の仕方は色々と考えたのですが、マスキングに拘ったやり方でやっても上手く行くイメージが湧かなかった為、結局「マスキング+α」の作業で対応する事にしました。

塗装の方法としてはエンブレムの表面に50mm幅のマスキングテープを貼り、ベースコートの黒に硬化剤を5%混合し、後は塗るだけです。

bmm474 ただし当然ですがこれだけだととても残念な仕上がりになるので、塗料が乾く(硬化する)前にここを拭いて綺麗に整えます。

bmm475スタンドックスのベースコートは、完全に乾く前であれば(シンナーでは無く)低溶解なシリコンオフでも拭き取る事が出来ます。ただシリコンオフでは溶けるのでは無く拭くだけなのでそう簡単に綺麗に仕上がる訳では無く、結果「拭く→塗り直す→拭く」を綺麗になるまで数回繰り返します。大体3回~5回くらいですかね(軽く言いましたが結構大変です)。

bmm476 ちなみに使う綿棒は一般的な物と模型用?の先端が超極細タイプの物を使います。

bmm477 一応溶剤を扱うので作業は一階で、ただかなりの長丁場になったので(5時間くらい掛かりました・・・)、作業中はこんな感じで地べたに座って作業しています。め、目が・・・(笑)。

bmm478と言う訳でこんな感じで塗装完了です。後は後日熱を掛けて数日寝かせば完成となります。

しかし当初は「フチを黒?」と思っていましたが(いや、すいません・・・)、なるほど確かにこれは面白い表現方法です。2次元的に輪郭を付けたり影を描いたりするロゴは見ますが、こういうのは初めてみました(と言うかやりました)。途中「やっぱり断れば・・・」なんて何回か頭を過ぎりましたが(笑)、引き受けて良かったと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装承ってます

road217 先日お預かりしましたマツダロードスターのヘッドカバーです。「渋い赤」の結晶塗装でご依頼承りました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

road218状態としては年式相応で余り宜しく無く、ただ強力な直圧サンドブラストを行う程でも無いので今回は軽めのブラストという事でそちらも当店で行う事にしました。尚、リン酸処理も併用します。

「渋い赤」については以前の施工例がありますので紹介させて頂きますね。

s203通常ここまでドス黒くはしないのですが、この時は見本の写真を一緒に送って頂いたのでそれに合わせて色を調整しました。日産系の赤い結晶塗装は彩度と明度が低いのが特徴ですね。

尚、画像の右下にあるコンセントカバーがフェラーリのヘッドカバーに使っている「鮮やかな赤」の結晶塗装です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!